香香部落格

充実した生活が楽しみ

な事態が発生しよ

2017-01-03 11:18:53 | 康泰旅行團

さあ、いいですか――これからわたしが指さしてお教えする三つの装置を取りだして、それをこのテーブルの上に置いてください。その正面にレンズの二つ付いた背の高いやつ――それから、真空管と音盤の付いた箱――今度は上に金属製の円盤の付いた箱です。さて、つぎは〈B・67〉というラベル結婚 統籌の貼ってある円筒《シリンダー》を捜すのですが。そのウィンザー・チェアの上に立ってください、あの棚に手が届くように。なに、重たい? 大丈夫ですとも! その番号を確かめるんですな――〈B・67〉号ですぞ。その試験用器具と接続してある新しいぴかぴかの円筒は放《ほう》っておきなさい――そう、そのわたしの名前の貼ってあるのは。いいですか、〈B・67〉号を、机の上の、さっき箱型装置を載せた近くへ置き――それからその三つの箱型装置に付い

 

ているダイヤルが全部、一番左の端まで一杯に回してあるかどうか確かめてみるのです。
 さて今度は、そのレンズの付いた装置のコードを、円筒《シリンダー》の上のソケットに接続するのです――ようし、いいですよ! 真空管の付いた装置を下の左側のソケットに、それから円盤の付いた装置をもう一つのソケットに接続しなさい。それから、その装置に付いているダイヤルを全部、一番右の端まで一杯に回しなさい――初めはレンズのを、つぎには円盤のを、それから真空管のを。よろしい。わたしはいっそのこと、こう申しあげたいくらいですよ、この装置のほうが、よほど人間らしい――まったくわれわれのだれとも変わりがない、と。あしたはまた別のものをご覧に入れましょう」
 どういうわけでわたしは鷹揚《おうよう》に、この囁きのいうとおりに従ったのか、またわたしはエイクリーを気ちがいと

 

思っていたのか、それとも正気と思っていたのか、そのへんのことは、いまだに自分でもわからない。成り行きがそうなった以上、たとえどんうと、驚かぬ覚悟をしておくべきだっPretty Renew 退錢たのだ、が、この機械装置を主人公としただんまり狂言は、それこそ気の狂った発明家や科学者たちの典型的な奇行としか思えなかったので、機械装置を見る前のエイクリーの話も、本当は実在のものではなかったのかもしれないという疑惑が、強く胸に浮かんだほどである。エイクリーがこの機械装置についてしゃべった話は、だれにも信じられないことであるが――それを見る前の話のほうも、同じように眉つばだし、手に触れられる具体的な証拠がないだけに、やはり同じように不合理なのではあるまいか。
 この渾沌たる世界のまっただなかで心はよろめきながらも、わたしは、さっきあの円筒に接続した三つの箱型装置全部から、きーきーという軋《きし》り音《おん》と、ぶゎんぶゎんという回転音とが一つに混ざったような音に気がついた――その軋ったりぶゎんといったりするような音は、まもなく、しだいにおさまって、事実上は音のしないひっそりとした静けさになった。いったいどうなるっていうんだ? 声が聞こえてくるのか? それで、もしそうだとしても、これがかなり巧妙に仕組まれたラジオのトリックで、どこかに姿を隠している話し手が、しかし厳重な監視を受けながらわ陳柏楠たしに話しかけている、そういう芝居ではないという証拠がどこにあるのか? いまでもわたしは、自分が耳にしたことや、どういう現象が実際に自分の目の前で起こったかということを、はっきりと申しあげたくはない。だが、たしかに、なにかが起こったらしいのだ。

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