「マッチポイント」

友人が誘ってくれました。気になってたので快諾し、1000円の水曜日を狙ってチネチッタへ。

テニスプレイヤーを引退したクリスは、高級会員制のテニスクラブでコーチの仕事を始める。そこからとんとん拍子に彼にいい話が舞い込んでくる。教え始めたお坊ちゃんのトムの食事の誘いから、彼の妹クロエと知り合い気に入られる。さらに両親にも気に入られ、父親の会社で働くことになる。しかし、彼の前に現れたトムの婚約者である女優の卵ノラ。彼女の魅力だけがクリスの軌道を狂わせる種だった・・・。

　－クリス－　　　　－ノラ－
ちから　　：48　　ちから　　：10
かしこさ　：39　　かしこさ　： 2
すばやさ　：30　　すばやさ　：25
みりょく　：68　　みりょく　：99
うんのよさ：99　　うんのよさ： 1

早い話がこんな感じのステータスの二人が繰り広げるセクシー系２時間ドラマってところでしょうか。
刑事がコロンボじゃなくて良かった

”私はセクシーなの”

と言い放ってしまうノラには、男なら誰でも参ってしまうということなのでしょう。露出は思いのほか多くないですが、それでも、いや、むしろだからこそエロいスカーレット・ヨハンソンの魅力を素直に堪能すればいいのでしょうね、きっと。彼女を見れば男なら誰でもその気になるのが女の私でもわからなくないっていうあたりのヨハンソンの魅力はさすがでした。しかしクリス・・・丈夫だね（笑）

衣装と音楽が好きでした。特にクリスの奥さん、クロエの衣装は最高ですね。ロンドン高級カジュアルって感じで憧れます。演じるエミリー・モーティマーだって胸もあるし細くてスタイルもいいんだけど、それを意識させないというか、そっちの魅力を消してるからいいですね。対してノラの方も、彼女ほどのセクシーさがあれば、わざわざセクシーな衣装を着る必要もないんだなぁ・・・とその辺に感心しきりでした。普通の格好をしていてもセクシーなんだよね。フェロモン、モンモンです！（意味不明）
わかりきったシーンでもなぜかドキドキしてしまったのはきっと音楽のせい。チクショーって感じだったです。エンドロールもいいですね。

しかしまぁ、こんなんで本当にクリスのビジネスは成り立っているのか？　とか思っちゃうし、ノラの気持ちも全然ピンと来なかったんだけどね。よく考えなくてもいろいろと穴だらけだし、アカデミー賞ノミネート！　ベネチアノミネート！　とか思って変に期待して見に行かない方がいいと思いますよ。友人とも言ってたんだけど、これってヨハンソンという旬な女優を使っていなければ、銀座や恵比寿ガーデンプレイスのみの単館とか日本未公開でもおかしくないって感じがするようなものだったもん。なんせ主演がジョナサン・リース・マイヤーズだし！（笑）

運という言葉ですべてかたづくんかい！という感じでしたが、ラスト妙にドキドキしてしまう感じがあったのは、演出のせいでしょうね。そのせいで最後でちょっとはめられた感じになれるので、ちょっと面白い、というような感じで、ニヤリっていう感じの佳作的メッケモンな感じでした。あまり期待しないで見に行ってください。「ああ、なるほどね。そっちのパターンね」と思って帰って妙に納得してこれると思います。いや、決して万人にオススメはしませんが

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