NHK大河ドラマ『真田丸』がクライマックスを迎えようとしている中、
関連テーマで放送された『英雄たちの選択』。
家康に死を覚悟させるまで追い詰め、鮮烈な印象を残した討ち死にした真田信繁(幸村)の一方で、
徳川方に付き、真田家を存続させたその兄・真田信之。
“凡庸な長兄”という声ある中、それでも改易されず生き延びたのには、
たぐいまれな折衝能力と忍耐力があったのではという評価に。
脳科学者の中野信子さんの言葉が印象的でした。
『信繁の生き方は美しい。
ただ、みんながそ生き方に共感して滅びに向かう恐ろしさをはらむ。
一方で信之の生き方もすばらしいと訴えなければ、
生き延びることが醜いと思いかねない。
生き延びることが正義だということを知ってもらいたいな。』