映画鑑賞検定3級blog

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「THE MYTH/神話」

2006-04-07 | 香港映画
ごめんね、忙しいのに。今週で終わってしまうので、友達に無理やり付き合わせてしまった。やっぱり
ジャッキーは大画面で見たかったんです。

考古学者のジャックは3ヶ月前から奇妙な夢に心を奪われていた。秦の時代の蒙毅(モンイー)将軍となっているジャック。傍らいつもいる玉瀬(ユシュウ)を命を懸けて守る立場にいつも置かれるのだ。その謎を解明したいジャックは、友人の物理学者ウィリアムとともに、インドへと向かう。


ジャック(ジャッキー)の見る夢である秦時代の話と、現在の状況が交互に訪れる感じで話が進みます。

前半の夢の部分があまりにもおかしくて一時はどうなることかと思いました。
なんつーか、少女漫画のように展開していくのがおかしくておかしくて。無理なんだなぁ、アクション畑の人だからロマンスはお話考えるのも演じるのも(笑)。しかもそれをやってるのが50代になってロマンス物に目覚めた(?)ジャッキーだから余計おかしくってねぇ・・・。無理だって、ジャッキー、みたいな(笑)。ユシュウ役は韓国女優さんのキム・ヒソン。美人だったけど、なんかいつも同じように辛そうな表情をしていて、かわいそうだったかなぁ。こんなストーリーでも相手役が「悲しき恋歌」ではヒソン嬢の相手役だったクォン・サンウならばまだそんなに笑わなかったかもしれない。ジャッキーがもうおかしくておかしくて。ああ、ダメね、私。でも、ストーリーが破綻しているのはいつものことですもんね(笑)

それから、気になったのがユシュウ姫の舞のシーン。あれは、ヒソン嬢ではないですよね? 「私、舞うわ!」と言った時のポーズが、ものっすごくぎこちなくて、体硬そうで心配になったんですが、その後思いっきり引きになって美しく舞ってたので、ちょっと安心しました。ああ、スタント(吹き替え?)なんだ、って思ったんですが、見当違いだったらすみません。

現在の方は最初からなかなかおもしろかったです。もう、昔ながらのジャッキーアクション。コミカルなカンフーと、おバカな悪役からの逃走劇。魅せてくれました。さすがです。友人ウィリアム役はレオン・カーファイ。とてもスタイルいいですよね、この人。コミカルな演技もアクションも香港のベテランさんだからお手の物ですね。ジャッキーとやってるのはあまり見たことなかったけれど、アクションもバッチリなんで安心してみていられました。インドのお姉さんもむっちゃ美人でいい~~~ね!(横山ケンさん風)なぜか英語なのが気になりましたが(笑)

中盤以降はアクションの頻度がどどんと増します。
古代のモンイー将軍が薬を取り戻すあたりの三国無双並のアクションシーンはすごかったなぁ・・・。

結構感激しました。ここ数年でこういうタイプの中国映画は流行してるし、結構みてますけど、こんな感じのアクションは撮ってなかったと思う。馬がすごい。槍がすごい。似たようなもんだろう、と思ってたらもったいないです。「HERO」とも違う、「LOVERS」とも全く違う、「PROMISE」もちと違うし、「ヘブン&アース」も「セブンソード」もこういうんじゃなかったですからね。やっぱりアクションをメインに撮ってきたスタンリー・トン監督だからこそ出来ることなんでしょうかねぇ。こ~れはちょっと燃えました。好き嫌いはあるのかもしれませんが、私はとても好きでした。三国無双好きの男子諸君にはぜひ見ていただきたい気がします。って、もう終わっちゃうけど・・・。

ラストは浮遊感たっぷりの香港ならではのワイヤーワーク。「マトリックス」とか足元にもおよばんね、このワイヤーワークの浮遊感と、カンフーの美しさではね。とか言いながら、「マトリックス」がなければこんな撮り方するようなのはなかったんだと思うけどね。CGもきれいに使ってたし、ちょっとこの辺も感動もんでした。

たいして期待してなかった割には、香港のアクションチームがちょっと(だいぶ?)本気を出せばこれだけアクションで魅せることが出来るんだよな、っていうなんか安心感にも似たものを感じ、かなり感動しました。なんつーか、アクションのイマジネーションと完成度が段違いですな。それだけでここまで魅せられるっていうのでまだまだ感激させられました。もう、バッチリ観て良かったと思わせてくれました。って、これって単なる私の贔屓目なのでしょうか・・・。

http://www.uipjapan.com/myth/


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