弁護女子。~熊谷の女性弁護士の日々~

埼玉県熊谷市の 弁護士 & 中央大学法科大学院実務講師 & 夫婦カウンセラー 生井澤葵の日々を綴ります。

判決を取ったらどこに行くの???

2017-02-08 | 法科大学院実務講師
学生時代にどうしても不安で仕方なかったのが、

出題者から求められている答案の解答が、

(カンタンに言えば)勝訴・敗訴 あるいは 有罪・無罪 ・・・という、

日常生活のニュースでは一番注目をされる結論ではないことでした

「問題となる点について論じよ」

このような聞かれ方なので、裁判官のように判決をすることは求められていないのです


これが私の脳みそにはとてもキツかったです

「どうして?どうして結論まで聞かれていない?」

「世間では裁判所から弁護士の先生が“完全勝訴”の旗を持って走ってくるじゃない」

司法試験合格後の二回試験や、実務ですと、

いわば徹頭徹尾(?)全てを取り扱うのですが、

司法試験の段階ですと、頭があっても尾っぽがないような解答になることがあります。

(刑事訴訟法など違法収集証拠として証拠が排除されます!となって、

                     解答が終わることがあったりしますよね)


ただし、恐ろしいことに、

判決をもらうところまで行ったとしても、

その後どうなるかが、学生の私にはまた分かりませんでした

控訴・・・があることは分かるのですが、

控訴しなかった場合についてが、かなり絶望的な闇でした

「判決が・・・確定すると・・・???」

何やら「確定」というものがあると、

(民事事件の場合)無理やり回収できる・・・らしいけど・・・???

裁判所が法廷で現金を支払ってくれるのかな!?!?!?

学生あるあるの勘違い

このように判決の後の闇と大きな勘違いを抱えた私に、

学校の先生は「民事執行法を履修しなさい」とそっと言ってくれました

そう、勝訴判決は時にただの紙切れでしかないのです

判決を取ったら、また地方裁判所に行くことがあるのです

判決の後、実際に手元に現金がどん!と来るまでこぎつけるのが、

どれほど険しいかは弁護士になってから実感することになりました




こばと法律事務所
弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

         【プロフィール】
       弁護士・中央大学法科大学院実務講師・JADP認定夫婦カウンセラー
       女性の弁護士ということで、夫婦の問題や、男女の問題についての相談が集まり、
       その分野の問題を多く取り扱っています(その他、交通事故・借金の問題等も取り扱っております)。
       ホスピタリティのある法律相談ができるように、カウンセラーの資格も取得しました。
       ある日、普通の方が、ふとぶつかってしまうような法律の問題を、
       分かりやすい言葉で、丁寧に説明することが得意で、
       法律事務所・弁護士に相談することのハードルを下げるために、情報を発信しています。
       法律相談・講演依頼等、お仕事のご依頼は、こばと法律事務所にご連絡ください。


            埼玉県熊谷市筑波2丁目56番3 渡辺総合ビル3階
            こばと法律事務所
            電話: 048-501-1777 (ブログを見たとお伝えいただくとスムーズです)
            HP : http://www.kobato-law-office.com/
            男性弁護士・女性弁護士のいる事務所です

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