京大植物園TODAY

京都市左京区の京都大学北部キャンパス内にひっそり佇む現代の杜、京都大学理学研究科附属植物園の日々の風景を紹介します。

89回観察会「ナラ枯れ」

2010年08月26日 16時32分34秒 | Weblog
89回観察会「夏の昆虫の歩み」の途中に、ナラ枯れの現場で園丁中島さんから説明があった。コナラなどが枯れだしたのは梅雨明けの頃だという。大文字山、吉田山などのナラ枯れは歴然としている。ナラ枯れは比較的高齢で大きい木が発生しやすいという。だから、余計に目立つのだ。ナラ枯れが京大植物園に来るとは思わなかった。伐採対象の木が7~8本はある。これが伐採されると最初に影響を受けるのは、その蔭で絨毯のように生えている苔だろう。また、植物園の様相が少しかわる。(ムカイノカッパ)

89回観察会

2010年08月26日 16時19分35秒 | Weblog
89回観察会のテーマは「夏の昆虫の歩み」。ガイドは理学研究科動物生態学研究室の院生奥崎さん。炎天下、なかなか昆虫が動かない。奥崎さんによると、昆虫の観察は5~6月が一番いいそうだ。草刈りしたあとの臨床部でオサムシが見つかった。一匹のオサムシと30名の観察者の眼。オサムシもたじろいだに違いない。観察者の一人はカマキリを手の上に乗せて歩いていた。(ムカイノカッパ)

第89回 京大植物園観察会のお知らせ(2010年8月26日)

2010年08月26日 05時11分26秒 | Weblog
京大植物園を考える会より、2010年8月の植物園観察会のお知らせをいただきましたので転載いたします。(オイケノカッパ)

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★第89回 京大植物園観察会のお知らせ ★

日時: 2010年8月26日(木)12:05~12:50

テーマ: 『夏の昆虫の歩み~アリとバッタと、時々、オサムシ~』

案内人: 奥崎 穣さん(京都大学大学院理学研究科動物生態学研究室)


場所: 京都大学北部構内理学部植物園前に集合してください。
(アクセスはこちら http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm)


主催・問い合わせ先:京大植物園を考える会
E-mail: kyotoubg@gmail.com
URL: http://members.at.infoseek.co.jp/bgarden


奥崎さんより下記のコメントをいただいております。

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「地表徘徊性昆虫の各種が植物園のどの環境で活動しているかを観察する」というので
いかがでしょうか?
この時期に、主に活動しているアリは数種いますが、営巣あるいは採餌の場所が異なるかもしれません。
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【ナラ枯れ】処理予定の木々。

2010年08月23日 22時38分55秒 | Weblog
ナラ枯れの被害木のうち、すでに枯死しているものを含め、感染の拡大防止のために大半が処理される見込みだ。対策は一刻を争う。



枝に目印がされている木は、まずは伐られずに薬剤処理が行われる予定。



ぐるっと幹に目印されている木は、既に枯死しているか、ほとんど枯れており伐採されることになる。