針生検後から告知まで

針生検の結果が出るまで2週間は長い。検査から三晩くらいは会社から帰ると寝る時間も惜しんでインターネットで乳がんについて調べまくった。今の世の中、同じ状況だったら大多数が同じことをするだろう。同居しているのは猫2匹だけ。誰も夜更かしをとがめやしないし、今の段階で「がんかも？」と話せる相手もそうそういない。

友達を乳がんで亡くしていたので転移性のがんであることは分かっていたが、調べるほどに出てくる出てくる。

幸いなことに昼間は仕事があるかつ超絶に多忙な時期だったのでそれほど考える暇もなかった。マンモの結果が白だったから、若干安心もしていたのかもしれない。考えてもしょうがない。この2週間悩まず過ごそうと努めた。

週末は伊豆に旅行に行き海で遊んで、検査結果発表の前日は富士山にも登った。


2015年9月7日

この日が告知日となった。「残念ながらやはり悪性でした。」さすがに心臓がドクンドクンと鼓動した。割とよくあるタイプの乳がんということだった。先生が紙に書いてくれた。

・浸潤性乳管癌
硬癌

・核グレード：1

まずは手術で切除になるだろうとのこと。紹介先の病院はどこがいいかと聞かれたので、職場から近いところにしてもらうようお願いした。事前にクリニックの先生が紹介できる病院についても調べてあった。いくつか候補があった。どこも乳がん治療では知られている病院だ。都内は医療機関の選択肢が多いのは本当にありがたい。

悪性が確定しないと検査依頼できない針生検の追加検査項目として、これも同じ紙に書いてくれた。プラスならば明らかに有効な治療方法があると言うことだ。

・ホルモン受容体
ER
PgR
ホルモン剤

・HER2タンパク
ハーセプチン

早速この紙をiPhoneで撮影。だってなくしちゃうもん。帰りにスタバでキッシュとコーヒーでランチするも、喉を通らないというのはこのことか。