べに丸日記

二胡とテニスに明け暮れる、熟年主婦の明るい毎日

背負っているもの

2016年10月19日 | 日常生活

聞くともなく耳に入ってきた見知らぬ人の会話。お互い丁寧語で話して
いるから、さほど親しい間柄ではないのだろう。

  「最初の1ヶ月は厳しくします。怒鳴ったり罵倒することもある。
  それに耐えられたら次の1ヶ月は少していねいに仕事を教えていく。

  最初から甘やかすと、今の若い者はだめですね。ザルの目を
  初めは荒くしておいて、根性のないヤツはそこからこぼす。
  そうして徐々にザルの目を細かくしていって、本格的に教えるのは
  そこからです」

どうやら、食べ物屋のオーナーであるらしい男性。従業員の教育について
持論を展開している。ザルの目を少しずつ細かくしていくだなんて旨いことを
言うなあ。興味を持って耳を澄まし始めた。

話はプライベートに及んで行く。

  「いやあ、温泉ねぇ。行きたいとは思うけど、個室じゃないと
  だめだから。……しょっちゃってるんで」

  「あ、なるほどね…」

しみじみとしてしまった会話の主たち。

今は日本人の中にもファッション感覚で刺青を刺す人がいる。でも、彼の
「背負っている」
という言い方には覚悟のほどが窺えるような気がした。
自分の意思で入れたものだとしても、
それは一生背負っていく荷物の
ようなものなのかもしれません。

 

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