11月28日(金)
寒くなってくると、いゃ寒い時だからこそ、熱々のおでんが食べたくなります。
久しぶりに、老舗『お多幸』本店の暖簾を潜りました。
訪れたのは丁度ランチタイムの12:40頃、何人か並んでいたので、この時はスルーして、
近くの高島屋で時間を潰すことに・・・・・・・・・
再度13:15分この時には、ランチ客の波が引けすんなり入店!!
今日も以前来た時と同様カウンター席に案内されました。
‘日本橋お多幸本店‘昭和23年に銀座の路地裏に開店して、平成14年に現在の日本橋に
移転して12年。
『お多幸』と言うネーミングは‘おででん業界‘じゃブランドネームになってますよね。
大正13年に太田幸(おおたこう)さんという女性が、自分の名前を取って、またお客さんに
『幸多かれ!』と願い‘お多幸‘という屋号にしたそうです。
『お多幸』言えば、昔からおでんが有名なのは当然なんですが、ランチメニューとして、『とうめし』
の存在が、この『お多幸』更にその名を広めさせました。
元々は、賄い食だった『とうめし』は、茶飯しの上におでん種の豆腐を乗せただけの、まるでシンプル
な丼ぶりです。
この日も、殆んどの方がこの‘とうめし‘を注文していましたね。
お多幸本店で、‘おでん‘なんて、いったいどんだけ高いんだよ!と前回は‘おでん‘を最初から外して
いたし、そうなると、ボクの選択は『とうめし』くらいしか浮かばなかった訳なんですよ!
しかし、お多幸に来て、おでんを食べないなんて、やっぱり寂しい話だし、今回はバッチリお多幸の
本道‘おでん‘を頂きましたよ!!
実は、お多幸のランチの『おでん定食』は非常にリーズナブルな値段なんですよ!
おでん3品だと800円、4品盛りにすると980円。
これに、しじみの味噌汁と茶飯、お新香が付きます。
‘おでん定食‘は‘おでん‘をお任せで頼むか、または「豆腐、こんにゃく、玉子、焼きちくわ、しらたき、
昆布巻き、ちくわ、しのだまき、大根、つみれ、はんぺん、がんも、厚揚げ、ごぼう巻き、さつま揚げ、
ふくろ、キャベツ巻き」の17種類の中から、それぞれ三品、四品と自分の好みで頼む二通りになります。
ボクは先ず、‘おでん定食‘の四品盛り合わせをオーダー!
今日は、豆腐、大根、がんも、ちくわぶの4品を選んでみました。
すると店員さんが厨房に向かって『とうだいがんちくわぶ』と呪文でも唱える様に、注文が通されます。
待つ事数分、おでん4種盛り合わせ定食がやって参りました。
関東風の色の濃い出汁・・・・・
最近のコンビニや屋台なんかでも、色の薄い関西風のおでんしか見かけなくなりましたが、
お多幸の醤油が効いた感じが強い、色の濃いおでんは何と無く懐かしいですね。
コレが関東風おでんなんですよ!
まぁ、関西の方にしたら、些か強烈な色合いでしょうが、見た目よりしつこくないんですよ。
しかし、関西の方にしたら『なんやねん、この色たまらんなぁ~』としり込みするでしょうね(笑)
簡単に言うと、甘辛いって言った方がいいのかな?
でも甘辛いだけじゃなくて、しっかり出汁がおでん種に染み込んで、関東おでんの心意気を十分
見せています(笑)
色濃く出汁で煮込まれた大根、中心が薄っすらと白さを残しています。
見た目、箸で崩れる位柔らかそうなんですが、大根の食感を十分残してます。
出汁に彩どられた‘がんも‘これだけで、ご飯一善軽くいけちゃいます(笑)
本物の‘がんも‘って、こういう味なのかと、目から鱗です!!
和辛子が良く合います。
‘ちくわぶ‘も旨すぎ・・・・
茶飯を半分位食べ終わったら、豆腐をのせてミニ茶飯の完成
絹ごしより硬めで木綿より柔らかい、生プリンの様な食感!
マジ、旨いです!・・・・・・
しじみの味噌汁、あんまり香りが無かったなぁ~
でも、日本橋のお多幸本店で‘おでん定食‘十分満足の出来るランチでした!!