「ロード・トゥ・ヘル」

妹が面白かった面白かったいうので、見てみるか・・・って感じで借りてみました。なんか、お兄ちゃんがカッコいいんだってさ。さて、どうなのよ？

ニューヨークのヘルズキッチン。”灰の水曜日”（原題は「ASH WEDNESDAY」）と呼ばれる年に一度の礼拝の日に、３年前に死んだはずのフランシスの弟、ショーンを見たというウワサが街を流れる。３年前ショーンに身内を殺され、恨みを持つギャングたちが、実はショーンは死んでいなかったのではないかと騒ぎ始め、フランシスに次々に問いただす。フランシスは、ショーンは間違いなく３年前に死んだと言い張るのだが・・・。


地味だけど、淡々としてるけれど、結構面白かったと思います。
兄弟愛。親子愛。仁義。街のしきたり。そんな感じがまさしくマフィアもので。

親の心子知らず。兄の心弟知らずとでも言いましょうかね。
もう、悲しくなるくらいにアマちゃんなボウズを演じるイライジャ・ウッドがかわいいったらありゃそしないですわ。
きっと、兄貴もそう思ってるだろうな。でも、イライラするだろうな。なんかそういう感じが伝わって来ます。

指輪を使うんだ、フロド！って叫びたくなる感じでしたよ。いや、持ってないから。映画違うから（笑）

妹が絶賛していたエドワード・バーンズは、残念ながら私のツボには若干フィットせずでしたが、いい男でした。マッチョだったからもっとアクションするのかと思ったけど、そうでもないのね。短髪の方が似合いそうだけど、アイリッシュギャング的なイメージだとあのロンゲの方がいいのかもね。

「多分当たった」

このセリフはしびれました。自分で脚本も書いて監督もしているらしいバーンズ。色気のあるシーンは一つもないあたりもめずらしいですね。こういうの好きなんだね。

ロザリオ・ドーソンも相変わらず美人だし、見て損した気には全然なりませんでしたよ。こういうのも渋くて好きです。でも、未公開作品らしい派手さのない映画ではあるかな、とは思いますが、その分掘り出し物っぽい気分を味わえる映画でもありましたし。

個人的には、ヘルズキッチンものとしては「ステイト・オブ・グレース」よりは好きかもです。

一瞬香港映画のリメイクかと思いましたが、どうやら違ったようで。
でも、マジでこれ、バリー・ウォン原作だって言われたら信じちゃいそう。
兄貴をダニエル・ウーとかテレンス・イン（バーンズと顔が似てる気がする）で、弟をショーン・ユーあたりでやったら違和感ないかも・・・とか思いました。いや、むしろその方が自然かも！？（笑）

どーでもいいんだけど、フランシスっていう名前がムッチャかっこいいと思いました。
好きな名前№１はフランクなんだけど、２位にフランシスが来ました。

http://www.tsutaya.co.jp/item/movie/view_v.zhtml?pdid=10033918