熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

角落山-剣の峰-霧積温泉

2017年09月10日 | 登山

角落山まで高低差170mを登り返し。こちらは登り易い女坂です。

初めてレンゲショウマが数箇所で見られました。

    

13:50に信州百名山・角落山-1393mに到着。

角落山(つのおちやま)高崎市倉渕町の烏川源流部にあって、鼻曲山、浅間隠山と共に角落火山群の名峰。
である。角落火山は、妙義火山活動の末期に榛名山よりも早く噴火が始まった。海底火山だったが、海が
退いた後も噴火を続けていたので、険しい地形が残ったといわれる。山麓の倉渕の人々にとっては、ふる
さとの山であり、毎年5月5日に行われる角落神社の大祭には、老若男女連れだって登拝する。登山コース
は林道赤沢線から入る。林道終点まで車が入るので最も近いが、登山道入口が水害で荒れて分かりにくい。
白沢から入るのは男坂で急峻な鎖場がある。西に続く剣ノ峰1430mは、中間の鞍部を経て1時間。両峰セ
ットで登るとよい。山頂へは林道終点登山口から所要1時間30分、霧積温泉から剣ノ峰を経て2時間20分。

   

午後の鼻曲山方面。

高崎市-榛名山方面。

14:10に下山開始。対面の剣の峰に登り返します。

 女坂を下ります。

 14:25に女坂登山道合流点を通過。

つらい岩稜の高低差200mを登り返します。

    

下りよりは登りの方が安全でした。

    

15:10に剣の峰に到着。

   

ここから笛を連続で鳴らしながら戻ります。

急斜面を下って鞍部を無事に通過。

切通しを通過して一息入れました。

鎖場一箇所を通過。笛は最後まで鳴らしました。

   

15:45に角落山・鼻曲山分岐を通過。ここから初の登山道になります。

沢を利用して出来た登山道で、16:05に角落山・鼻曲山登山口に出ました。

   

舗装林道を渡って霧積駐車場に下ります。

  

霧積沢の木橋を通過。

16:25に霧積温泉金湯館・駐車場に帰着。いつか泊まりたい一軒宿ですね。

霧積の温泉の発見は西暦1200年代と伝えられています。その当時、霧積山中で、猟師の連れた犬が傷を
追い、その犬が水の溜まりに傷口をつけていたところを猟師が不思議に思い、その水を調べたところ、
温泉と判明しました。犬が発見した温泉として、“犬の湯”と呼ばれていました。時代は流れ、“犬の湯”が、
“入りの湯”とされ、現在では霧の多い土地柄、それから呼び違えられたのか“霧積温泉”と名を改められて
います。山小屋のような建物をした玄関から入った部分が明治時代から現存する母屋です。明治16年に総欅
(けやき)造りで建てられました。欅は近場の山から切り出され、現在でも一部の部屋ではその梁をみること
ができます。(母屋2階の角の1号室という部屋の梁です。この部屋では明治憲法が草案されています。)
当時、明治の人々の背丈に合わせて建てられたため、天井はかなり低く、現在では背の高い方は廊下を
歩く際に頭を前屈して歩かれるくらいです。また、昭和48年に改築されるまでの欅(けやき)の廊下は
“鴬張り”と揶揄されるほど、人が歩くたびにぎしぎしと音を立てていました。旅館としての創業は明治
17年で、当時は地元の有志数名で夏季だけ共同経営をしておりました。明治初期から霧積山一体には、
旅館や別荘など42軒が点在し、軽井沢が開かれる以前の避暑地としてその名を馳せていたようです。
伊藤博文はじめとする政治家、勝海舟、尾崎行雄、西郷従道(西郷隆盛の弟)また、文化人では与謝野
晶子、与謝野鉄幹、幸田露伴、幸田成友(幸田露伴の弟)、山口誓子、川田順、西条八十、岡倉天心、
森村誠一、画家の下山観山、山口薫など各界で活躍していた人々が霧積の地を訪れています。

 

この温泉は「母さん僕のあの帽子どうしたでしょうね?」の、西条八十の詩がオリジナルの、森村誠一
の推理小説「人間の証明」の舞台となっている。明治43年の大洪水で山津波が霧積山一体を襲い、金湯
館ただ一軒を残し、全ての建物が泥流に呑まれてしまいました。その荒れ果てた金湯館を続けようと
したのが、現在経営をしている佐藤の先祖でした。幸運にも山深いなかにも関らず、多くのお客さまに
支えられて、現在も山の一軒宿として経営をさせていただいております。

秋風で冷えた8時間35分、高低差600m、34,000歩の山歩きでした。

体を拭いて着替え、16:40に出発。

関越道の渋滞と眠気を乗り越えて、20過ぎに昭島帰着。

登山口の再確認と熊対策の徹底を思い知らされた一日でした。


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