企業とともに歩む

~ある経営コンサルタントのひとりごと~

国会中継を見ていると

2017-05-25 07:07:15 | 日記
おはようございます。
国会中継のライブや、ニュースで紹介される一部の場面を見ていると、議論すべき課題の優先順位がまったくもってムチャクチャだなぁと、都度思ってしまうのは私だけでしょうか。みなさんもそうですよね?
与野党、そして個々の方にいろんな思惑があってのことでしょうけど、そんな時間的余裕はないし、国会運営の費用も税金ですから、何とかならないものでしょうか。
国会で発言しておられる議員の方々は国民が選んだとはいえ、国民の声を本当に吸い上げて発言しておられるのかと思うと甚だ疑問。まぁこんな批判は誰にでも出来ますし、全体を見ずしてあからさまなポピュリズムも嫌いですし、とにかく“タイム・イズ・マネー”、優先順位を見極めて欲しいものです。
それと、もっと政治家になって何かを成し遂げたいという方が出てきても良いと思うんですけどね^^


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財務の数字を読む力

2017-05-18 07:02:31 | 日記
おはようございます。
ここ20年ほど日本はデフレから脱却できずにいますので、業績が低迷している会社へ経営支援に伺うことも多いです。そりゃあそうですよね、ミクロでどんなに頑張ってもマクロでは日本経済は成長していないのですから。
そこで目先、まずは会社の資金が回るように経費削減するところも多いと思いますが、財務諸表に表れている数字は結果として足し引きされ、営業利益や経常利益が算出されているのであって、その結果を見て経費を1万円削減したからと言って利益が1万円増えるわけではありません。
経費の内容にもよりますが、現実には経費削減によって社員のモチベーションが落ちて生産性が悪化したり、情報共有化のスピードが落ちて顧客対応レベルが落ちたり、将来の修繕費増加に繋がって特定期間損益には影響がないことだったり、最悪売上高が落ちることだってあります。
単純な足し引きではないので、必ず因果関係を細かく見ていかないと失敗します。逆に、削減しても何ら他に影響の出ない経費であれば、そもそもそれは会社の経費に計上されるべきものではなく、個人的な支出でしょう。
仮に経費削減がそのまま利益増加になるなら、別に経営コンサルタントでなくても簿記の知識がある方なら経営再建はできます。
数字を読み込む力、いざという時のためにも磨いておく必要はありますよね。


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力配分

2017-05-11 07:03:27 | 日記
おはようございます。
最近はいろいろなマネジメント手法、コミュニケーション手法、自己啓発法などありますよね。
先日ある会社にお伺いした際に、経営者の方が「アンガーマネジメント」の研修を受講されいて、その内容を熱く語っておられました。怒りのエネルギーをポジティブな方向に向けるというものなんですが、それ自体は“ふむふむ、なるほど”と聞けていたんですけど、“そんな研修に行かれる時間があるなら、もっと他にすべきことがありますよね?”と思ってしまいました。そこの会社は待ったなしの事業再建中でしたから。
営業戦略・人事戦略の再構築や社員との個人面談など、しないといけないことは目白押しだったのですが、なぜ今、研修受講なのか・・・今そこですか?と。
これでは私の方が「アンガーマネジメント」を学んだ方が良い、みたいになりますよね(笑)


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