fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

moray, get da-ze:

2009-01-13 00:00:00 | biologie*
念願のウツボを入手した!

脊索動物門 Chordata
脊椎動物亜門 Vertebrata
硬骨魚綱 Osteichthyes
ウナギ目 Anguilliformes
ウツボ亜目 Muraenoidei
ウツボ科 Muraenidae
ウツボ Gymnothorax kidako (Temminck et Schlegel, 1846)

体表は鱗がなく粘液ヌルヌル。手にずしっと来る重みと美しい模様が迫力満点だ。また歯が鋭ぇの!

以前も書いたけれど
"Raptorial jaws in the throat help moray eels swallow large prey"
 Rita S. Mehta & Peter C. Wainwright, Nature  449, 79-82 (6 September 2007)
で紹介されたように、
ウツボの咽頭顎(pharyngeal jaw)は形態も特殊で、
獲物を通常の顎で捕らえた後、
牙の生えた完全に"第2の顎"な咽頭顎で喰らい付いて喉に引きずり込むみたいな、そんな構造が見られる。
ウツボ、かっこいいぞ!!
というわけで、解剖して検証してみたかったんだが、なかなか見つからなくてねぇ。
ホンキ出して手段選ばず探索していたらもっと早く入手できたんだろうけど、
どうせ趣味の一環のようなもの、できれば無駄な殺生を避け、
食用として店頭にあるものを食材にすると同時に利用したいというのはせめてものポリシーだ。
(って、つい先日海で見つけて追っかけたが…)
ありがとうアメヤ横丁!

ウツボは、香港ではちょくちょく生簀で見かけたが、
日本でも紀伊半島-四国あたりとか静岡-神奈川とか房総半島とかで局所的に消費される。
干物が一般的ではあるが、あっさりした白身は唐揚げが1番だとか。
ん~~♪おいしそう☆
脊椎や肋骨などは非常に細かく、ハモ同様骨切りをしたりするくらいなそうなので、
取り敢えず全身骨格を残すつもりで捌きつつも、途中ムリと思ったら即諦め、
頭部骨格周辺のみを採る心づもりでいる。
大切に扱ってやろう。


BLOG内LINK:
 ・Gymnothorax kidako: さぁできたぞ、ウツボ骨格標本!

 ・Stephanolepis cirrhifer: カワハギの骨格標本。





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