教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

サイコロの目は5がイチバン出やすい

2013-01-29 00:00:50 | 科学
「サイコロの目は何がいちばん出やすいの?」

そう聞かれたら、あなたならどう答えるか?

「そんなもん、どれだって1/6の確率で等しいに決まっている!!!」

ふつうそう答えるだろう。

しかし!
ほんとうに1/6の確率で等しいのか?

わたしはこれにNOだという仮説を持っている。

なぜか?

それを今から科学的根拠を元に説明しよう。



サイコロは1,2,3,4,5,6の数字が塗料で塗布されているものよりも、穴ポコの数でそれを表しているもののほうが一般的である。
ようするに
[● ●]
[● ●]
[● ●]
で6みたいなヤツだ。

ここで問題になるのは、これが穴ポコで作られているということであり、その穴ポコはサイコロ全体としては不均一だということだ。

たとえば3より4のほうが穴が1個多い。
つまり、3より4のほうが穴1個分ほど軽い。
ということは、3より4のほうがほんのわずかだけ発生確率が高いということだ。



では。
いったいどの目がイチバン出やすいのか?

仮に、2~6では同じ穴が使われており、その形は半球で、1だけは半径が2倍の穴が使われているとしよう。
その場合、穴によって軽量化される質量を穴1個分で正規化して表すと、

[1] → 8
[2] → 2
[3] → 3
[4] → 4
[5] → 5
[6] → 6

になる。
(1だけはXYZ方向すべてで2倍になるので8になる)

では次にサイコロは反対側の面の数と足して7になっていなければならないという条件がある。
つまり、ある数字nが上面に来ると、その反対側の地についているほうは7-nになる。
ということは、その質量の差だけサイコロにはアンバランスが発生するということになる。
それを見てみよう。

[1]が上で[6]が下 → 8―6=2
[2]が上で[5]が下 → 2―5=-3
[3]が上で[4]が下 → 2―3=-1
[4]が上で[3]が下 → 3―2=1
[5]が上で[2]が下 → 5―2=3
[6]が上で[1]が下 → 6―8=-2

これを数字が大きい順に並び替えると、

[5] が上 → 3
[1] が上 → 2
[4] が上 → 1
[3] が上 → -1
[6] が上 → -2
[2] が上 → -3

となる。
つまりサイコロは目が出やすい順に並べると、5→1→4→3→6→2という順になるのだ!!!



サイコロは全ての目が等しく出るという俗説は前提条件を誤っている。
塗料を塗布してつくった構造的に対称なサイコロなら出目は均一かもしれないが、穴があいている構造的に不均一なサイコロは出目が均一になるはずがない。
実際のサイコロは5が最も出やすいことに誰も気がついていない。

まあ実際には統計的に有意な結果が得られるほどサイコロを振るには1万回でも少なすぎると思うけどね。

ついでに言うと、サイコロの平均値である3.5より大きい5が出やすいということはサイコロの期待値は3.5より大きいのだ・・・とはならないかもしれない。
5のつぎに出やすいのは1であり、そういう意味でいうと期待値は3.5より大きいかどうかはまた別の問題である。