河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

残念、39度8分だった

2017-02-11 05:36:35 | 日記
飛騨高山の雪景色を撮りたいと出かけていったのは、20代半ばでした。

新横浜から新幹線で名古屋経由で行きました。
高山本線は岐阜から富山までですが、
私は岐阜で電車を乗り換えた記憶がありません。
調べたら、名古屋で一回乗り換えるとそのまま高山本線に乗り入れるのですね。
岐阜駅で進行方向が前後逆になって進行するのです。

初めて行く場所というのは、実に興奮するものです。
高山市内の観光ルートにある古い民宿に宿を取りました。
その頃はまだ観光客も立て込んでいなく、
私は全くの出たとこ勝負での宿泊でした。
飛騨地方の名物に朴葉(ほうば)味噌という郷土料理があり、
何となく押しつけがましく食べさせられましたが、
あまり美味しいとは言えず、はっきり言って辟易しました。



翌日も近くの民宿に泊まったのですが、
そこでも恩着せがましく朴葉味噌が出てきて、食傷気味。

さて、高山の雪景色ですが・・・





私は大体こんな写真をイメージして行ったのです。
2泊目に待望の雪が降り始めました。
民宿に泊まる私の心はもう、はやりにはやって夜明けが待ちきれません。
時々灯りを点けては腕時計で時間ばかりを見ていました。
もう我慢が出来ず、
布団を抜け出して行動を起こしたのは、まだ午前4時くらいだったか・・・

表に出ると、予想通りに雪がありました。
私は嬉しくなってシャッターを切りまくり・・たかったのですが、
ダメ・・だってまだ表は真っ暗な真夜中なのでした。
それでも諦められずに真っ暗な雪景色の中をしばし歩き回りました。

しかし、その内に身体が冷え切ってしまい、ガタガタと胴震いがします。
仕方なく、一旦宿に戻り、すぐに風呂で冷え切った身体を温めました。
やっと身体が温まり胴震いも収まりました。

しばらくは観たくもないテレビなどで時間を潰し、
再び出陣と相成りました。
まだ薄暗いとはいえ、写真を撮れなくはない明るさ。
しかし、イメージした状態にはまだなっていません。



こんなのが撮れるかと期待感は強烈にあったんですが・・・
でも、身体はやっぱり寒くて寒くてガタガタと震えながら写真を撮っていました。
私のイメージは「人の居ない高山冬景色」だったので、
朝早くには撮影をやめて宿に戻りました。
そこでも、まずは風呂。
そして朝食を摂り、その後もしばらくは写真を撮ったのです。

でも「寒い」という感覚はいつまで経っても残っていました。
名古屋に着いたのは昼頃だったので、
9時頃には宿を引き払ったのだと思います。

新幹線に乗り換える為に名古屋駅構内を歩いていると、
な~んか身体が変。
それでも横浜の家に着いたのですが、
その頃になると、も~身体が(変)だらけ。
アレッって思いベッドに横になり熱を測ったら・・・



39,8度!(チョッと写真とは違うけど)

アッレ~ッ!・・・
俺、完全に風邪ひいてるじゃんか。
で、それから2日間は完全にダウンしてました。
俺が医者なんか行く訳ないじゃんか・・

しかしだね~、
今にして思うと、あと0,2度あれば、憧れの40度だったのに・・
そ~なんです、だって人間、体温が40度なんてまず無いからね~。

もう一回やろうかな~?
憧れの40度の世界をさ迷うなんて、カッコイイじゃんかね~。(バ~カ)


コメント (4)
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