オートバイで行くインド・アフガニスタンの旅

写真やイラストつきのオートバイ旅行記

no.89 カブール

2017-06-13 12:10:59 | オートバイ旅行記
  カブールに着いてみて、驚かなかったとはいうものの(インドを既に見てきているので)
期待にそぐわず、そこは中世さながらの雰囲気に満ち溢れていた。 

 道行く人々は男はターバンに民族服のクルタを、女性は頭からすっぽりひざの下まで覆う民族服の
ブルカを着る。 眼の部分のみ網目の窓がついている。 そうでないと外が見えない。
それにしても異様な姿だ。 インドの回教徒の女性でもここまでの姿は見なかった。

 カブール川を境に北の新市街と南の旧市街に別れるがいずれも泥レンガでできた建物が多い。

 と書いたもののなにしろ初めての土地であるし、ガイドブックがあるわけでないので、この時点では、
そんなことはまだ知らなかったのであった。

 今日は長丁場を走ってきたことでもあり、疲れていたので、カブールの市街に入ってすぐのところに
ある宿にとにかく荷を下ろした。 後に知ったことであるが、ここはカブール川の袂のところで、
橋を渡れば、旧市街といったところで、町の中心部になっており、たいへん便利なところであった。

 一階は大衆食堂になっており、二階が宿である。
この形式はアフガニスタンによく見られる。 看板の表示もアラビア文字で書かれて地元の人に
聞くまでは、そこが宿泊施設だとは、分からなかった。

 その食堂も床は土の土間そのもので、そこに粗末ないかにも手作りといったテーブルと椅子が
数セット置いてある。 ただそれだけである。

 そしてその奥にキッチンと二階に行く階段があり、その二階が宿になっている。
全部で三部屋あり、皆相部屋である。 いずれの部屋もベッドが4,5台の小さな部屋であり、
その部屋の真ん中には薪ストーブが置いてある。


 ここの従業員はみんなハザラ族である。
ハザラ族というのは、本当かどうかは知らないが、あのジンギス汗の蒙古軍兵士の末裔と
言われている人々である。 そういえばその顔立ちも我々日本人に似ている。
ただ、みんな頭にターバンを巻いている。 

 そんなせいか、僕に対して皆ヤケに親切だ。
夕食時なんかご飯ということで、ピラフなど頼むとサービスのつもりで大きな釜の底に
溜まった羊の油ローガン(羊の肉を使っているので)を思わず「えっ!」と言うほど、どっさりと
そのピラフの上にかけてくれる。 

 これには参った。 ありがた迷惑である。
冬の寒い荒涼としたここアフガニスタンでは脂はご馳走なのである。

 だから無下に断るわけにもいかない。 だから無理をしてでも喉にかき込む。
なにしろここの人達は絵に描いたような純真な心の持ち主なのだ。


 次回に続く!

     
      宿を出たところから南方向を見ると、川の向こう岸に大きなモスクが見える。
      人で満ち溢れているが、ここからが旧市街である。

      この写真を撮ったこちら側が新市街で、そばには外国人旅行者には有名な
      あのカイバルレストランがある。 旅で口の飽きた西洋人旅行者には
      洋食が食べられるので、そういった人々で賑わっている。
      もちろん、お値段の方もそれなりに高い。      
      しかし、旅の情報を得るにはこんな便利な場所はない。


 

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