映画鑑賞検定3級blog

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「バタフライ・エフェクト」

2005-11-20 | アメリカ映画
友人の間で「面白かった」「面白くなかった」と意見が割れていたので見てみることにしました。

エヴァンは母親と二人暮らし。父親は、精神病棟に入院している。その遺伝を母親はしきりに心配している。遺伝のせいなのか、エヴァンは人生の岐路になるようなところで記憶喪失になる傾向があった。幼なじみのトミー&ケイリーの兄妹、小太りのレニーと一緒にすごしていた。ある日13歳で引越しをしてから7年間は記憶喪失のない生活を送っていたのだけど、ある日、7歳からずっとつけていた日記のことを思い出し、読み返してみる。すると、自分がその時にタイムスリップするような奇妙な体験をする。それから、過去の事実を変えることができるようになる。そして、それが現代にも影響を及ぼし、エヴァンの人生はいくつもの道を歩むことになる。大好きだったケイリーにも母親にも自分にも幸せな生活が来るように・・・。


もっと、小難しい話かと思っていましたが、全然分かりやすい話なんですね。
テンポもよかったし、時間軸などもややこしすぎず、なかなか楽しめるお話でした。

「トゥルー・コーリング」にはまった私としては、嫌いじゃないはずの作品ですね。
「タイムリセット ~運命からの逃走~」も好きだったし、設定としてはそれに似た感じの話。
これが好きな人、これのエンディングで「そりゃないぜ・・・」と思った人、ぜひ「タイムリセット」も見てみてほしいです。タイの作品だけど・・・。

まるで、マルチエンディングのアドベンチャーゲームをやっているような気分。

「しまった!あそこが分岐点だったか・・・もう一度あそこに戻ってやり直さなきゃ・・・」

みたいな感じですね。

一つの事件をきっかけに、人の性格、生き方がどんなに変わってしまうのか・・・という感じでしょうか。

生まれながらにサイコな人はいない、育ち方で変わってしまうものなのだ、というような、性善説的な雰囲気で出来上がっているので、とても優しい目線で良いんじゃないかと思います。トミーがそうなんですが、幼少の頃の心理的トラウマによって、精神に異常をきたしてしまった、というような部分を見ることができたような気がして、私はむしろロマンスだけではなく、そっちも楽しめてよかったと思いました。なるほどな、って感じで。

ラストも、私は好きですね。あのラストが一番いいと思う。
別バージョンのエンディングも見ましたが、私はそれよりもこちらのエンディングの方が好きですね。
別バージョンの方が、ハッピーエンドなのかもしれないけれど、むしろ、こちらのエンディングの方がエヴァンの男らしさみたいなものが出ていて良かったんじゃないかな、と思ったりしました。

主演のアシュトン・カッチャーはあんまり好みの顔じゃないですが、子供時代の二人、とってもよく似ててすごいですね(笑)

映像的にもアメリカンティーンムービー的な、なんというか、軽い感じの雰囲気とテンポのよい展開で、楽しませていただきました。

個人的に音楽がすっごい好み。ラストのOASISの"Stop Crying Your Heart Out"。この曲は、この作品の曲だとは知らず、アルバム"Heathen Chemistry" がとても好きで良く聴いていた中でもお気に入りの曲だったので、やられました
途中かかっていたThe Chemical Brothersの曲も好き。
UKミュージックばかりなんですね、アメリカ映画なのに。ビックリです。

しかし、「SEVEN」って、7年前かの作品になるんですね~。そういえば、学生の頃だったし・・・なんて、私自身もちょっと過去に遡ってしまうような気分を味わえたので、そこもにくいね、って感じでした。

キレイなタイトルですが、「THE BUTTERFLY EFFECT」って、「チョウチョが羽ばたくと、台風が起こる」みたいな言葉なんですよね? 日本語だと「風が吹くと桶屋が儲かる」っていうこと?? 日本でリメイクしたら、「風が吹くと・・・」っていう感じでしょうかね。響きはきれいだけど、なんか伝わりづらい感じがしたんだけど、ま、いいっか。キレイだからね。

日本でリメイクしたら、エヴァン→山田孝之 ケイリー→栗山千明 トミー→小栗旬 レニー→伊藤淳史 とかどうでしょ? タイトル「風が吹くと・・・」みたいな?(笑)監督は行定勲さんでよろしく。見に行くな、これ(笑)

http://www.butterflyeffect.jp/



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