企業とともに歩む

~ある経営コンサルタントのひとりごと~

自社の商品って、お客さんからはどう見えてる?

2013-08-29 07:21:54 | 日記
おはようございます。

どの会社にも、お客さんに提供している自社の商品あるいはサービスって

ありますよね?売上げを上げないと会社が継続しないですから、当然と言

えば当然のことでしたね。

そこでですが、自社の商品を非常に限定的にしか捉えていない方も意外に

おられるので(あくまで私の経験上です)、今回は発想の転換のお奨めです。



例えば、私が今こうしてブログを書いているパソコン、これを販売している

会社があるとしましょうか。

その会社の方に「御社が扱っている商品は何ですか?」とお聞きすると、

だいたい「パソコンを取り扱っています。」と来るでしょう。

(よく考えておられる方は、たぶん別の答えが返ってくるでしょうね。)

そしてその次に、「ではそのパソコン、お客さんにとってどのような価値が

あるものですか?」
とお聞きすると、「文章や表計算などはもちろんできま

すし、回線をつなぐとインターネットやメールもできます。また、年末に

は年賀状の印刷もできるので、すごく便利なものですよ。あと最近では、

ネットショッピングで価格を比較して安く商品が買えて、自宅にまで届け

てくれるんですよ。」
というような答えが返ってきますか・・・。



この方が売り場で接客される場合、どのような接客をされるのでしょう。

メーカー別のパソコンの機能比較、価格比較等の説明オンリーでは、パソ

コン購入を決めて来られているお客さん以外、なかなか売上げに結びつけ

られないかもしれません。



ではお客さんから、パソコンはどのように見えているのでしょうね。

例えばボーナス時期であれば、ボーナスの使い途の一つとして見ているで

しょう。
となると、売り場で接客する方がライバルとしてみるのは、同業

の競合他店だけではなく、旅行会社やちょっと高級な飲食店かも
しれま

せん。

そこが意識できれば、パソコンの説明だけに終始しない、素晴らしい接客

ができると思いますね。



この機会に、自社の商品はお客さんからどう見えているのか、お客さんに

とっての価値は何なのか
という視点から、商品について今一度再考してみ

てはいかがでしょうか?^^


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花火大会に行く人たちの理由

2013-08-22 07:21:47 | 日記
おはようございます。

みなさんはこの夏、どこかの花火大会には行かれましたか?

花火を見に行きたいとは思っても、行き帰りがかなり混雑しますし、暑いし、

疲れるし・・・やっぱり行くのヤ~メた!という方も多いのではないでしょうか。



話は変わりますけど、みなさんの会社では商品・サービスの価格(売価)って

どのように決めておられるのでしょう?

加工的な要素がなく、商品を仕入れてそのまま小売りするような場合は、

競合他社の価格に合わせたり、独自商品であれば売上原価等から適正

売価を算出
されているのかもしれませんよね。

ただ、ここでお客さんの視点で考えると、実際に100円で売っている商品

が高いと思われている場合もあるでしょうね。

だって、お客さんはお店に足を運んで商品を買って帰宅するまでの間、時

間もかけてますし、車で来られたならガソリン代もかけてるわけですから。

商品代はもちろん、それらも全部含めたコストに対して、そのお金を出し

買う価値があるのか、ということになりますもんね。

当然、その商品に対してお客さんが感じる価値が、実際の売価を上回って

ないと大した売れ行きは望めないでしょう。

もちろん逆のケースもあり、お客さんが1,000円出しても欲しいという

商品であれば、原価が10円であっても1,000円で売れるわけです。



冒頭の花火大会でいうと、花火を見たい気持ち(その人にとっての価値)が

花火を見るためのコストを上回っていれば見に行くでしょうし、その逆の場合は

花火を見に行かないってことになるんでしょうね。



顧客価値の数値化は難しいでしょうけど、本来あるべき視点だと思うので、

自社が売りたい価格とお客さんが買っても良い価格のすり合わせを一度

されてみてはいかがでしょうか?



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これがあるべき姿かな♪

2013-08-08 07:21:57 | 日記
おはようございます。

もう先月のことになりますけど、参院選は自民党の圧勝でしたね。

その参院選の前後は、いろんな方と政治について話す機会が多かったよう

に思います。

みなさんもそうではなかったでしょうか?



つい最近、ふと目にしたジョン・F・ケネディ氏の言葉。

「アメリカ国民諸君。国家が諸君のために何をなしうるかを

問うのではなく諸君が国家に何をなしうるかを考えよ。

~(中略)~

アメリカが諸君のために何をなしうるかを問うのではなく、

我々がともに人類の自由のために何をなしうるかを考えよ。」


彼は言わずと知れた第35代アメリカ合衆国大統領ですが、数多くの名言を

残しているんですね。

私はそれらの中でも、この言葉に共感し、かなり納得しました。

“国家と国民の関係”においてもそうですけど、私の場合は“会社と社員さん

の関係“に置き換えて読み、考えてしまいました。

もちろん、社員さん方がそのように考えて行動できるように、まずは諸々の

労働環境を整えてあげないとダメですけどね。



みなさん、“北斗の拳”という漫画に出てくるラオウはご存知ですかね?

「わが生涯に一片の悔いなし!!」

仕事をしている時間は、睡眠時間を除いた人生の大半を占めるわけですから、

ぜひラオウのようにいきたいですし、社員の方々にもそうあって欲しいですよね♪


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ちょっとした気遣い

2013-08-01 07:21:17 | 日記
おはようございます。

私がいつも感心してしまう、とある会社のAさん(管理職の方)のことに

ついて書きます♪



私がその会社にお伺いしている間、いろんな方の声が聞こえてくるんです

けど、そのAさんが部下の方にお話しされる時には大体、「こうしようと思

うんだけど、○○さんはどう思う?」
って聞かれるんですよね。

業務命令を発するまでのプロセスで、社員の方々からまったく意見を聞か

ないことがないんですよ。



いざ聞かれると、部下の方は考えますよね。考えて答えると、Aさんが問

いかけた「こうしようと思う」ことについて、参画意識が生まれたり、納得感

が生まれます
そうするとやらされ感が薄らぐので、たぶん生産性も上がり

ますよね。社員の方々の“自己必要性”についてもプラスに働きますから、

モチベーションも少なからず上がることでしょう。



仮に「それでいいんじゃないですか」って答えようものなら、必ずツッコミ

を入れてます。ベースとなる信頼関係も、きちんと出来てるんでしょうね。



頭では分かっていても、業務時間中は忙しく、つい一方通行の指示だけに

なってしまう・・・そうすると部下の方が指示待ちになってしまう・・・


みなさん分かっていることだと思うんですけどね。



社員さんに問いかける内容がすでに決定事項とするなら、単なる根回しに

なってしまうかもしれません。ですが、この相談口調、ぜひ忘れないよう

にしたい
ですね。


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