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高城丈二

2017-08-26 02:38:53 | 映画
Pro-Fighter [1969], Episode 3 [1/6]


昔、高城丈二という俳優がいました。
私には俳優という印象が強いのですが、
彼は元々は歌手から俳優へと転向した人です。

動画は「プロファイター」というテレビドラマの一コマで、
6分28秒から、彼が唄うシーンがありますが、
端正ないい声をした歌手でした。
この当時の高城丈二は33歳くらいです。



高城丈二は、1936年(昭和11年)生まれ。
現在の年齢は81歳。
しかし、その生死ははっきりしません。

私が最も印象に残っているテレビドラマは、
1964~1965年にかけて放映された、
「悪魔のような素敵なやつ」というドラマでした。
その頃の高城はまだ20代後半だったのですが、
何故かもっと老けていた印象が残っています。

それに共演していた俳優で印象に残っているのが、太宰久雄。
あの「寅さんシリーズ」で(タコ社長)をやっていた方です。

「悪魔のような素敵なやつ」で彼が演じていたのは、
紋蝶四郎(もん、ちょうしろう)という役名でした。
それを太宰久雄が「あ、モンシロチョウだ」と言い、
高城が「ばか、紋蝶四郎だ」というのを、よく覚えています。



高城が人気絶頂だったのは、20代後半から30代までで、
その頃、よく共演していた俳優の中丸忠雄によると、
(とても不遜な態度)だったらしいです。
つまり(エラソー)にしていたんでしょうね。
共演者、スタッフからは悪い印象を持たれていた様です。

1979年頃(43歳)くらいか・・?
何かの病気を患い、輸血をしますが、
その輸血から肝炎を発症し、闘病生活を余儀なくされ、
それ以降、自ら俳優業を引退し実業家に転じます。
実業家といっても、それが何なのかは分かりませんが。
高城丈二は、大病を患ってからは腰の低い優しい性格になっていたそうです。

芸能界引退後はテレビの出演依頼や、
マスコミの取材などに一切応じず、そのまま姿を消してしまいました。

今から30年くらい前だったか、
私は宇都宮にいる友人を訪ねてJRの宇都宮駅に降り立ちました。
プラットホームで何気に後ろを振り返ると、
そこに居たのが高城丈二だったのです。

その当時の高城は、多分50歳くらいか?
それに比べると若くて綺麗な女性と一緒でした。
その女性が誰なのかは知るすべもありませんが、
奥様だったのかも知れません。

あれから30年。
高城丈二は、生きているのか?
分かりません。

私には「悪魔のような素敵なやつ」の、
生きのいい若き日の高城丈二が、何故か忘れられない。






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