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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「森友学園」の件は司直に委ねること。中西輝政京大名誉教授「安倍総理は今、一身に代えても優先すべき仕事は何かを判断されたい」

2017年03月16日 | 政治

★ これが「日本」か? 
品性や知性のかけらもない「国会・マスコミ」の韓国化か?目に余るポピュリズム、大衆に媚びたみっともない現状!!

「森友学園」問題は、警察・司直に任せ与野党の国会議員は「本来の仕事」をしてほしい。
また「森友」一色になるのだろうなあ・・・。

「国会」は与野党ともよくない。
あまりにも「保身」「隠蔽」「恫喝」が与野党ともこれみよがしで国家国民の名を借りながら、この「危急存亡」のときを全く気にもしていない。
真の国士不在だ。自分の全存在をかけて国を思う政治姿勢であるとは到底思えない。

籠池夫妻は「窮鼠猫を噛む」という人もいるがこれは「保守」とは全く無関係な姿であり、おかしなジャーナリスト(元シバキ隊)とタッグを組んでひっかきまわすのか。
これも自称「ホシュ」の徳のなさだ。
一番危惧していたことになった。

そんな中で月刊誌「VOICE」4月号を買った。
中西輝政京大名誉教授が最新の論文を書いておられる。
少しだけご紹介します。


中西輝政京都大学名誉教授の論文(VOICE4月号より)

日米蜜月の嘘」 米国は100パーセント後方支援だけ。
前のめり外交のリスク・・・安倍総理はトランプ大統領と個人的に親密な関係を築いたというが、歴史的にみても「個人的」な関係が有益になった事実はない。(ここでロシアのプーチンとの例を解説)
トランプ大統領の歓待もほどほどに切り上げるべきだった。あとで臍をかむことになる。
双方の客観的な「国益の構造」こそが外交の成否を決するものだ。


「尖閣に安保適用」と全国紙があたかも一大慶事のように書き「無条件でアメリカが守ってくれる」と安心したようだが、これを中国をはじめとする国際社会がどう思うだろうか。
日米の間は「そこまで疑っていたのか」という疑心暗鬼のありさまなのか。
「日本は尖閣諸島を自力で防衛する意志すらないのか」ということを中国にあらためて見せたことで恐ろしい結果を招きかねない。

ここで中西氏は「むしろポーカーフェイスを保つのが隙をみせないしたたかな、つまり普通の国の対応というものである」と述べている。

また日本の報道では「米国は常に偉大な同盟国、日本と100パーセント共にある」と書いていたが、英語で読むと「米国は常に偉大な同盟国、日本の100パーセント後方に立っている。」ということである。
The United States of America STANDS BEHIND Japan ,its great ally,100%.

中西氏は「平時の抑止力になるかもしれないが有事の時は、間違いなく後方支援」と言っている。

発売中なのでここまでのご紹介に留めましたが、内容について箇条書きにしておきます。

・「前のめり」外交のリスク

・「アメリカは日本の後方に立っている」

・対中強硬は希望的観測に過ぎない

・政権の本質と国益の構造を知ること

・海洋国家から大陸国家へのパワーシフト(ユーラシア大陸の現状など)

・米中は決定的に対立せず、中露は決して離れず

・「政権は長きを持って尊しとせず」・・・安倍総理に捧げる言葉として「今、一身に代えても優先すべき仕事は何か」を判断されたい。


★ 中西先生の文と三宅博先生の政治を憂う思いと重なる。
三宅先生は他のどの「保守」とも違った深さと一身をかけた凄さががある。

 三宅博前衆議院議員のサイトから(抜粋)

私が心から尊敬する戦後の代表的な外交官に曽野明氏

(そのあきら1914年~1995年、元外務省ソ連課長及び西ドイツ大使)がおられた。

40年前に初めてお会いした時、「日本の首相が外国を訪問した場合、相手国が日本の首相に対して歓待された場合は

日本にとって不利な結果に繋がることがほとんどである。
」と教えられた。

プロの外交官から見て、これは交渉の行方を占う原則的な見方である。

その代表的な過去の事例が昭和31年10月、当時の鳩山一郎首相のソ連訪問であった。

当時ソ連は一刻も早く日本と国交を回復し日本国内に於いて諜報活動の再開を熱望していた。

その実現の為には北方領土全面返還と日本人抑留者の即時帰国を覚悟していたのだ。


しかしながら鳩山首相は吉田元首相との政争に明け暮れ、挙句の果ては自らの政治的功績を焦るあまり、

ソ連の真意を見抜けず、みすみす北方領土解決及び抑留日本人の即時帰国の戦後最大のチャンスを失ってしまったのだ。

これこそ日本にとって痛恨の一大事であったといえよう。

当時ソ連課長出身の曽野明氏は、鳩山首相がモスクワに到着した時のブルガーニンをはじめとする

ソ連側の大歓迎の様子を見て「しまった。大変危険だ。」と直感的にこの外交的大敗北を予感したのだ。


時は移り、今回の安倍総理の訪米に対するトランプ大統領の異例な大歓迎を見て、

60年前の鳩山一郎首相によるソ連訪問に既視感を覚えたのだ。(以上)

http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/fab0deaf9b960fd6a6dcf8ec9b6c13de



 「漂流する日本」三宅博前衆議院議員のサイトより抜粋

一般の日本人にはヘイトスピーチ法案であるとか、役所・行政のつくる書面にはいろんなカタカナが散りばめられている。
これは本質を隠すためにいろんなものを化粧し本質を糊塗して実態が見えないようにするというひとつの目的があるように思える。
だから「日本語で言いなさいよ」と言いたくなる。或はまたTPPにしてもアルファベットで表す、
これは決していい風潮ではない。
出来る限り日本語で表すべきではないか。日本人の根本的な考えと言葉とは一体のものである。
日本語の良さを見直すべきではないかと思う。

それから先に申し上げたヘイトスピーチ法案、
これは昨年の「70年談話」、年末の「従軍慰安婦に関する 虚偽に基づく屈辱的な合意」、
それから今回のヘイトスピーチ法案であるとか一連のものと思えて仕方がない。
それは日本の国柄というものを内側から喪失する方向に行っているように見える。(以上)

http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/75e5d2733729ebbe7e7170f27ec9dbdd

今日からマスコミの「森友学園」の件でますます報道が過激になると思うが、国会に真の国士がいれば・・・と思う。
三宅先生がどれほどの決意で選挙に臨まれたのか、その誠実さ、精神の高さに感動して涙する日々だ。



                     


ブログのティールーム




イタリアの偉大なテノーレ、フランコ・コレッリが歌う「君は知る」、歌に全身全霊をかけ、常に誠実な歌唱を聴かせる名歌手だった。
歌一筋の生活でCMも一度も出たことがない。これは1970年代?の貴重な動画。
"Tu lo sai" (G.Berrafato) Franco Corelli.avi


フランコ・コレッリ(Franco Corelli, 1921年4月8日 - 2003年10月29日)は、イタリアのテノール歌手。劇的表現に適したスピント系の美声、力感あふれる歌唱、輝かしい高音で知られ、激発性をも含んだ情熱、悲劇性の表現に秀でて高い人気を誇った。(WIKIより)

戦後まもなく造船会社で働いていたという。昔の音楽家は今では考えられない苦労人が多い。
(シャリアピンは炭鉱夫、プロッティは機関士、カップッチッリは建築士、などなど)

私は幸運にもコレッリの晩年の実演を3度にわたって聴き、また少しだけお話をしたことがあるが、喉を護るためにほとんど無声音に近い話し方だった。
マスコミ関係者は「二度とコレッリのインタビューは御免だ」と愚痴っていたときく。


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