教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

TVのニュースを視聴するという愚行

2016-10-01 00:22:30 | 経済/経済/社会
(前略)
奴「FXは危ない! どれだけ危ないかというと(略)」
俺「まあそりゃあ為替なんだから、レバレッジのかけ方で想定される変動幅は変わるわけだし、」
奴「なんで為替が出てくるんだよ。俺はFXの話をしてるんだ」
俺「だから為替だろ?」
奴「だからFXの話をしてるんだって!」
俺「だから為替だろ?」
奴「え? FXって為替なん?」
俺「なんで今さらそんなこと聞くわけ?」
奴「だからFXって為替なん?」
俺「あたりまえだろw」
奴「始めて知ったわ」
俺「おまえそんな知識でなんでFXが危ないなんて結論に達したわけ?」
奴「いや、TVのニュースでそう言ってたし・・・」
俺「( ゚д゚)」



これを見てどう思われるか?

ふつうの人ならFXが為替だと知らんでもしかたあるまい。
ふつうの人ならなんだか知らないけどFXは危ないものだというだけの知識しかなくてもしかたあるまい。

しかしだな。
少なくともFXについて一家言ぶって語るヤツの知識量ではあるまい。

FXについての知識なんて人生においてどーでもいいことだが、
こういう人生は本当に大丈夫なんだろうかと思うところがある。

どうしてこうなった?

わたしはこれこそが、TVのニュースの視聴により受ける悪影響なのだと考えている。



わたしはTVのニュースというのは一番ダメな人向けのメディアだと思っている。
つまり、一番ダメな人でも見ればわかるという番組構成である。

もし自分にとって関心の深い分野であれば、それは専門のメディアを見たほうがよほど有益である。

たとえばロイターなら
「ドイツ銀行のCDSが今年に入って100bp以上も上昇した」
という1行だけのニュースを配信してあれば十分である。

ところがどっこいそれがTVなら、
まずドイツ銀行の惨状について説明がはじまり、
つぎにCDSが何なのかということも説明がはじまり、
さらに値が上昇するということの意味の説明がはじまり、
そして株価や債券価格についての影響度の説明がはじまり、
さいごに良いか悪いかの価値判断を提供してくれる。
・・・という一般向けにしすぎて非常に非常に冗長な説明になる。
いや、そもそもCDSの時価なんてTVではやりはしないけどさ。

だから見るだけ時間のムダである。

・・・と思っていた。

しかし!
そうではなかったのだ!!

上記、だから時間のムダだという説は撤回しない。
実はTVの弊害はもっとひどいところにあったと言いたいのが今回の趣旨である。

では何か?

それはだな。
さいごに良いか悪いかの価値判断を視聴者に提供することで、良いか悪いかの価値判断を自分でせずにTVの主張をそのまま受け入れるという、一番ダメな人、ようはTVの想定視聴者を自ら拡大再生産しているのだ。

TVがスケールメリットによる収益増強を追及する経済主体であるという意味においては正しく機能した市場主義経済なんだけどさ、
これ国にとってはマイナス面ではなかろうかと思うわけだ。



TVのニュースを見るのをやめようとは言わない。
だが、良いか悪いかの価値判断をTVにまかせるのはやめよう。

TVのニュースは番組の主張する正義に反する意見や情報をほとんど流さない。
だからより政治色の薄いメディアのニュースも見ることを心がけよう。

あなたが得意な分野に限ればTVのニュースを見る必要はない。
マスコミへ入社したがる大学生はその専攻を生かした就職先を目指さなかった人たちであり、専門職ではないからだ。



いまは良い時代になった。
情報のコストが劇的に下がった。
それは、TVや新聞以外に庶民が情報源を持たない時代より遥かに良いか悪いかの価値判断を個人で考えやすくなったという望外のメリットをもたらした。

そのメリットを自ら望んで放棄するヤツはマヌケである。
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