中国の防空識別圏は内政ではない

中国の防空識別圏問題だが。

世間ではこれを
「どうせまた中国が国内の不満を反日にむけるための内政問題だろ？」
などと言っているやからが多いように思えるが。

これはそういう問題ではない。

では何か？

これは、中国が強欲であるという本質的な問題だ。



中国は、わたしが知っている範囲内でも、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、インド、北朝鮮、韓国、日本と現在進行形の領土問題をかかえている。
これらはほとんどが
「この土地は俺様のもんだ！」
と後出しで言いだして強奪しようとしているものだ。

防空識別圏問題もこれと同じで、尖閣を、いや沖縄全体を日本から強奪しようとしているたくらみの１つである。

決して相手が日本だから特別に反日で盛り上げているわけではない。
相手がそれなりに軍事力を持つ日本だからカンタンに強奪できずに話がこじれているだけにすぎないのだ。



たとえば、韓国はキチガイの国である。
韓国とはマトモに契約関係が成立するとは思ってはならないという前提で話を進めなければならない。
キチガイとマトモに交渉なんてできやしないのと同じことだ。

対して、中国は強欲の国である。
韓国とは違ってキチガイではないので交渉は可能である。
だが、相手が日本人と同じように善良で、真摯に話し合えばお互いに納得できる答えが見つかるなどという甘い考えは捨てなければならない。



中国はそれなりにホンキで日本の領土を奪いにきている。
「単に内政問題を外にそらしているだけだからホンキじゃないよ。たぶん時が解決してくれるさ」
なんて甘ったるいことを考えると我々は沖縄を失う。