アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

50MHz AM/SSB受信機の復活を目指して その33

2017年01月07日 | 50MHz AM/SSB受信機

10.7MHz AM用フィルターの妥協点
【2017.01.07】
月日が経つのは誠に早いもので、年が明けて一週間が過ぎた。
久々に、素人無線局の無線業務日誌(LOG BOOK)を開いてみると2014年6月13日に7MHz帯で北海道空知郡富良野町の局と交信して以来、交信していない。
送信機もアンテナも有るし無線局免許状の更新手続きも済ませたから、今年は久々に大空に向けて電波を出してみるか・・・

さて、10.7MHzの水晶フィルターについては昨年の10月末に「その25」で取り上げて、昨年11月19日に「その28」でこの水晶フィルターの実験基板の製作を紹介した。
この実験基板を使った動作試験の開始から、約7週間が経過した。
この7週間、部品の配置変更、定数変更等を繰り返し行い記録をとり続けた。
その結果、紆余曲折を経て性能出しの妥協点に達したと判断した。
下の写真は、その時の写真で高周波コイル2個が宙に浮いた怪奇的な画像となった。
これは、トランスのリード線に硬めの材質のものを使用して基板上のソケットと接続して高周波コイルのコアを空中で調整できるようにした為である。

基板の裏側には20PFのトリマーコンデンサが2個取り付けて有り、コンデンサの容量を可変できる。
高周波コイルもトリマーコンデンサも、可変すると受信感度の最良点がはっきりと現われる。
しかし、どんなに調整を繰り返してもフィルターの帯域内のリップルは皆無にはできなかった。
執念深く実験を繰り返したつもりだが、ここでいったん妥協することとした。
幸い受信感度は問題無さそうで、試験的にアンテナを繋いで短波ラジオを受信してみると快適に受信できる。フィルター帯域内のリップルは殆ど気が付かない。


回路図



帯域幅6KHzのAMフィルターの実験から離れ、この後は帯域幅3KHzのSSBフィルターの実験に入っていこうと思う。

本稿続く・・

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