★ 会場は涙のでるほど大笑い、でもソリストは真剣なところがさすが。
Victor Borge Hands Off!
★ 楽しいけれどヴェルディのオペラ「リゴレット」のジルダのアリアがメチャクチャに。
花の金曜日は笑いでいっぱい。
アンコールで歌っているのはFranz Lehár(レハール) 作曲、 "Meine Lippen Sie küssen so heiss"から一部分。
★ 戦前の名歌手、ワーグナーを歌って世界的なラウリッツ・メルヒオールが「帰れ、ソレントへ」を歌うがその伴奏はとんだ「省エネ」。
Lauritz Melchior & Victor Borge
★ ではもう一曲、リコーダーの名手。ミカラ・ペトリさんの伴奏を引き受けるボルゲ氏。
演奏の曲は、イタリアの作曲家Vittorio Montiのチャールダーシュです。
Victor Borge - 80th birthday - English subtitles available
何と言う癖の悪い爺さんばかりを並べちゃってww
チャリティコンサートかなぁ、しかし実力が備わって無いと聞くに堪えないかも。
日本のチャリティには欠けてる上質のユーモアの大切さが如実に表れてて哀しくもあり。
「題名のない音楽会」など観客を笑いに誘う場面が無理っぽくて重くてイケナイ。
みんな音楽の演奏が上手なコメディアンに見えてしようがない。
本当に楽しい動画でした 御馳走様^^
ホワイトハウスにも招かれてコンサート?したのですって。
ピアノの腕は素晴らしいのですが、ヤンチャが「売り物」、
楽しいですね。
それにしてもソリストの方々はよく我慢されましたね。
私なんかもう涙流して笑いましたよ。
笑いが止まらなくなるのです。
それにわざと「嫌な伴奏の仕方」をして、でもお客さんは大喜びですね。
すごい「芸の力」です。
先日、劇場のガラコンサートでシェニエの「60年もの間」を歌いました。
いうのを読んで、デル・モナコがそうであったように
強靭な声は細心の注意をはらっていることを
感心していました。
堂々たるメルヒオール、彼の歌ったタンホイザーは
素晴らしく、もはや伝説的です。
古い録音でしたが、聴いていてドキドキしたのを覚えています。
「シェニエ」で最初に歌われるジェラールの「60年もの間」これは一瞬にして当時の社会が明らかになり、
ジェラールの立ち位置をハッキリさせます。
「祖国の敵!」を続けて聴きたくなりますね。
ところで昨年冬のコンサートでお歌いになったロシア語によるチャイコフスキーの歌曲の素晴らしさは忘れることができません。
すぐに極上のロシア語とわかりました。
昔、ボリショイで全盛期のユーリー・マズロクなどを聴いたのですが、
それに勝るとも負けない資質と音楽性を感じました。
祖国の敵、はつくづく素晴らしいアリアです、アリアはタイトルが命だと思うのですが、祖国の敵、というタイトルは素敵です。
メルヒオールはかつてヘルデンテノールという人種がいたことをいつでも思い出させる歌手ですね。
タンホイザーは記念碑的な歌唱だと思います。
また、わたしがオペラの役の中でいちばん好きなジークムント役を、輝かしい明るい声で歌ってくれています。ラモン・ヴィナイの悲しい宿命を押し出したジークムントもそれは素晴らしいですけど、「英雄」はいつでも輝かしく明るくあるべきでしょうね。だからこそ悲劇が、ギリシャ的な晴朗を帯びます、これがオペラのこうあるべき本質ですね。テル・モナコのオテッロもそのような歌唱でしょうね。
聴いて、感動していたようですね。
音楽評論家の「あらえびす(銭形平次を書いた作家の
野村胡堂氏」もメルヒオールの声に感動、
私の亡き父の学生時代の6年年上の同級生は
家が貧しくお姉さまが芸者になり、大学の学費を
出してくれたようで、時々、メルヒオールのタンホイザー
の一節を歌っており、年老いたその弁護士さんの
歌を楽譜もないのに伴奏させられていた幼時の私を
思い出します。
メルヒオールの「タンホイザー」の有名な一節は
多分、45回転の古いレコードでその人は覚えたの
でしょう。
オペラでいう「英雄」の声とはこういう声なんだ、って
思っていました。
先日放送されたバイロイトはもはやバイロイトでは
ない、ガックリでした。
オペラはギリシャ悲劇が土台になっているというのは
同感です。
エウリピデスやソフォクレスの息吹がベッリーニやヴェルディ、モーツアルト、ワーグナーに伝わっているのを
強く感じます。
ロシアには東洋の影響が出ているように思えて
なりません。