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つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
いでや、この世に生れては、願はしかるべき事こそ多かンめれ。
御門の御位は、いともかしこし。竹の園生 の、末葉まで人間の種ならぬぞ、やんごとなき。
一の人の御有様はさらなり、たゞ人も、舎人など賜はるきはは、ゆゝしと見ゆ。その子・うまごまでは、はふれにたれど、なほなまめかし。それより下つかたは、ほどにつけつゝ、時にあひ、したり顔なるも、みづからはいみじと思ふらめど、いとくちをし。
いでや、この世に生れては、願はしかるべき事こそ多かンめれ。
御門の御位は、いともかしこし。竹の園生 の、末葉まで人間の種ならぬぞ、やんごとなき。
一の人の御有様はさらなり、たゞ人も、舎人など賜はるきはは、ゆゝしと見ゆ。その子・うまごまでは、はふれにたれど、なほなまめかし。それより下つかたは、ほどにつけつゝ、時にあひ、したり顔なるも、みづからはいみじと思ふらめど、いとくちをし。
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春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて、紫だ
ちたる雲の、細くたなびきたる。 夏は、夜。月の頃は、さらなり。闇もなほ。蛍の多く
飛び違ひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光 りて行くも、をかし
ちたる雲の、細くたなびきたる。 夏は、夜。月の頃は、さらなり。闇もなほ。蛍の多く
飛び違ひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光 りて行くも、をかし
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