定年後のパソコン生活

ボケ防止もかねて新たなパソコン活用にチャレンジ中。パソコンで実際に体験したことを主体に記述。

BSアンテナを理解しよう(1)

2009-03-05 17:36:38 | 地デジ対策
 BSアンテナを寝室の窓の手すりに取り付けたいのだが、この位置だと電波が2階の屋根の軒先にかかっているようだ。もう少し正確に方位を検証することができないだろうか?

 放送衛星の方位を検証する方法を探っていたら、既設のアンテナの説明書が出てきた。これで少し勉強をすることにした。先ずアンテナの構造だが、下図のようになっている。

  
 アンテナの楕円形のお椀の部分が反射鏡で、衛星からの電波をここで反射させてフィードホンに集める。BS放送の電波は非常に微弱なため、フィードホン部分にあるBSコンバーターで増幅してBSケーブルを介してBSチューナ/TVに送られる。

 BSコンバーターの増幅回路を働かせるために、DC15ボルトの直流を供給してやる必要がある。DC15ボルトはBSチューナやTVなどからBSケーブルを介して供給される。この点が地上波とは異なるところである。

 次に放送衛星の方向にアンテナを向ける方法を見てみる。放送衛星は赤道上高度約3万6000kmの軌道を地球の自転と同期して回るため、地上 からは静止しているように見える。この放送衛星は東経110度の位置にある。概ねインドネシアのボルネオ島の上空になる。

 九州から北海道は東経135~145度に位置する。従って日本から東経110度の衛星を見ると、真南よりも西より、つまり午後2時ごろの太陽の位置となる。放送衛星の位置をより正確に捉えるには、『仰角』と『方位角』を用いる。下図はアンテナの説明書に書かれていた『仰角』と『方位角』の図である。


 放送衛星は高度約3万6000kmに位置するので、地上からだと空の方を仰ぎ見ることになる。これが仰角で、水平方向に対する角度で表される。方位角は、北を0度とした時計回りの角度で方位を表すもの。南は方位180度であり、西は方位270度となる。

 BSアンテナを設置する場所が地球上の何処にあるかによって『仰角』と『方位角』が決まるのだが、この続きは次回に。


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