takuyaな日々

音楽、サッカー、グルメ、人間観察…そして日々の珍事をノンフィクションで綴りまふ。

半島を出よ、を未然に防ぐ?

2005-06-10 22:25:30 | Diary
明日から3日間、福岡は博多へ出張へ行って参ります。何を隠そう九州初上陸です。沖縄へはダチョウに乗りに行きましたが(笑)(詳しくは4月21日のブログをご覧ください。

今回の出張、内容も楽しみですが、それに加えてもう一つの楽しみがあります。それは博多へ行くこと。みなさんはもう読まれましたか?村上龍氏、4年ぶりの書き下ろし作品、

「半島を出よ」


 


今年3月に発刊され、多方面で話題を呼んだ、超大作にして問題作、「半島を出よ」。その舞台が博多です。

~「半島を出よ」の簡単なあらすじ~
2011年、完全に経済が破綻し、そのためにアメリカをはじめ世界中の国々にお荷物扱いされている日本。そんな日本に朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)が「高麗(コリョ)遠征軍」なる軍を送り込んでくる。しかし高麗遠征軍は、自らを北朝鮮政府に対しての反乱軍であると名乗り、北朝鮮政府もそれを認める。そして高麗遠征軍は博多を占領、日本からの独立を宣言。極端に弱体化し世界から孤立した日本政府がそれに対しどのような対応、措置をとるのか?独立の容認?戦争?そしてその結末は・・・


読んだ方はわかると思いますがこの「半島を出よ」、めちゃめちゃリアルに描かれてます。このまま行くと2011年の日本は、本当にこの物語のように経済が破綻しているのでは?と思わされます。そして、北朝鮮がこの物語に描かれている作戦をそのまま実行したら、日本は完全にやられてしまうのでは…。という恐ろしさがあります。5月中旬に作者の村上龍氏が報道ステーションに出演したときに、「これは起こりうる最悪のケースを想定しているだけ」とおっしゃってましたが、

起こってもらっては困ります(ToT)

上下巻で相当なボリュームのこの作品。通勤と帰宅の電車内で読んでいたので、かなり時間がかかって読みましたが、その間、

結構、悪い夢を見ました・・・

巻末に記載されているように、膨大な参考文献、資料を基に、リアルに描かれ過ぎているため、読みながら寝ると、自分がその中に本当に居る様な気を…。発刊が3月末で、それと同時に読み始めましたが、物語も3月末から始まり、年は違えども、自分の読むペースとほぼ同時に日付が進みます。戦闘に巻き込まれる自分、拷問を受けかける自分、高麗遠征軍に立ち向かう自分…。そんな夢を相当見ました(苦笑)自分の誕生日である4月11日なんて最悪の事態に。とにかくハラハラさせられる内容です。

その高麗遠征軍はまず福岡ドームを占拠し、司令部を置くのがそのすぐそばのシーホークホテル。物語はほとんどこの周辺で描かれています。何度も言うように、めちゃめちゃリアルに。なので、わたくし、

行ったことないのに博多の街のことがかなり詳しくなってます…。

しかも、出張で行くんです、シーホークホテル

もう2ヶ月くらい前に読み終わっているので、だいぶ忘れていますが、それでも司令部が置かれていたシーホークについては事細かに書かれていたので、結構覚えています。

建物の構造、非常階段や非常エレベーターの場所まで・・・。

小説を読んで頭の中にイメージした世界と、現実がどのくらい一致するのか、この目で確かめることが出来るのが楽しみです。映画化などとは違って現実の世界ですから。そして高麗遠征軍が襲撃してきたときに備えての措置を講じてこようと思います(意味不明 笑)まだ読まれてない方には是非おすすめします!(この手の本が苦手な人もいると思いますが)


それでは、行ってきまーす!!

高麗遠征軍が6年繰り上げて襲撃してこないことを祈りつつ・・・


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