Ball Game Mania 節丸裕一のブログ

2006年1月1日スタート!! 放送や取材の現場で、見て、聞いて、感じたことを、思うままに綴っていきます。

 WBC開幕 JAPANコールド勝ち!! 

2006年03月03日 |  -WBC-
WBCの歴史的な開幕戦を実況してきました。
ずっと楽しみにしていた大会だけに、
何日も前から肩に力が入りすぎていたんですが、
リラックスして喋るような試合でもないですし、
“思いきり硬くなって力を入れてやろう”
と思うことにしました。

その通り、特に序盤は僕の実況も硬かったと思いますが、
選手は僕どころじゃないんでしょう。

WBCアジアラウンド 台湾 02 韓国
J SPORTS 2 解説:光山英和さん、木村公一さん

歴史的な開幕戦は、お互いにチャンスはあっても決定打が出ない、
重苦し~い試合でした。
去年メッツで8勝したソ・ジェウン(今季はドジャース)の好投と、
かつて中日でも活躍したイ・ジョンボムのリーダーシップが印象的でした。
それとピッチング内容は別にして、
パク・チャンホが作り出す雰囲気は、さすがメジャーリーガーですね。
台湾も9回2アウトながら、長打が出れば同点というところまで迫りました。
最後は韓国のショート、パク・ジマンの好プレーに阻まれましたが、
あの粘り強さは、明日、日本が苦しめられるかもしれません。

WBCアジアラウンド 中国 218 日本 (8回コールド)
夜は試合前後に取材したかったので、東京ドームで観戦。
日本も台湾、韓国と同様にガチガチだったんでしょう。
前半は2点しか取れず、しかも上原がホームランを打たれて同点。
上原は「泣きたいぐらい悔しかった」そうですが、
「追いつかれて打線に火がついたのは確か」という西岡の3ランで勝ち越すと、
後半は猛攻。3HRを含む15安打で18-2。
8回コールドゲームの圧勝でした。
王監督も、「追いつかれてことで選手の目が覚めた。
その直後に満塁のピンチでダプルプレーを取れたことで、流れが変わった」
と振り返っていました。
ピンチをチャンスに変えて勝ったのは、大きな収穫だったのではないでしょうか。

明日、第1試合で韓国が勝つか引き分けて、
第2試合で日本が勝てば、
日本の2次リーグ進出が決まります。

松坂は疲れもあり、状態もベストではないかもしれませんが、
今日の試合後は表情が変わってきていました。
明日はきっとやってくれるでしょう。
東京ドームで、直接いけない人は、J SPORTS の中継で応援してください!!

ところで、今日の試合後、ICHIROが言ってましたが、
試合前、チームの仲間に「硬くなるだけ硬くなろう」という主旨のことを
言ったそうです。
ICHIROでもそう思うということは、僕の心構えも間違ってなかったのかな、
と少し嬉しくなりました。


最新の画像もっと見る