バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

このところの作業とD3問題

2018年02月22日 | 楽器
 ここ一週間ほどで組み立てたリード40本。ギース10本、ピゾニー10本、メディール10本、リーガー10本。



 糸巻きが済み、あとはボンドでコーティング。



 ここ数年取り組んでいる、ピュヒナー初号機のD3問題は改善の方向に進んでいるものの、完全解決には至っていない。

 D3に関して影響の大きい順では、

楽器>ボーカル>リード>奏法

となり、不安定要素としては逆の順番となる(奏法が安定している場合は、奏法が抜ける)。

 現在試している方法で、D3が安定する順位は次の通り。

1、テナージョイントをピュヒナー零号機のものと交換。
2、(テナージョイント交換無しで)D3音孔に細工。
3、ボーカルの選定(手持ちのボーカルだと、エペAA2が一番安定、次にヤマハEBハミルトン1.5)
4、リードの選定(同じ材料、シェイプでも合う、合わないがある。クロウがピーではなく、ビーとちゃんと振動するほうが安定する。シェイパーは、おそらくリーガーの9番のようなタイプにすればもっと安定するかも。あるいは、リードのサイズを変更してブレード長めの少し厚めにする、または首を太いものにするなど…)

5、奏法の改善。Dを狙うとき、音程が低めになるのを嫌って下から持ち上げるように吹くとだめ。私のリードの場合浅めにくわえるとだめ、深めにくわえたほうが多少安定する。

 上記の5点での問題。

1、テナージョイントを交換すると、どのボーカル、リードでも安定して吹けるが、音程のバランスが悪くなって、D3とEs3が低くなりすぎる(リードで改善の余地ありも)。中音域から高音域の音色が変わる(零号機の音色に近くなる)。

2、D音孔に細工をすると、まぁまぁ安定するが、ボーカルとリードの影響は受ける。楽器全体の響きが変わり、どちらかというと暗めでおとなしめの響きになる。

3、エペAA2が一番安定するが、冬場のピッチがきつい。1番ボーカルで安定するものが欲しい。

4、試したいシェイパーや、試したいサイズの変更や設定があるが、とても時間がない。リーガー9番タイプのリードは自作ではないリードで試したところ、安定はするが、吹奏感や音色が好みではない。このタイプのシェイパーの購入は検討中。

5、Dの音だけ奏法を変えるのは不可能なので、基礎的なところから見直しが必要。

 これからの課題と展望。

1and2、できればテナージョイントの交換や音孔の細工無しで、吹きたい。大幅な改造などは考えていない。

3、ボーカルは、合うものを探し続けたい。

4、こちらも、引き続き試行錯誤していく。

5、奏法の改善は、これは、レッスンに行くしかなさそう…。

 現状での対応。

 とりあえず、一番安定するテナージョイントの交換が、精神的にも負担が少ない(特にオケで吹くとき)。D3とEs3の音程については運指で対応する。

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