これまでは地デジアンテナを設置した場合のホーム共聴についてであったが、ケーブルTV(CATV)とBSなどのホーム共聴はどうなるのか?
パススルー方式のケーブルTV(CATV)の場合であれば、BSなどとのホーム共聴は特に問題はない。ただし、一つだけ注意が必要。それはCATVでi-netをしている場合である。
先ずCATVの使用周波数帯を説明する。CATVは、家庭内のTVアンテナケーブルにおいては10Mhz~770Mhzの周波数帯を使用する(下図)。
その内90~600Mhz部分をTVで使用し、残りの部分をインターネットで使用する。10~60Mhz部分はインターネットの上りで、600~770Mhz部分は下りで使用する。つまり、TV部分分やインターネット下り部分はどちらも“下り”であるので、CATVで特異なところは“10~60Mhzの上り部分”となる。
そこで、CATV会社が提供するインターネット接続を利用する場合は、10~60Mhz部分の“上り”を考慮してホーム共聴システムを構築する必要がある。その場合、自分で構築するよりもCATV会社に頼む方が良いだろう。何故かといえば、技術面で安心できるだけでなく、分配器、混合・分波器やブースターなどの機材を無償でCATV会社が提供してくれるからである。CATV会社によっては全て無償とはならない可能性もあるので、事前にCATV会社に確認をしてみると良いだろう。
インターネット接続をCATV会社以外で行っているのであれば、以前に示したホーム共聴におけるVHF/UHFアンテナに代えてCATVを接続してやれば良い。
序でながら、CATVのチャンネルについて説明しておこう。
・パススルー方式のCATVの場合、地上放送のVHF帯(アナログ放送)および地上放送の
UHF帯(アナログとデジタルが混在)の放送は、そのままCATV回線に送り出される。
ただし、UHF帯の一部の放送はCATVでは別チャンネルになっていることがある。
・現状でTV地上放送に使用されていない部分(108~170Mhz、および222~470Mhz)は
CATVの専用チャンネルとなっている。CATV専用チャンネルは、CATV会社から提供される
セットトップボックス(STB)で受信する。
CATV経由でもBS放送を観ることができるのだが、BS-IF周波数帯が高周波のため地上放送のようにパススルーという訳には行かない。そこで、BS放送はCATV専用CHなどに割り当てられており、それをSTBで受信することになる。
パススルー方式のケーブルTV(CATV)の場合であれば、BSなどとのホーム共聴は特に問題はない。ただし、一つだけ注意が必要。それはCATVでi-netをしている場合である。
先ずCATVの使用周波数帯を説明する。CATVは、家庭内のTVアンテナケーブルにおいては10Mhz~770Mhzの周波数帯を使用する(下図)。
その内90~600Mhz部分をTVで使用し、残りの部分をインターネットで使用する。10~60Mhz部分はインターネットの上りで、600~770Mhz部分は下りで使用する。つまり、TV部分分やインターネット下り部分はどちらも“下り”であるので、CATVで特異なところは“10~60Mhzの上り部分”となる。
そこで、CATV会社が提供するインターネット接続を利用する場合は、10~60Mhz部分の“上り”を考慮してホーム共聴システムを構築する必要がある。その場合、自分で構築するよりもCATV会社に頼む方が良いだろう。何故かといえば、技術面で安心できるだけでなく、分配器、混合・分波器やブースターなどの機材を無償でCATV会社が提供してくれるからである。CATV会社によっては全て無償とはならない可能性もあるので、事前にCATV会社に確認をしてみると良いだろう。
インターネット接続をCATV会社以外で行っているのであれば、以前に示したホーム共聴におけるVHF/UHFアンテナに代えてCATVを接続してやれば良い。
序でながら、CATVのチャンネルについて説明しておこう。
・パススルー方式のCATVの場合、地上放送のVHF帯(アナログ放送)および地上放送の
UHF帯(アナログとデジタルが混在)の放送は、そのままCATV回線に送り出される。
ただし、UHF帯の一部の放送はCATVでは別チャンネルになっていることがある。
・現状でTV地上放送に使用されていない部分(108~170Mhz、および222~470Mhz)は
CATVの専用チャンネルとなっている。CATV専用チャンネルは、CATV会社から提供される
セットトップボックス(STB)で受信する。
CATV経由でもBS放送を観ることができるのだが、BS-IF周波数帯が高周波のため地上放送のようにパススルーという訳には行かない。そこで、BS放送はCATV専用CHなどに割り当てられており、それをSTBで受信することになる。