「ブレイド３」

見ようと思ったら終わっていた「ブレイド３」。同じような人が多いのか、レンタル中でないことが多かったけれど、やっと落ち着いてきたみたい。「１」、「２」、と結構好きなので、「３」も期待して見ることに決定。

ヴァンパイアの遺伝子を持つ人間、ブレイドは、ヴァンパイアハンターとして、ヴァンパイアと戦う日々を送っていた。しかしあるとき、いつものようにヴァンパイア退治をしている時に、ヴァンパイアに混じってヴァンパイアの格好をしていた人間を殺してしまう。その様子を抑えられ、ＦＢＩに凶悪犯として追われることになってしまうブレイドを助けたのは、同じヴァンパイアハンターとして生活しているナイト・ストーカーズのメンバーであるハンニバルとアビゲイルだった。

う～ん。前２作の方が好きだったかなぁ～。

正直、好みが分かれるところだと思います。こちらの方が好きな人もいるでしょうね。

まず前２作に比べるとアクションに乏しいような。
前２作で素晴らしかった肉弾戦的なものが猛烈に少なくなっているんですよね。
特に、「２」のあの破壊力はかなり薄い気がする。ウェズリーの年齢（43歳！）のせいなのかしら・・・。
ジェシカ・ビールは素晴らしかったと思うけれど、フォローし切れてはいなかった気がします。
それに、ブレイドの剣があまり使われてないじゃん。「ブレイド」だぜ？　銃ばっかり使ってていいんか？（笑）ま、カッコよかったけどね。私はもうちょっと見たかったです、剣。
ですが、銃好きの人、それから、ジェシカ好きな人にはもってこいですよね。

１で素晴らしかったヴァンパイアがやられる際のエフェクトは、派手になっていてさらにカッコいいんですが、後半になってくると、派手すぎて目が疲れました。
カメラワークが忙しいのもそれを手伝っていた感じもします。
格闘シーンで全身を撮らないで、上半身だけ撮るシーンが多いのが気になりました。
とにかく、見終わって目が疲れてたんです。まぶしいのとグルグルするので、目一杯です。
ですが、むしろこの辺が好きな人は多いでしょうね。
「２」が今ひとつだったと思った人にはたまらないと思いますよ。
前よりずっと”アメコミ映画”になった感じです。

ハンニバルのおかげで下ネタが多かったのも気になったな。もっとコミカルな人ならよかったんだけど、あんな表情なくって２枚目風な人が言ってると、私はどうも笑えないです。

音楽も前のほうが好き。ヒップホップ系はちょっと違う気がする。

決定的なのは子供、障害者、動物の使われ方。
残酷だから、とかそういうんじゃない。むしろ逆かな。ただ、気に入らない。私はこういうのは好きじゃないんです。単純にそれだけです。アジトでのところはむしろイライラして、気づいたら早送りしてました（笑）

前半のＦＢＩが絡んでくるあたりはとてもおもしろかったと思うんですが、なんか中途半端に終わってしまうし、結局ナイト・ストーカーズもやられ役だっただけだし、ハンニバル・キングもコミカルな役回りの割に表情がないし、なんだか個人的には不完全燃焼でした。

と、私の好みと合わなくなってしまっていた感じのしてしまった「ブレイド３」。監督さんが変わって、今までのシリーズで脚本を勤めていた人になったそうですので、世界観としては間違っていないはずです。つまり、好みの問題なので、好きな人は好きだと思いますよ。あまりこだわりなく見てみてほしいです。
「２」のような肉弾戦や、きれいなアクションを期待している人はちょっと不完全燃焼になってしまう可能性はありますので、あまり期待しすぎないであげてくださいね。

ジェシカ・ビールはアクション女優としてのこれからに期待大！
やっぱり嘉門洋子に似てる（笑）

http://www.blade3.jp/