日伊文化交流協会

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イタリア人の良い所を考えてみました。

2008年11月28日 14時54分42秒 | 日伊おもしろ比較
イタリア人と一緒に行動すると、そのワガママさについて行けず、ストレスがたまったり、イタリア旅行中、日本とのあまりの違いに、不便さを感じたり、色々ありますが、それでも魅力溢れる国であることは間違いありません。

私もイタリアと言う国に恋をして、いつまでもかなわぬ恋に振り回されているような状況。で、最近はちょっとアラも目立つようになってきたんですが、でもやっぱり憧れの人
ってことで、イタリアの素晴らしいところを考えてみました。



1.自分達の住んでいる場所、またはイタリアの文化に誇りを持っている。

これってね、日本人も、もっと見習うべきことじゃないかと思います。
イタリア人って、びっくりするぐらいイタリア以外のこと、例えば日本がどこにあるのか知らない人も多いんですけれど、一方で、イタリア人は自分達が育った町の歴史や、モニュメントについてとっても詳しいし、その町の食べ物などが一番おいしい。って思ってる人が多いです。
もちろん、皆が皆じゃないし、和食が好きっていうイタリア人も知っていますけれど、ナンダカンダ言って、イタリア料理が世界一旨い。イタリアが一番。って思ってるイタリア人が多いように思います。



2.家の中を常にピカピカにしている。

これは、「但し、公共の場所を除く」と言う条件つきなんですけれどね。
でも家の中のピカピカ度はすごいです。
これってイタリアに限ったことじゃなくて、ヨーロッパは結構どこに行ってもそうなんですけれど、ほらアジアだと、貧しい地域に行くと、とんでもなく不潔な環境で暮らしていたりするでしょう?
テレビなんかの取材で、そこそこお金を持ってる人の家に行っても、家電製品だけはやたらとピカピカしてても、そのほかはイマイチみたいな家が多いんですが、ヨーロッパってお金のあるなしに関わらず、掃除が行き届いているから、とにかくこざっぱりしてるんですよねー。
いつ誰が来ても良い家ってすごおいなぁ~って思います。




3.修理、修繕、修復、と言った事に長けている。物が壊れても簡単に捨てたり、新しいものに買い換えたりせず、まずは修理を試みる。

これは見習いたくても見習えない。っていうのが日本の現状で、修理代がとにかく高いですよね。
私は以前、まだ8年しか使ってない冷蔵庫が壊れた時、修理代が9万円。って言われて、で、私の経験上修理したものは、同じ原因で数年以内にまた壊れる。って言うことが多いので、結局その冷蔵庫は買い換えたんですよ。
だけど、イタリアだったら、絶対修理するだろうなぁ~って思いました。
一つは修理部品が豊富にあるし、機械類がそう複雑じゃない。でメーカー側から修理を派遣しなくても、町の電気屋さんで修理できるものが多い。日本の家電製品は頭がいいけれど、耐久性に欠ける。って感じですね。
かつ、家などに関しては、もう何百年も前から、修理を重ねて住んでいるから、壊れたら直す、そういうことが身についてるんだろうと思います。



4.余計なものを買わない。

値段が安いとか、流行ってるとか、ちょっと便利そう。などと言う理由で物を買う人が少ない気がします。
本当に自分に必要か?っていうことをきちんと考えて、無駄な出費をしない。そういう意味では本当に見習わなければならないなぁ~って思います。
私なんて、100円ショップに行くと、安いからと言う理由で無駄なものを買いますし、また、バーゲンで「安かったから」と言う理由で買った服が、袖を通さないまま捨ててしまったりするとき、本当に反省します。
イタリア人と一緒に行動していてると、買い物にものすごく時間をかけるんですよねぇ~。つまり、本当に欲しいもの以外は買わない。欲しいものに行き当たるまで、労力を惜しまずじっくり選ぶ。
で、あとね、日本だとカーテンを付けるとか、棚を付けるとき、ネジなんかをちょっと多めに買ってしまいますよね。でも、イタリア人はそういうことをしないんですよねぇ~。
「一個しかいらない」=「買う必要がない」
って言う図式ができあがると、誰かに「一つ頂戴」って平気で頼む。あれってすごいなぁ~って思います。


あとはね、外国でイタリア人に出会うと、すぐに仲良くなる。とか、自分達のやり方を常に押し通す。(あっこんな風に書くとまた悪口みたいになっちゃうけど、良い意味で)とか、すぐに打ち解けて話せる。とか、改めて、イタリア人の良い所について、色々あるなと思いました。

長くなっちゃったので、今日はこのへんで


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18 コメント

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Unknown (gellius)
2008-11-29 00:25:26
確かにイタリア人は自分の国の事は馬鹿なコでも良く知ってる(笑)だから、他の国の事知らないんだろうな。日本人はもっと日本に自信を持つべきだと思うし、もっと日本の文化を大事にして欲しい!って外国に出たら思いますのぉ。

掃除の事なんだけどね、あたしがこないだ日本は小学生の時から掃除の時間ってのがあるっていう話をしたら皆驚いてましたぞよ。
「自分達で掃除しないといけないってことは、汚さないように気をつけるってことじゃないか!素晴らしい!」と(笑)

確かにイタリア人は余計な物買わないねぇ。まぁ買わないというよりは、買えないってのもあると思いますけど(笑)
日本は物に溢れてるからなんでも使い捨てみたいなもんだものねぇ。
Unknown (yuranoto)
2008-11-29 09:20:44
1.最近はイタリアを嘆くイタリアの不平不満ばかりを口にするイタリア人が増えてきているように思います。
2.マイホームに関してはそうかもしれません。でも借家の場合、自分の部屋だけは掃除しても、キッチンやバスルームは無頓着という人が多い(私の今のルームメイトたちがまさにそう。いつも私が掃除している)他にもそういう話は聞きます。
3.これは確かに。大工仕事とか電気工事とか、素人でも何でもこなせる人って多いですね。
4.それは安いからってぽんぽん買ってしまうほど余裕がないからだと思います。余裕のある人は買っている気がします。本当に必要な物に限らず。
ただ、家の中は日本人は掃除しててもごちゃごちゃ、というのが多いですが、イタリア人の家は余計な物がなくて、すっきり片付いていますね。

私、イタリア人に学ぶ最大のことは「ゆるぎない自信」だと思うのです。あの、根拠のない自信。自分って美しい、と不細工なオヤジも信じていたり、頭がいい、才能がある、ブラーボだ、って....それが結果的に成功につながらなくても自分のせいじゃない、まわりのせいだと。「私ってだめな人間」とか外見的なこととかでくよくよ悩むイタリア人っていませんし。
子どものころから甘やかされて、自分にゆるぎのない自信をもっていて、はたから見ると「?」ってことも、本人はそれで満足しているのですから、見習うべきだなあ、と思います。ま、日本で日本人がそういう態度をとると「なに様」って嫌われるかもしれませんが、悲観的になってしまうよりましでしょう。
Unknown (きっこ)
2008-11-29 22:13:58
gelliちゃん、yuranotoさんの書かれていることは大いにありますね。
こまごましたものを買う金銭的余裕がないのも実際あるでしょうけど、あんまり品揃えがない、そして買い物できる時間の余裕もないのも大きいです。100均で買った物でもイタリア人に見せると皆欲しがるほどですよ。値段が安いからではなく「イタリアにはこういう痒いところに手が届く的商品がない」からです。
日本でもイタリアでも社会人が時間を気にせずに買い物を出来るのって週末もしくは仕事の後ですけど、こちらはまだまだ日曜は休みのところも多いし、19時まで就業の人は19時半までに店に行って買い物しようなんて神業ですもん。
ちなみに最近イタリアも修理は結構高いですよ。特に電化製品はそれだけ出すんだったら買い直した方がいいかもなんてこともあります。個人的にイタリア人に学べるのは「自己寵愛」と「ゆるぎない自信」ですかね、私も。
イタリアNo.1に閉口することもあるけれど (Delfino)
2008-11-30 12:28:23
がっちゃんさんが書いていること、理解できるわ~。

確かに労働者階級でも、これは何年のもので、どういうものかと説明できたりするところはスゴイなぁって思います。
日本のようなガイド通訳試験があったら、合格者多そう。。。って思う。

何かものを頂戴って平気で言えるところは(スーパーで本当に頂戴している人もいますよね)、ずーずーしいととるか、たくましいととるかは微妙なときもありますが。やはり自分で購入するべきものをもらうなんてという恥と名誉のの文化(ある意味大人の文化ですが)の我々とはちがうなぁって思います。
この辺は、ちょっと中東とにているような。。。(ローマ帝国のときからの流れですかね?)

「だからどうした!」という強さ(強さというには若干語弊があるかもしれない)は、主張下手な日本人は多少見習うべきところがありますね。
まぁ、イタリア人の場合は理論だった正論でない「だからどうした!」ってこともありますが。
自信をもって理論的に話し、相手を納得させる(自分をわかってもらおうとする)エネルギーは、議論に弱い日本人に必要なところだと思います。
お返事(その1) (がっちゃん)
2008-11-30 15:42:15
☆gelliusさまへ☆
それにしても、イタリアでは掃除の時間がないのに、どうしてみんな上手なんでしょうね。
男の子だって、ベッドメイキングちゃんとできるでしょう?
あれって小さいころからの躾なんでしょうね。
だけど、家ではやっても外(公共の施設)ではできないのが不思議です。

日本の文化については、私自身ひとつも自信のあるものがないので、自分で書いていて恥ずかしいのですが、逆にできる人、茶道、華道、書道、柔道、日本舞踊、みたいな難しいことだけじゃなくて、そろばんとか、簡単な版画とか、折り紙とか、そういうことだって、十分すごいってこともっとアピールできたらいいのにな。って思いますです。
きっと珠算のできる人って絶対尊敬されると思いません?
お返事(その2) (がっちゃん)
2008-11-30 15:51:18
☆yuranotoさまへ☆

>私、イタリア人に学ぶ最大のことは「ゆるぎない自
>信」だと思うのです。あの、根拠のない自信。

そうかもそうかもーーーーーー
あの根拠はどこから出てくるんだ。って思いますけれど、まさにそう。
イタリア人から英語の発音について訂正されるときとか思いますよね。
あと、自分は才能がある。認められるべき存在だって。
日本の場合でも、こういう人がいて「自分がこうなったのは社会のせいだ」とかって言って殺人を犯す人。
でも日本の場合は極端な例だから、おかしな方向に進むけれど、イタリアの場合、それがフツーっていうか。
ある意味うらやましいです。
でも、先日、イタリアでもうつ病に悩む人が多い。って言う記事を読んで、でもその数値が具体的には示されてなかったので、イタリアの新聞もあんまり信用できないなぁ~なんて思ったのですけれど、確かにイタリア人でもおとなしい人がいて、それはそれで、イタリアという国に住むのはつらいだろうなぁ~
なんて思ったりします。
お返事(その2) (がっちゃん)
2008-11-30 16:19:14
☆きっこさまへ☆
そうですか、やっぱりゆるぎない自信なんですねぇ~

あとね「いらないもの」うんぬんですけれど、もしかしてこれって男女差もあるのかもしれないんですけれどね、女性のイタリア人とか若い子をつれて100円ショップに行くと死ぬほど買い物するんですよ。
でもね、30代以上の男性と行っても、本当に何も買わないんです。
今まで何人も連れて行ったんですけれどね、それで安いっていうだけでは買わないのかと思いました。
ただ、ものがあふれすぎて何がなんだかわからなかったのかもしれませんし、100円=70チェンテージミ程度ってことがイマイチ実感できなかったのかも。
でも、若い子は「必勝」とか、「闘魂」って書いたハチマキを何本も買ってました。

修理代高くなったんですねーーー
そっか~。
結構みんな、家で使ってる照明機器が壊れたり、棚が壊れたりしても、お父さんが瞬間接着剤や、日曜大工なんかでなんでも修理しているのをみるものですから、そういうものなのかと思ってました。
でも、電機製品となるとそうは行きませんものね。

まった何にせよ、日本はちょっと物があふれすぎてるんでしょうね。
お返事(その4) (がっちゃん)
2008-11-30 16:29:08
☆Delfinoさまへ☆

>やはり自分で購入するべきものをもらうなんてとい
>う恥と名誉のの文化(ある意味大人の文化ですが)の
>我々とはちがうなぁって思います。

前にすごく恥ずかしかったのは、来日してすぐにあるイタリア人が、あの人に、タバコを一本もらってくれ。って言われたことです。
で、日本語教えてあげるから、自分で言ってとローマ字で紙に、
Tabako wo ippon kudasai
て書いて渡したんですが、そのあとは、タバコを吸ってる人を見るたびに、タバコをせびりに行くんですよ。
もう恥ずかしくて、他人のフリしちゃいましたけれどね。
これはちょっと極端ですけれど、少しだったらいいだろう。って言う感覚をもってる人が多くて、びっくりしました。

おっしゃるとおり、日本人ももうすこしディベートっていうか、言葉での応酬(それは汚い言葉を使うとかじゃなくて)きちんと議論できる力を持たないといけないな。って思います。
なんていうか、言わなくてもわかるだろう。的な雰囲気とか、空気で会話するほうが、逆にずるいっていうか、自分のことをきちんと言わずして、相手に察してもらおうとするのは、甘えなのかもしれない。と思ったりします。
だからと言って、あのイタリア人の、常に自分は正しい。的な発言にも困りますけれど。
両者極端ですね。
Unknown (masa)
2008-11-30 18:44:09
がっちゃんさんのブログを開くのにすんごく時間がかかるのは私だけでしょうか・・・?違うのかな?

それはそれとして。
私も自国に或いは郷土に誇りを持っているのが素晴しいといつも感じます。それもその道の人、例えば「役所関係に勤めているから町の歴史を知っている」んじゃなく、一般市民でも良く知ってますよね。人口がどうの、この歴史的建造物はどうの・・・と、こっちが話を理解していようがいまいがガンガン喋る(笑)。

ところがこと食べ物になると少々偏見が入りますね、やっぱり。
ワインはやっぱりシチリア産が美味い。スプマンテ?あんなのはダメダメ、飲みたいならシチリア産のプロセッコのほうが断然うまいよ。
この料理には野生種のフィノッキオを使うんだけど、野生種はシチリアにしかない。え、他の産地のもある
?それはお前が間違ってる。だってここにしか無いんだから。
これ、昨日あった「シチリア至上主義」の話。まぁシチリア産のプロセッコは確かに美味しいから良いとしても、野生種のフィノッキオは絶対他でも有る!プーリアには有った!って思ったのですが、言えない気弱な日本人。

郷土愛も度を過ぎると閉口してしまいますが、でも、やっぱりイタリア人の良いところだと思います。
お返事(その5) (がっちゃん)
2008-11-30 20:34:12
☆masaさまへ☆

>がっちゃんさんのブログを開くのにすんごく時間が
>かかるのは私だけでしょうか・・・?違うのかな?

ええええーーーーー
それは申し訳ないですぅ~。
私が遊びに行くブログの中で、何人かのかたのブログでそういうことが起こるのですけれど、私のブログの場合は、トップ画面では、タイトルと概要だけが現れるので、軽いはずなんですけれど、なんでなんでしょうねぇ~
そんな中で遊びに来てくださってうれしいですぅ~。

郷土愛も行き過ぎると、偏見というか、排他的な意見とも感じますけれど、でもそれだけ自分の地域を愛していると言うか、そういう気持ちの表れだと思うと、反論できないですよね。
なんていうか、「ホラ、うめーだろ。こんなうめーものくったことねーだろ。」って言われ続けながら食べなくちゃいけないのもツライし、日本にも、あるよ。
って言いたくなるときもあるんですが、うなずかざるを得ないものを感じますね。

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