ラブプラスというDSのゲームが流行しているようだ。「ラブプラスは現実」「ラブプラスは浮気」なんて言葉が出てきている。友人に「試しに買ってプレイしてみてよ」と言っているのだが、「あれにハマッたら戻れなくなる」と乗り気でない。うーん、ハマッたらどうなるのだろう。「現実」の彼女がどう反応するのか、ネットで知る限りの情報をもとに考えてみた。
【参考】ラブプラス公式サイト/ラブプラスまとめwiki
【注意】ネタ記事です。あと、画像は公式サイトから持ってきています。問題があればご連絡ください。
その1:高嶺愛花さん

「ねえ、それ何のゲーム?」
ファーストフードで向かい合いの席に座る二人。高嶺愛花は彼氏に尋ねた。
「ああ、ラブプラスっていうの。DSの恋愛ゲーム。」
彼氏は愛花の方へ顔を向けることもなく、簡単な返事をする。
「あなたってゲームするんだね。」
「うん。」
「わたしゲーム知らないんだけど、教えてくれない?」
「ああ、長くなるから後でね。」
「え、うん…。」
愛花は手持ち無沙汰で、店内の喧騒の中、聞き耳を立ててみる。
すると、彼氏のつぶやきが聞こえてきた。
「ネコリンコ、この猫なで声がたまらないなあ。ニャー」
「凛子、愛してる愛してる…」
「………。」
愛花は口をつぐんだ。
遅ればせながらバーガーを食べ終えた愛花は、店を出ようと彼氏にサインを送る。
しかしゲームに夢中な彼氏は気がつかない。
痺れを切らした愛花は、彼氏のDSを持つ手をはたいた。
ガシャン、とテーブルの上にDSが落ちる音。
「えっ」
驚く彼氏に愛花は冷たい口調で言う。
「行きましょ。」
足早に歩く愛花。彼氏は遅れをとらないようについていく。
やがて人通りの少ない道に入った。
歩調を緩めた愛花を見て、彼氏は鞄からDSを取り出し、画面を開いた。
その様子を見て、愛花は再び彼氏の手をはたく。
ガシャーン、と今度はアスファルトの上にDSが落ちる音。
「何してるの?」
「いや、さっきセーブしないまま閉じたから…。」
「私の前で何してるの?」
「いや、だって、バーガー食べ終わるの待つついでで…。」
愛花はキッと鋭い目つきをして彼氏にまくし立てた。
「ありえない!彼女のいる前でゲームの彼女とイチャイチャするなんて!
ゲームにしろ他の女に気をかけるなんて、浮気と一緒よ!
だいたいあなた私のこと大切じゃないの?ゲームの彼女のほうが大切なの?
ありえないありえない!」
一通り言い尽くして緊張の糸が切れたのか、愛花はその場でしゃがみ込んで泣き出した。
「私といるときは、私だけ見ていてほしい、にゃあ…。」
その2:小早川凛子さん

「ねえ、それ何のゲーム?」
人気のない図書室、小早川凛子は向かいに座る彼氏に尋ねた。
「ああ、ラブプラスっていうの。DSの恋愛ゲーム。」
彼氏は凛子の方へ顔を向けることもなく、簡単な返事をする。
「恋愛ゲーム?この変態!」
「んー?」
凛子は文句を言うが、彼氏はゲームに夢中で聴こえないようだ。
図書室ということもあり、凛子は口をつぐんだ。
静かな空間の中で、彼氏の思わず出た呟きが響く。
「おお、この服はなかなか。寧々は胸が大きいからな。よく似合う。」
「ポンポコビーム!ふふ。」
凛子は我慢が限界になり、机の下から彼氏の足を蹴り出した。
ガンッ…ガンッ…ガンッ…
何度も蹴るが、彼氏は一向に気にならないようだ。
凛子は痛恨の一撃を見舞うべく足に力を精一杯入れた。
スカッ
「あれ?」
凛子は思わず声を出した。
彼氏が何気なく足の位置を変えていたようだ。
「くうっ!」
凛子はムキになり何度も何度も蹴りを繰り出した。
スカッ…スカッ…スカッ…
一度も当てることができない。
彼氏は涼しい顔をしてゲームを続ける。
「くうっ…」
凛子は下唇を噛み、涙目で恨めしそうに彼氏を見つめた。
その3:姉ヶ崎寧々さん

「ねえ、それ何のゲーム?」
ファミレスの従業員控室、姉ヶ崎寧々は彼氏に尋ねた。
「ああ、ラブプラスっていうの。DSの恋愛ゲーム。」
彼氏は寧々の方へ振り返ることもなく、簡単な返事をする。
「ふうん、あなたって、そういうゲームするんだ。」
「あ、クラスで流行っててさ。たまたまだよ。」
「…。そうだ、早くあなたもシフトに入らなきゃ。」
寧々の言葉に彼氏はハッと時計に目をやるが、すぐまたゲームに戻った。
「まだあと30分あるじゃん。今いいところだし。」
「……。」
寧々は彼氏のDSの画面を覗き込む。
「なんかお嬢様っぽいお相手ね。」
「うん、愛花っていうんだ。父親は医者だって。」
「そう…。」
「愛花、オッス!」
画面に向かって呼びかける彼氏を目にして、寧々は控室から出て行った。
「次は観覧車かな」
愛花とのデートが佳境を迎えようとしていたとき、突然彼氏の視界が揺らいだ。
目も開けられず、呼吸もできない。頭の先から冷たい感覚。
咳をし、顔を手で拭い振り返ると、寧々の姿があった。そこで彼氏は状況を理解した。
寧々がバケツに水をいっぱい入れて彼氏の背後から浴びせたのだ。
「え?ええ?」
戸惑う彼氏に、寧々はバケツを床に置くと、心配するような顔をした。
「ごめんなさい!手が滑っちゃったの。」
「手が…!?」
「うん。手が滑っちゃって。ああ、頭も服もずぶ濡れ。」
寧々はタオルを手に取り彼氏の頭を拭く。そこで寧々は今気づいたかのように叫ぶ。
「あー!DSもずぶ濡れ。壊れちゃったかも。」
「ええっ!?DSも?」
「本当にごめんなさい!手が滑っちゃって。」
「今日は本当にごめんね。手が滑って大変なことになっちゃった。」
バイトからの帰り道、寧々が再び詫びの言葉を言う。
「いや、もういいよ。」
「ごめんね。DSも弁償するから。」
「いや、それもいいよ。」
手が滑ったとかいう問題か?と彼氏は訊けなかった。
すぐ振り返ったとき一瞬見えた寧々の顔は、今にも自分を殺しかねないものだったからだ。
「ラブプラスは現実」のパラドックス!?
以上、いくつかのパータンを見てきた。ラブプラスが真に現実になったら、彼女達はラブプラスにハマる彼氏を嫌う可能性が高いのではなかろうか。これぞ「ラブプラスは現実」のパラドックス、なんて洒落たことを言ってみる。
※気を悪くする方がいたらごめんなさい。

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その1:高嶺愛花さん

「ねえ、それ何のゲーム?」
ファーストフードで向かい合いの席に座る二人。高嶺愛花は彼氏に尋ねた。
「ああ、ラブプラスっていうの。DSの恋愛ゲーム。」
彼氏は愛花の方へ顔を向けることもなく、簡単な返事をする。
「あなたってゲームするんだね。」
「うん。」
「わたしゲーム知らないんだけど、教えてくれない?」
「ああ、長くなるから後でね。」
「え、うん…。」
愛花は手持ち無沙汰で、店内の喧騒の中、聞き耳を立ててみる。
すると、彼氏のつぶやきが聞こえてきた。
「ネコリンコ、この猫なで声がたまらないなあ。ニャー」
「凛子、愛してる愛してる…」
「………。」
愛花は口をつぐんだ。
遅ればせながらバーガーを食べ終えた愛花は、店を出ようと彼氏にサインを送る。
しかしゲームに夢中な彼氏は気がつかない。
痺れを切らした愛花は、彼氏のDSを持つ手をはたいた。
ガシャン、とテーブルの上にDSが落ちる音。
「えっ」
驚く彼氏に愛花は冷たい口調で言う。
「行きましょ。」
足早に歩く愛花。彼氏は遅れをとらないようについていく。
やがて人通りの少ない道に入った。
歩調を緩めた愛花を見て、彼氏は鞄からDSを取り出し、画面を開いた。
その様子を見て、愛花は再び彼氏の手をはたく。
ガシャーン、と今度はアスファルトの上にDSが落ちる音。
「何してるの?」
「いや、さっきセーブしないまま閉じたから…。」
「私の前で何してるの?」
「いや、だって、バーガー食べ終わるの待つついでで…。」
愛花はキッと鋭い目つきをして彼氏にまくし立てた。
「ありえない!彼女のいる前でゲームの彼女とイチャイチャするなんて!
ゲームにしろ他の女に気をかけるなんて、浮気と一緒よ!
だいたいあなた私のこと大切じゃないの?ゲームの彼女のほうが大切なの?
ありえないありえない!」
一通り言い尽くして緊張の糸が切れたのか、愛花はその場でしゃがみ込んで泣き出した。
「私といるときは、私だけ見ていてほしい、にゃあ…。」
その2:小早川凛子さん

「ねえ、それ何のゲーム?」
人気のない図書室、小早川凛子は向かいに座る彼氏に尋ねた。
「ああ、ラブプラスっていうの。DSの恋愛ゲーム。」
彼氏は凛子の方へ顔を向けることもなく、簡単な返事をする。
「恋愛ゲーム?この変態!」
「んー?」
凛子は文句を言うが、彼氏はゲームに夢中で聴こえないようだ。
図書室ということもあり、凛子は口をつぐんだ。
静かな空間の中で、彼氏の思わず出た呟きが響く。
「おお、この服はなかなか。寧々は胸が大きいからな。よく似合う。」
「ポンポコビーム!ふふ。」
凛子は我慢が限界になり、机の下から彼氏の足を蹴り出した。
ガンッ…ガンッ…ガンッ…
何度も蹴るが、彼氏は一向に気にならないようだ。
凛子は痛恨の一撃を見舞うべく足に力を精一杯入れた。
スカッ
「あれ?」
凛子は思わず声を出した。
彼氏が何気なく足の位置を変えていたようだ。
「くうっ!」
凛子はムキになり何度も何度も蹴りを繰り出した。
スカッ…スカッ…スカッ…
一度も当てることができない。
彼氏は涼しい顔をしてゲームを続ける。
「くうっ…」
凛子は下唇を噛み、涙目で恨めしそうに彼氏を見つめた。
その3:姉ヶ崎寧々さん

「ねえ、それ何のゲーム?」
ファミレスの従業員控室、姉ヶ崎寧々は彼氏に尋ねた。
「ああ、ラブプラスっていうの。DSの恋愛ゲーム。」
彼氏は寧々の方へ振り返ることもなく、簡単な返事をする。
「ふうん、あなたって、そういうゲームするんだ。」
「あ、クラスで流行っててさ。たまたまだよ。」
「…。そうだ、早くあなたもシフトに入らなきゃ。」
寧々の言葉に彼氏はハッと時計に目をやるが、すぐまたゲームに戻った。
「まだあと30分あるじゃん。今いいところだし。」
「……。」
寧々は彼氏のDSの画面を覗き込む。
「なんかお嬢様っぽいお相手ね。」
「うん、愛花っていうんだ。父親は医者だって。」
「そう…。」
「愛花、オッス!」
画面に向かって呼びかける彼氏を目にして、寧々は控室から出て行った。
「次は観覧車かな」
愛花とのデートが佳境を迎えようとしていたとき、突然彼氏の視界が揺らいだ。
目も開けられず、呼吸もできない。頭の先から冷たい感覚。
咳をし、顔を手で拭い振り返ると、寧々の姿があった。そこで彼氏は状況を理解した。
寧々がバケツに水をいっぱい入れて彼氏の背後から浴びせたのだ。
「え?ええ?」
戸惑う彼氏に、寧々はバケツを床に置くと、心配するような顔をした。
「ごめんなさい!手が滑っちゃったの。」
「手が…!?」
「うん。手が滑っちゃって。ああ、頭も服もずぶ濡れ。」
寧々はタオルを手に取り彼氏の頭を拭く。そこで寧々は今気づいたかのように叫ぶ。
「あー!DSもずぶ濡れ。壊れちゃったかも。」
「ええっ!?DSも?」
「本当にごめんなさい!手が滑っちゃって。」
「今日は本当にごめんね。手が滑って大変なことになっちゃった。」
バイトからの帰り道、寧々が再び詫びの言葉を言う。
「いや、もういいよ。」
「ごめんね。DSも弁償するから。」
「いや、それもいいよ。」
手が滑ったとかいう問題か?と彼氏は訊けなかった。
すぐ振り返ったとき一瞬見えた寧々の顔は、今にも自分を殺しかねないものだったからだ。
「ラブプラスは現実」のパラドックス!?
以上、いくつかのパータンを見てきた。ラブプラスが真に現実になったら、彼女達はラブプラスにハマる彼氏を嫌う可能性が高いのではなかろうか。これぞ「ラブプラスは現実」のパラドックス、なんて洒落たことを言ってみる。
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