取りあえず

旅・ガーデニングなどを少々

河津(伊豆) 河津桜−4

2006-02-14 17:29:31 | ぶらり旅
"河津一早い桜"


地元の方のアドバイスから、"河津一早い桜"を見に、いま来た道を戻り豊泉橋を左折し河津町役場の敷地の中からコンビニがある町道へ。しかしなかなか、その道が見つからない(後で分かったことでしたが、町役場の敷地を通らずに、真っ直ぐ行けばすぐでした)。

やっと町道らしき道に。でも、しばらく歩くもお店が無い。いたるところに柑橘がたくさん実っている。そしてたくさん落ちている。もったいない。

道を尋ねようと思っても歩いている人がいない。不安になりながら、もう少し進むとコンビニ発見。でも桜が分からない。そこでお店に入って聞いてみました。

「すみません、この辺りに河津一早咲きの桜があると聞いてきたのですが。」
「その桜なら店の脇の道を行って直ぐですよ。温泉の温度で毎年早く咲きます。」
それそれ。間違いなし。
「この辺りに河津桜の原木があると聞いてきたのですが」
お店の外に案内されて「あれです、まだ咲いていませんけどね。左の山の中腹に桜が見えるでしょう。この辺では"正月桜"と呼んでいる種類です。先ほどの桜は"河津桜"で一番早咲きなんです。いま三分咲き程度ですけど。」
お礼にペットボトル1本購入。ありがとうございました。

早速お店の脇の小道を歩いていくと、"ありました"。一本の桜の木だけですが、ちょっと見で八分咲きの感も。これがその「"河津桜"で一番早咲き」の桜です。


すごいでしょ、2月2日ですから。
別角度からもう一枚写真を。


後ろに見える建物が地元の方専用の公衆浴場?温泉です。
うらやましい!!


三分咲きだそうですが、いやはや充分満足です。

満喫し原木を見に先ほどの小道を戻り、町道の向かい側にある原木で写真を一枚撮ろうとしていると、地元の方が「これは"河津桜"の原木です」。「咲いている"河津桜"ならその道を行くとありますよ」。

「いま見てきました。今年は遅いそうですね」と訪ねると「10日からの河津桜まつりには間に合わないでしょうね」とのこと。

皆さん"河津桜"を愛してらっしゃる。


満足したので、駅に戻ることにした。
先ほどの"河津桜"で一番早咲きの桜への道に戻って、更に進むことにした。

どこにも木から落ちた柑橘が一杯。いままで我慢してきたが・・・
「これらは私の物ではない」
「しかし落ちたものは、もったいないではないか」
「どこにも落ちていて、誰も拾わない。カラスですら突っつかない」
「このままでは腐ってしまう」
「一つだけ手に持っても怒られないのではないか」

ひとつ拾ってみました。ずっしりと重い。
「このまま元の地面に戻すには忍びない」
先ほどのお店でペットボトルを入れてくれた袋へ一つしまってしまいました。

先を歩くも、同じような落下物。
「一つ罪を犯せば二つも一緒か」
木から捻りとるような泥棒のような真似はしません。
目の前に落ちていた三つをまた袋に。

「まずいのだろうな。落ちているのだから?」
そう思いながらも歩いて行くと、ミカン程度の小さなものを発見。
「臭いを嗅いでみよう」と一つ拾った。

爪で傷をつけてみると「いい臭い」。
これは捨てるつもりだったが、妻が袋へしまう。


桜並木へ戻るまで、いたるところでこの柑橘を見ました。
畑だけでなく、民家の庭にも。いいですね、うらやましい。


しかしここで気がついたのですが、レジ袋って中身が丸見えなんですね。バックは河津駅のロッカーに預けてしまったし。他に荷物を持っていないのでペットボトルが入っていた袋は"パンパン"です。


並木道に戻ると前方から地元の老夫婦が通りかかり、笑ってすれ違っていたように見えた。その笑顔に
「持っているよ!」
「本当にそんな人いるのね」
「不味いのにね」そんな会話が聞こえてきそうでした。

「やっぱり拾うのではなかった」と後悔。
でも捨てるわけにはいかないので、そのまま歩き続ける。


ワンちゃんと再会:
歩いていくと前方からゴールデン・レトリーバーがこちらに向かって尻尾を振っている。このワンちゃんとは最初の温泉スタンドの傍で、彼の散歩中に出会ったし、踊り子温泉会館に向かう途中で、彼の家の前でも逢っていた。その時には、傍に飼い主の方がいらっしゃったので声は掛けなかったのだが、覚えていたのだろうか。

「こんにちは」と声を掛けると、喜んで一所懸命に尻尾を振ってくれる。「よしよし」と撫ぜると、もう嬉しくてその場にゴロン。撫ぜ続けると身をよじって甘えてくる。10分程一緒に。

ワンちゃんに別れて、駅へ向かいながら妻との会話。
「この辺りのワンちゃんの散歩で引き綱してる人って少ないよね」
「そうだね、ほとんどいないね」
「歩きやすい道だし、人通りも少なくてワンちゃん天国だね」
この日見かけたワンちゃん約15匹。引き綱つきは3匹程度でした。



河津駅前に到着、13:40。駅を出たのが11:30頃だったと思うので、2時間程度歩き続けたことになる。最初に駅に着いたとき、駅員さんにスパービュー踊り子号の切符を伊豆熱川から持っているのですが、「この駅から乗ると乗車券と特急券も買わなければいけないのですか」と聞くと乗車券だけで結構です。特急券を見せていただければ、修正しておきますとのこと。ありがたい。でも河津で時間が潰せるか分からなかったので、つまらなければ伊豆熱川に戻って土産物を買うか、よければその手持ちの特急に河津駅から乗る選択を決めておいた。


先ずは食事。駅前の寿司屋さんに直行。
「まずい! 誰もお客さんがいない。店選びを間違えたかな?」と思っていたら、奥から大将が。こちらの反応に気がついたのか「お昼時が終わってひと段落です」と。なるほど、もう二時近いのだ。聞くと昼は3時まで営業とのこと。これならゆっくりできる。「デジタルカメラの充電をさせていただきたいのですが」とお願いすると「どうぞ」との返事。妻を店に残して駅のコインロッカーからバッグを出す。取って返して即充電開始。寿司屋さんのカウンターの上に置いてくれました。その間に、拾った柑橘満載の袋はバックへしまう。

先ずは、つまみでお刺身を頼みました。
お酒を頼むと、突き出しにマンボーの黄身酢和えが。肝が意外にコリコリした感触でした。続いてお刺身、アジとマグロとヒラメのえんがわ。

どれも美味で、特にアジが最高でした。気をよくして「地魚の握り」を一人前注文。これを二人で平らげて、あとは地魚で出なかったものを数種出してもらいま、満足しました。

「"河津桜まつり"のときは込むのですか」
「かきいれどきですね。日帰りバスツアーや伊豆の旅館などから花見バスも着ます」

「柑橘がたくさん落ちていましたが、誰も拾わないのですか?」
「誰も拾う人はいませんよ」
「どうなっちゃうのですか?」
「肥料です」

肥料を少し失敬していたのだ。

「もう一度桜のきれいな時期に来てください。夜桜もライトアップされてきれいですよ。もっともすごい混雑ですけどね」

3時になったので失礼をして店を出る。
時間まで駅近くのスーパーで地場物を購入、みやげ物店等を見て周る。
八百屋さんで"青島ミカン"というのがあったので「これは宮崎産ですか」と聞くと、「青島さんちのミカン畑でとれたものです。地元のものです」との答え。「この金柑もそうですか」と聞くと「はい地物です」。青島ミカンと金柑を購入することに決めると、妻が「金柑は色が悪くて酸っぱそうよ」と横槍。でも安いので購入。
(帰って食べましたが、普段食べている金柑と比べて、とても美味しかったです。香りが強い素敵な金柑でした)


駅に戻り伊豆熱川までの切符を購入し、特急の書き換えをしてもらい帰路へ。

駅前の案内板です


電車が来ました




いい一日でした。


お勧めサイト:
河津桜で検索してみるとすばらしいページを発見しました。
河津町観光協会の河津桜原木のページです。年度ごとに1月から3月まで連日の移り変わりが楽しめます。
2004年
2005年
2006年

きょうは14日ですから、まだ一月近く楽しめます。
よろしければいかがでしょうか。

"河津桜まつり"は2月10日〜3月10日。
(館橋から浜橋までの300mの"桜並木ライトアップ"は期間中毎日18:00〜21:00)
"夜桜まつり"2月20日〜3月5日迄だそうです。


後日談:
拾った柑橘5個はもう我が家にはありません。
不味くて捨てたのではありません。
香りが高く、酸味も程よく、実に美味でした。
もっと拾っておけばよかったね、と二人の会話。
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
河津桜まつり かきいれどき 踊り子温泉会館 温泉スタンド ゴールデン・レトリーバー
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