教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ちょいと家を買ってきた

2013-10-07 18:36:11 | 経済/経済/社会
ちょいと戸建住宅を買ってきた。

めっちゃお気軽である。
だって安いんだもん。
ちなみに人に貸す用だ。

もともと格安だったうえにさらに下げたところに指値を突っ込んだら通ってしまったというのもある。
築古で100万単位で修繕費かかるんだが、それを見越しても安かった。

バブルのころはスーパーで大根を買うほどの気楽さで投資マンションが売れていったという話だ。
さすがにそこまでではないにせよ、ねぇちゃんがブランド物のバッグを買うほどの気楽さで買ってるかもしれないな(笑)。

さすがに1件目はびびった。
物件ってどうやって選べばいいのか。
収益ってどうやって見積もればいいのか。
リスクの見当ってどうやってつければいいのか。
かつてはそういうところから考え始めたからすごく悩んだ。

でも今はそんなことから考え直すことなどない。
だから出物があればめっさお気軽に食いつける。



なお、売主は90歳近い婆様。
子供がおらず、旦那に先立たれ、自らは老人ホームで暮らすという。
1人では遠出できないため兄弟に連れられて契約しに来られた。

お嫁に来てから旦那様といっしょにコツコツとお金をためてやっとの思いでたてた我が家。
なのに自らは老いて老人ホーム暮らしとなり、固定資産税を納めるくらいのことはできても家の維持管理もろくにできないためネズミとハトの巣になったとしても何もできないと気付いてしまい、もう再びその自宅で暮らすことはできないのもわかってしまった。
だから売るのだという。
家に対しての思いを口にしないではいられなかったのだとか。

家には人生が詰まっているということにあらためて気が付いた。
不動産投資をしているとそういう事はふだん思いもしないからだ。

わたしはそんなふうには見ていない。

構造と物件価格と築年数と表面利回りはいくらか、
更地価格が推定でいくらで、
維持費がどんなもんか、
人に貸したらいくら取れて、
空室の可能性はどれくらい、
周囲の類似物件に対しての競争力は何か、
自分自身で提供することになる労力はどれくらいか、
ローンを引っ張ってくる手口はどうしよう、
これがしくじったときのリスクは許容範囲になるか、
etc...

わたしは人生を買うつもりでは買っていない。
投資用の固定資産のつもりで買っている。

基本的にそういうことしか考えていない。
こんなことを言うと守銭奴のようだが、ようするに銭だ。
資産運用なんだからそんなものさ。

今回のこれ、築年数相応にボロッちいので何をどうやってリフォームするかとしか中身を見ていなかったのだが、ちょっと見方が変わってしまった。
「いい人に渡って良かった」と言ってくださったのがせめてもの救いか。



追伸:

どうやら家というものはたくさん持っていれば持っているほど執着がなくなるもののようだ。
まあ、自宅を買ってしまうとそのローンの完済が定年間際、なんていうと強い執着が出るのもわからんでもないが。