教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

レッテル張りしはじめたほうが負ける

2012-11-29 00:01:51 | 経済/経済/社会
国政選挙で「勝つ」のに必要なことは何か?

という質問に答えるのは難易度が高いが、

国政選挙で「負ける」のに必要なことは何か?

というのなら話は別だ。

その答えの1つは、レッテル張りである。



アメリカ大統領選でも多かれ少なかれそういう傾向にある。
今回は少なかれ側に該当するが、オバマがいかに中国に甘いヘタレ野郎かを、ロムニー陣営がネガティブキャンペーンの核に据えていたのは記憶に新しい。
(オバマがロムニーより中国に甘いヘタレ野郎かどうかはさておきとしてだな)

そしてロムニーは負けた。

わが国の前回の衆院選でも同様である。
自民党は、民主党がいかに媚中反米な極左集団でいかに危険かをしきりにアピールしていたのも記憶に新しい。
(政権交代後の迷走を見るに、それは当たらずしも遠からずだった気がしなくもないわけだが)

そして自民党の議席は激減し、政権をあけわたした。

さて今回。
いま民主党はどうしているかというと。
自民党がいかに極右で嫌中集団でいかに危険かをしきりにアピールしているではないか。
たとえば↓これだ。

【速報】民主党・細野が妄言で盛大にやらかす!!! 名誉棄損で裁判レベル!!! 「自民党は戦争やりたがってる」 ⇒ 安倍総裁「誰が言った?限度を超えた。お前は辞めろ」
http://www.news-us.jp/article/303829027.html

こういうのにひっかかる有権者も中にはいるのだろうが、さすがにこれだけ幼稚なネガティブキャンペーンをしかも幹部がやっていることには大変呆れるといわざるを得ない。
いつもどおりの民主党の馬脚の現しようでもあるので驚くべきというほどでもないが。

どうしてこうなった?
これは単なるよくあたるジンクスなのか?

恐らくこの原因はだな・・・
政策の批判合戦になると自分のほうが分が悪いから、レッテル張りで相手への不支持票を増やそうとしているからなのではなかろうか。



オバマ対ロムニー。

冷静に両者の主張を聞いていると、実はそれほど違わない。
ロムニー陣営としては、オバマのやっていることがダメで自分ならこうすると主張しやすいような政策上の武器がそれほど用意されていなかった。

前回の衆院選。

当時の日本の世論は
「いままで自民党の長期政権だから日本は悪くなったんだ」
という空気が蔓延していた。
対して、ドラえもんでもいなければ実現できないような民主党のマニュフェストを有権者は嬉々として受け入れた。
だから自民党が政策を述べてもムダだった。

今回の衆院選。

民主党が能無しの烏合の衆だという事実が有権者に周知徹底されてしまった。
そんなヤツらが政策を述べていたとしても、校長先生の朝礼の話すら上回るほど聞くのは時間の無駄だと、皆それを知っている。



これでなんとなくお分かりいただけただろうか。
レッテル張りとは、負けるヤツの手詰まりにより自然発生するものだということが。

元来、レッテル張りとは、伝統的に左翼の好む武器である。
そして左翼(共産主義者)どもの溜飲が下がるような未来が来たかというと・・・
ヤツらが大好きな人民共和国様は今や世界で最も極端な資本主義国家であり、ヤツらが大好きな民主主義の名を国号に冠した地上の楽園は3代目が統治する金王朝と化している。

まっ、レッテル張りをするヤツなど、お里が知れるというこった。