Copyメソッドはセル内のデータだけではなく書式も含めてセル全体をコピーします。
たとえば下図のような表があった場合
標準モジュールに
Sub Sample()
Range("A1:E12").Copy Destination:=Range("G1")
End Sub
のようにコードを打って実行すると書式も含めてセル全体をコピーします。
ところが、セルをコピーするとき「データだけでいいんだけど」という場合があります。
そのときはマクロ記録で選択して貼り付けの「値」で記録すると
5行ぐらいのマクロコードになってしまします。
「どうのこうのSelect、どうのこうのPaste」と実用的ではありません。
そういう時はCopyメソッドは脇に置いて発想を代え
Valueプロパティで代入式を使えばすっきりしたコードになります。
Sub Sample2()
Range("G1:K12").Value = Range("A1:E12").Value
End Sub
書式のないデータだけが貼り付きます。
ただし注意としてValueプロパティを省略せずに指定して
さらにコピー元と貼り付け先は、同じ大きさのセル範囲でなければなりません。