半額レンタル中のTSUTAYAで、平置きにしてあり、表紙がなんとなくZEPPET STOREのCLUTCHのジャケットに似てたので、ほぼジャケットだけで衝動借りしました。
業績の上がらない現金輸送専門の警備会社ヴィジラント社に入ってきたアレックス。リストラされて職を失い食べるためにここに入ったのだという。決して人当たりがいいほうではないが、クセのある従業員達に戸惑いながらもすっと溶け込むアレックス。犯罪歴はない。家族もない。もちろん、大きな心的外傷もない・・・。しかしアレックスはホテル住まい。1ヶ月の契約で、掃除すら入れずに生活していたのだ。彼は一体何者?
いや~~、久々のヒット。嬉しいです。
こういう作品に出くわした時の感激があるからから、DVD生活はやめらんないです。こういうのを手に取った時のこの小さな爽快感を得るために、DVD生活やってるようなもんですよ。
アクションの棚に置かれているものの、前半3/4はほとんどアクションはありません。
ですが、深夜に明日返すからと無理やり眠いのに見ていたはずが、途中から食い入るように見ていました。
前半はフランス映画らしく(って言うほど見てないんですけど・・・)淡々とした雰囲気で話が進むのですが、撮り方とかがすっごくカッコイイので、それで見入ってしまいます。
スタイリッシュ、っていう言葉が一番適当でしょうか。
大きなドラム缶のような建物とコンクリートで仕切られた壁の間を走る現金輸送車の無機質な感じとか、寒そうな曇り空の下の木や、天井の低そうなホテルの廊下や、無意味かな、と思うような背景とかが妙に印象に残るっていう感じの、とてもカッコイイ雰囲気のある作品でした。
それほど驚く内容ではないものの、それでもサクッサクッとピースが埋まっていくようなストーリー運びも心地いいです。
くせのある従業員達がまた魅力的ですね。
ジャック役のジャン・デュジャルダン。すごくいい味出してました。
勢いで持っていけ! という映画も好きですが、こういう”スタイル”を大事にしているような映画はとても好き。
それからなんといっても、音楽が最高にカッコイイ。
デジタル打ち込み風のメロディがものすごくかっこいいんだな、これが。
でも、バイオレンスな感じじゃないですよ。そこんとこ、間違わないで欲しいです。
アメリカの業者に吸収合併される間際の現金輸送車で働く従業員達っていう姿がなんともすごくいいんですよ。主人公なんて全然カッコよくないし。ミスタービーンみたいな顔してますが、それでも苦しそうな顔をしつつ地味にいろいろなことを胸に秘めてて・・・です。本当にいいですよ。
ラストも”スカッとする”っていう感じではないわけですし、アクションが派手で見せるようなわけではないんですが、地味だけど凝っていてとても好きでした。それに、そこでエンドロール。エンドロールがまたいいんだわ、これが。
95分間、画面のカッコよさだけでじっと見続けてしまうような、とにかく、とにかくかっこいい作品でした。
私はこういうの、大好きです。
しかし、どうもこの作品。表紙の作り方が微妙だった気がする。
見終ってみると、どうもこの表紙はどうなのよ? と思わずにはいられませんでした
そもそも、子供の写真を表紙に使い、”復讐劇”を前面に押しだしてますが、それを押しちゃっていいのかなぁ? そしたら、一つ楽しみが減る気もしますが、それでもみさせる力があるから、ま、いいとしましょう。
それに「ブルー・レクイエム」というタイトルと、この表紙では、ブルーのフィルムのかかったような映像を想像しましたが、本編はそうでもなかったですがねぇ?
原題は『LE CONVOYEUR』で英語題は『CASH TRUCK』。どちらも「現金輸送車」的な響きでしょうね。だいぶ違いますねぇ・・・。
でもそんなことも跳ね除けてしまったくらいに、私のツボにぐぐっとはいってきたこの作品を平置きにしてくれたTSUTAYA川崎店の店員さんにマジ感謝です。あなたが平置きにしてくれなければ私がこれを手に取ったかどうか微妙なところでした。
ハリウッドでのリメイクが決まっているとの話もありますが、この雰囲気を出すにはそうとうなイマジネーションを必要とするのではないかな、と思います。
その位完成された世界観のある作品だったと私は思います。
見てよかったです、ハイ
http://www.longride.jp/blue-requiem/ ←実はあまり役に立たないかもな公式サイト
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322285 ←こちらのほうがお役立ちです。allcinemaのレビューへ
業績の上がらない現金輸送専門の警備会社ヴィジラント社に入ってきたアレックス。リストラされて職を失い食べるためにここに入ったのだという。決して人当たりがいいほうではないが、クセのある従業員達に戸惑いながらもすっと溶け込むアレックス。犯罪歴はない。家族もない。もちろん、大きな心的外傷もない・・・。しかしアレックスはホテル住まい。1ヶ月の契約で、掃除すら入れずに生活していたのだ。彼は一体何者?
いや~~、久々のヒット。嬉しいです。
こういう作品に出くわした時の感激があるからから、DVD生活はやめらんないです。こういうのを手に取った時のこの小さな爽快感を得るために、DVD生活やってるようなもんですよ。
アクションの棚に置かれているものの、前半3/4はほとんどアクションはありません。
ですが、深夜に明日返すからと無理やり眠いのに見ていたはずが、途中から食い入るように見ていました。
前半はフランス映画らしく(って言うほど見てないんですけど・・・)淡々とした雰囲気で話が進むのですが、撮り方とかがすっごくカッコイイので、それで見入ってしまいます。
スタイリッシュ、っていう言葉が一番適当でしょうか。
大きなドラム缶のような建物とコンクリートで仕切られた壁の間を走る現金輸送車の無機質な感じとか、寒そうな曇り空の下の木や、天井の低そうなホテルの廊下や、無意味かな、と思うような背景とかが妙に印象に残るっていう感じの、とてもカッコイイ雰囲気のある作品でした。
それほど驚く内容ではないものの、それでもサクッサクッとピースが埋まっていくようなストーリー運びも心地いいです。
くせのある従業員達がまた魅力的ですね。
ジャック役のジャン・デュジャルダン。すごくいい味出してました。
勢いで持っていけ! という映画も好きですが、こういう”スタイル”を大事にしているような映画はとても好き。
それからなんといっても、音楽が最高にカッコイイ。
デジタル打ち込み風のメロディがものすごくかっこいいんだな、これが。
でも、バイオレンスな感じじゃないですよ。そこんとこ、間違わないで欲しいです。
アメリカの業者に吸収合併される間際の現金輸送車で働く従業員達っていう姿がなんともすごくいいんですよ。主人公なんて全然カッコよくないし。ミスタービーンみたいな顔してますが、それでも苦しそうな顔をしつつ地味にいろいろなことを胸に秘めてて・・・です。本当にいいですよ。
ラストも”スカッとする”っていう感じではないわけですし、アクションが派手で見せるようなわけではないんですが、地味だけど凝っていてとても好きでした。それに、そこでエンドロール。エンドロールがまたいいんだわ、これが。
95分間、画面のカッコよさだけでじっと見続けてしまうような、とにかく、とにかくかっこいい作品でした。
私はこういうの、大好きです。
しかし、どうもこの作品。表紙の作り方が微妙だった気がする。
見終ってみると、どうもこの表紙はどうなのよ? と思わずにはいられませんでした
そもそも、子供の写真を表紙に使い、”復讐劇”を前面に押しだしてますが、それを押しちゃっていいのかなぁ? そしたら、一つ楽しみが減る気もしますが、それでもみさせる力があるから、ま、いいとしましょう。
それに「ブルー・レクイエム」というタイトルと、この表紙では、ブルーのフィルムのかかったような映像を想像しましたが、本編はそうでもなかったですがねぇ?
原題は『LE CONVOYEUR』で英語題は『CASH TRUCK』。どちらも「現金輸送車」的な響きでしょうね。だいぶ違いますねぇ・・・。
でもそんなことも跳ね除けてしまったくらいに、私のツボにぐぐっとはいってきたこの作品を平置きにしてくれたTSUTAYA川崎店の店員さんにマジ感謝です。あなたが平置きにしてくれなければ私がこれを手に取ったかどうか微妙なところでした。
ハリウッドでのリメイクが決まっているとの話もありますが、この雰囲気を出すにはそうとうなイマジネーションを必要とするのではないかな、と思います。
その位完成された世界観のある作品だったと私は思います。
見てよかったです、ハイ
http://www.longride.jp/blue-requiem/ ←実はあまり役に立たないかもな公式サイト
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322285 ←こちらのほうがお役立ちです。allcinemaのレビューへ