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アニメ「遊びにいくヨ!」の最終回にかくある。
真奈美のセリフである。
> だいたい卑怯よ!
> なによそれ!
> ネコミミに、
> しっぽに、
> 巨乳で、
> 天然ボケで、
> 宇宙人で、
> 騎央はオタクなんだから、
> そんな飛び道具ばっかり、
> かなうわけないでしょ!
あまい! あまい! あまい!
貴様はオタクの何たるかを解ってはおらぬ!
天然ボケなのは由としよう。
宇宙人なのも由としよう。
しかし!
オタクの最先端は貧乳なのだ!!
かねてより我々古参のオタクは、とりあえずおっぱいがデカければ許されるという安易な設計思想のもと、ロリキャラを除くほぼ全てのヒロインが巨乳であるという時代を過ごしてきた。
いま思えば、それは貧乳派にとっては暗黒の時代であった。
しかし、我々オタクは過ちに気がついた。
真に萌えるのは貧乳だと気がついたのだ。
巨乳が良いという時代は前世紀の遺物でしかない。
それに気付かぬ真奈美、なんと愚かなり!
さらに言いたい。
この「遊びにいくヨ!」という作品は、わざとコテコテな宇宙人ヒロインを出すというアプローチを取っている。
そのコテコテさは良く設計されていて、極端に過剰なのだ。
エリスにはネコミミがある。
エリスにはしっぽもある。
それは由としよう。
しかし、それはただそこにあるだけだ。
ネコミミとしっぽは仕草をもってして始めて完成の粋に到達する。
見た目は過剰にコテコテであるにもかかわらず、ネコミミやしっぽに相応しい仕草をしないエリスでは、それほど多くのオタク心を捕まえることなどできはしないのだ。
この作品が過剰なコテコテさにおいて良く設計されていると指摘した点はそこにある。
そうだ。
黒の長髪で、
引っ込み思案で、
図書委員風で、
時に強くカッコよくて、
しかも貧乳。
その素晴らしき属性を持つ地球人を双葉アオイという。
キャーティア種やエリスはただ、双葉アオイの秘められたかわいらしさに我々が気付くために「あえて」用意されたキャラなのだという側面もあるのではないだろうか。
わたしはこやつらに言いたい。
「我々は決して宇宙人には負けない! おっぱいの小ささにおいて地球人は勝るのだ!」
と。