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人生激情1476(???)

2012-02-13 07:08:13 | Weblog
 人間の頭脳の老化は18歳頃からはじまるという。
 だから、勉強するならそれまでが勝負の時だ。特に記憶問題はここまでだ。
 あとは、覚えた分だけ忘れて行く。自覚症状は40歳代からである。
それまでは記憶に相当な自信があった人でも、年齢には勝てぬ。
突然、「あれ」「それ」がはじまる。物の名前が即座に出てこないのだ。
頭髪に白髪が混じりだす。抜け毛が頻繁に起こる。毛が細くなる。

 観た映画の俳優の名を思い出せない。この程度のことと馬鹿にしてはいかん。
「雨の夜の訪問者」の主役の俳優の名は何て言ってたっけ。
「死刑台のエレベーター」でドロンと共演していた老俳優は何て言ったっけ。
「荒野の七人」の中でリーダー役で坊主頭の主役は何て言ってたっけ。
顔は覚えているのだが、「あれ」「それ」の世界に入ってる。
 50歳を過ぎると、過去の思い出が曖昧になる。
仕事上の相手でも、名前を忘れ、メモの置き場所も忘れる。
 60歳になると、いま手元にあったものが突然紛失する。
ひょいと無意識に置いた眼鏡や財布が見当たらない。
雨傘を電車に置き忘れたのなんかは可愛いものだ。
 70歳になると、まさに老人ボケの佳境に入る。
思いついたことがあって自分の部屋から茶の間に行く途中で、
トイレに寄っただけで、用件を完全に思い出せなくなっている。
また元の自分の部屋に戻り、記憶を追いかけなけりゃならんことになる。
そこでやッとこさ思い出す。そうだ!爪切りを取りに行くのだったっけ。
まだ人知れず徘徊して捜索されないだけでも、幸運と思うべきか。
 地下鉄の階段なんかは健康のためと何のためらいなく昇っていたものが、
遠回りしてでもエスカレーターを探しだすのもこの頃だ。
 いま若いからとて笑い事ではない。誰もがそんな経過をたどる。

 70代に入ったら、80歳になるのはもうすぐそこだ。
 80歳代だといったいどういうことになるのだろう。
わが子や孫の名前を忘れたらもう話もしてもらえなくなるかもしれないぞ。
 先週遠藤北大教授の講演で、少子高齢化時代は留まる事を知らず、
2050年には80歳以上の年寄りが全人口の3分の1になると言っていた。
いま40歳の我が家の娘が80歳になった頃だ。
記憶力、体力が衰えた老人がウジャウジャさ迷う風景は楽しいはずではない。
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