井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

指揮者の称号

2017-06-07 22:48:04 | オーケストラ
日本のプロフェッショナル・オーケストラ年鑑というものを初めて見る機会に恵まれた。

いろいろなことがわかって興味深いのだが、指揮者の称号には唖然とした。

昔は常任指揮者あるいは音楽監督、それに名誉指揮者くらいだったのではなかろうか。

その昔、バーンスタインがニューヨークフィルを辞めるにあたって「桂冠指揮者」という称号がおくられ、異彩を放っていたと同時に、桂冠指揮者という称号はバーンスタイン級の業績に対する称号、となんとなく思っていたような気がする。

それがなんと、日本にも沢山登場しているではないか!14のオーケストラが二十数名に対して呼んでいる。

ご丁寧にも桂冠名誉指揮者という二重呼称が6人、永久桂冠指揮者や桂冠芸術顧問という故人、桂冠指揮者兼芸術顧問という忙しそうな方もいらっしゃる。

虎は死して皮を遺すというが、故人の称号も上記の他、創立指揮者、名誉創立指揮者、創立名誉指揮者、名誉音楽監督、永久指揮者、永久名誉指揮者、永久名誉音楽監督、永久芸術顧問、と様々な称号で名を遺している。
中には「フレンド・オブ・セイジ」という、意味がわかり過ぎて、称号とは思えないものまであった。
(一方で、故人はばっさり名前を残さないオーケストラも一つだけあったが。)

名前を遺すことは基本的に賛成だ。しかし、百年後どうなっているのだろうか。
今は珍しい「フレンド・オブ・何とか」があふれているかもしれない。

しかし、大半の人は故人名が並んでいるところを煩わしく思うのではないだろうか。

私の場合は、中高生の頃、N響の名誉指揮者にローゼンストック、カイルベルトの名前があり、どんな人なんだろう、と想像して楽しんだものだ。

でもそういう類の人は極めて一握りだと思うので、要らぬお節介だが、故人名が沢山掲載されるのはどんなものかなあ、と思ってしまうのだった。
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