映画鑑賞検定3級blog

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「SIN CITY」

2005-10-19 | アメリカ映画
見ようといわれていたので、個人的に興味もあり、劇場にて見てまいりました。

BEISIN CITYという街。そこは無法地帯であり、娼婦と殺し屋が常に行き来している。この街を仕切るのはロアーク一族。誰も彼らに逆らうことはできない。そこに生きる住人たちの姿を描いたお話。


そもそも私はフランク・ミュラーという人の原作が分からないのでなんともいえないが、きっとそれに近づけるために試行錯誤した末のこういう形なのでしょう。
新しい方法に挑戦している感じは面白いと思います。

悪くは無いんだけど、見てるほうとしてはとても疲れました。

終わって出てきて目がちかちかする感じでした。

全体的にはそんなに嫌いじゃないかな、といった雰囲気。

やたら暴力的な割にはあまり爽快感の無い話かな、とは思うけど。

だからといってダークな切なさがあるわけでもないし・・・。

どのあたりを楽しめばいいのだか分かりにくいまま終わってしまった感じでした。

いや、面白くなかったわけじゃないんだけど・・・。

「うげぇ・・・」

とつい言ってしまいたくなるような場面も多々あったので、特に見なくても損する作品じゃないかな、とか思ったりして。

オープニングのジョッシュ・ハートネットの魅力的なこと。
とってもかっこいいオープニングだなぁ・・・なんて感心しました。

が、最初のミッキー・ローク扮するマーヴの話はあまり好きじゃないかなぁ・・・。

主人公はマーヴという男。生まれてくる時代が違えば剣闘士としてきっと英雄になっていたであろう男だが、自分を嫌わないでくれた美しき女性ゴールディを殺した罪を被らされる事になり、彼女の敵討ちを誓う、といった話。

ちょっと殺人鬼であるケビンのキャラクターがヤバ過ぎた。イライジャ・ウッドもすごい役やったね

人肉食い猫男をダルマ人間に・・・。ぐえ~~。

ちょっと引いちゃいました。

ジェイミー・キングも「バレット・モンク」の時の方がかわいかった気がするなぁ。完璧な高級娼婦っていう感じは出ていたけどね。

しかしですね。次のクライヴ・オーウェン扮するドワイトの話は結構好き。

主人公はドワイトという男。指名手配の身で、整形して顔を変えてはいるが指紋照合されれば死刑が決まっている。そんなドワイトだが、女に手を上げるやつは許せないところがある。最近恋人になったウェイトレスのシェリーのところに泊まっている時に、昔の男、ジャッキー・ボーイが仲間を連れて来る。彼は暴力的な男。ドワイトはジャッキー・ボーイを追い払う。さらに被害者が出ることを防ぐために追おうとするドワイトをシェリーは止めるが、ドワイトにはその声は届いているのだろうか?

ベニシオ・デル・トロ扮するジャッキー・ボーイもかなりエッグ~~い感じにはなっているのですが、なんとなく笑えました。いい仕事しますね、トロさん。

ブリタニー・マーフィーかわいかったし、ロザリオ・ドーソンも完璧なボディですね。カッコいい!クライヴ・オーウェンも「キング・アーサー」の時にはカッコよさが分からなかったのですが、これでちょっと判った気がします。

で・・・

デヴォン青木

かわいい~。「ワイルド・スピード」の時も魅力的だなって思ったけど、彼女は完璧な仕事をしていたと思います。かわいかった ミホというキャラクターもらしくていいですね。

この話が一番爽快感はあったと思う。ゲイルのおかげでしょう。
今回初めて見ましたが、ベッキー役アレクシス・ブレデルもかわいかったです。

で、ラストはブルース・ウィリス演じるハーディガンの話。

うん、いいんじゃないかな。これはこれで。

8年前に救った少女を守り、ずっとウソの自白をせずに刑務所に入れられていたハーディガン。しかし、ある日ずっと送り続けてきていた少女からの手紙が途切れる。そしてハーディガンは彼女の身を案じてプライドも命も捨ててナンシーを助けに行くことを決める。

SIN CITYという無法地帯の中で唯一正義を貫いている男、ハーディガン。
そして彼の支えだったナンシーという少女。

シン・シティ最後の正義は、心臓に爆弾を抱えているわけです。

そしてあのラスト・・・。

なかなか切なくていいんじゃないでしょうか。

ジェシカ・アルバ、がんばってますね!ナイスバディ!

でも個人的には最後あれはどうかなぁ・・・と思ってしまうのでした。

ちゃんちゃん♪

そして最後を締めるのもジョッシュ。うん。いい。

間違いなく万人受けする作品ではございません。

でもさすがのスクリプト能力&演出力とでもいうのでしょうか。
その辺の腕のよさの見える作品でした。

音楽のセンスの良さは本当に脱帽モノ。

エンドロールでああいうオーケストラチックな音楽を持ってくるなんて、もって生まれたセンスがなせる技だよな、と思います。

とにかく豪華なキャスト。その他にも、マイケル・マドセンボブというハーディガンの相棒を演じていますし、ナンシーを追ってくるロアークの息子ニック・スタールです(こんな役、良くやったね)。二人ともあまり原形とどめていませんが、さすがに存在感はありましたよ。


http://www.sincity.jp/main.html(公式サイト)

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD7542/gallery/i001.html(gooフォトギャラリー)


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