ボルネオオランウータンなど野生動物 生物多様性保全 パームのブログ。旭山動物園など動物園との共同プロジェクトもあり
気分はボルネオ −オランウータンとパーム油と生物多様性保全
熱帯の植林はむずかしい・・
前回掲載したマラピー回廊には
1か月前(2012年3月)
日大の学生さんたちが植林しています
炎天下、けっこうきつい作業だったようです
植えたのは、パイオニア種(バカワって聞きましたが、聞き間違いかも)
1か月後の姿が写真の真ん中
ツルにからまれている植物です
これを植えたって聞かなければ
植林したものとは気がつかなかった・・・
熱帯の植林は難しいといわれますが、
こういうこともあるのね
と妙に納得してしまいました
が、ツルにまけずに大きくなあれ!
パイオニア種が大きくなって行く間に
フタバガキなどはじっくりじっくり育っていき
やがてパイオニア種をぬいて
フタバガキの天下にする
というのが自然の流れだそうです
人工的な植林はどうなるのかな?
プランテーションが作ってくれたゾウの通り道
パーム油の需要は順調(?)に伸び続け
アブラヤシのプランテーションは川岸に迫る勢いです
ボルネオゾウは川沿いに群れで移動することが多いのですが、
プランテーションのために行く手を阻まれたり、川を渡れなかったり・・・
せめて川沿いの土地は野生動物が自由に通れる回廊にしよう
というのが、ボルネオ緑の回廊構想
写真の場所はマラピー回廊
プランテーションとリゾート会社が
ゾウのために作ってくれた通り道です
奥に見えるのがアブラヤシのプランテーション
手前に見えるのが電柵
その間の道(坪内さんが立っている場所)がゾウの通り道です
右に行くと、キナバタンガン川
そこから対岸へゾウは渡っていきます
対岸は、コープの森、ハンティングワールド共生の森など
緑の回廊として確保した土地があるので、安心
(まだ確保していない土地も結構ありますが・・・)
本当は、電柵などで囲った道ではなく
自然のままの土地を提供してあげたいのですが、
現時点では、安心して通れるだけでも
ヨシとしますか・・・
ゾウが好きなエレファントグラス、正体がやっとわかりました
ボルネオの帰りに
半島にあるクアラルンガ・エレファント・サンクチュアリに
見学に行きました
野生のゾウのトランスロケーションのために
飼育下にあるゾウを使っていると聞いていましたが、
半島にまだ野生のゾウがいるのかな? 創業時はそうでも今は違うのでは?
と思っていましたが
今でも年間10頭ぐらい、ジョホールなどで野生ゾウを保護して
国立公園に送り届けているとか・・・
ゲストは
ビジターセンターで保全活動のDVDをみて
ゾウの紹介(いつ、どこで保護されたなど)
ゾウの水浴び(つい最近まではゲストもいっしょに川にはいっていたそうです)
ゾウに乗る、ゾウに果物を与える
などのプログラムに参加できます
といってもプログラムは1時間程度
ほかの時間は実物のゾウは全然見られないのですが、
けっこうたくさんの人がきていました
SWD局長からの紹介状を持参したので
バックヤード見学させてもらいました
ゾウの餌は、馬用ペレット、パパイヤ、きゅうり、サトウキビなど
「ほかには、ネピアをたくさんあげている」
「ネピア?」「エレファントグラスのことよ」
「野生なの?」「契約した農家から仕入れるのよ」
キナバタンガン川の河岸にエレファントグラスはたくさん生えていて
ぞうの好物だとされていますが、その正体はネピアだったとは
*ネピア イネ科ノ多年草。熱帯アフリカ原産。20世紀から家畜の飼料として栽培されている。日本でも育つ。最近はバイオ燃料の材料として注目されている。
パーム油製品調査NO3 アイスクリーム
アイスクリームは、乳固形分の含有率によって
アイスクリーム 乳固形分 >15% (植物油脂は含んではいけない)
アイスミルク >10%
ラクトアイス >3%
にわけられ、
アイスミルクとラクトアイスには植物油脂が使われているようです
市場規模でみると
アイスクリーム 1108億円
アイスミルク 733億円
ラクトアイス 1470億円
市場にあるアイスクリームたちの3分の2には植物油脂が使われているようです
口どけのいいパーム核油、やし油が使われることが多いようです
また、チョコレートが使われているアイスクリームは
そのチョコレートにもパーム油が使われることが多いようです
「・・ようです」という表現が多くて申し訳ないのですが、
細かい調査がまだ行き届いていません
アイスクリームの大手は
ロッテアイス
森永乳業
江崎グリコ
明治乳業
ハーゲンダッツ
森永製菓
赤城乳業
7社で全体の75%ぐらい売り上げているようです(2008年)
以上は、アイスクリーム協会のHPなどの情報
ソフトクリームなど店舗製造販売が中心の会社はジェラード協会に属していて
ここには含まれていません
ここで、皆さんにお願い
アイスクリームを食べたら
メーカー、商品名、(アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスノ種別)
成分表、原料表を
事務局まで送っていただけますか?
よろしくお願いします
「サイチョウ〜熱帯の森にタネをまく巨鳥」読みました
ボルネオにはたくさんの生き物が棲んでいる
のはガイドブックで有名ですが
どんな動物がどんな風に暮らしているかについて
書いている本は意外と少ないもの
キナバタンガン川のリバークルーズで
ビギナーでも見つけやすいのはサイチョウ
大きいし、鳴き声も響くので
「いた! いた!」とうれしくなります
サイチョウはアジア、アフリカの熱帯に分布していますが
著者の北村俊平さんは、タイのカオヤイの森
「サイチョウによる種子分布の有効性」を研究
ひたすらサイチョウを追いかけ、食べた種子の残りを集め、その正体を調べる・・・
冷静に考えると気が遠くなるような話ですが、
読んでいるとわくわくします
前回紹介した「テングザル」と同じ
東海大学出版会の「フィールドの生物学シリーズ」です
パーム油製品調査2 ポテトチップス 続き
ある大手メーカーのポテトチップスを買ってきて、
別のアプローチを試みました
50g入りで、入っていたのは31枚、1枚1.6g
成分表を見ると
脂質は14.8g
この脂質はすべて揚げ油からと考えると
1枚のポテトチップスに含まれる脂質は0.47g
揚げ油は、パーム油と米油が50%、50%とすると
パーム油は、ポテトチップスチ1枚当たり 0.24g使われています
パーム油は、4トン/ヘクタールとれます(1g/25㎠)
ポテトチップス1枚には、6㎠の土地からとれる油を使っていることになります。
うーん計算はしてみたものの、
ピンとこないなあ
TVで見た話
ポテトチップス1袋(たぶん85g)には約100枚はいっているそうです
こちらだと、1枚0.85g
ポテトチップスって同じような大きさだと思っていましたが
けっこう違うものなのですね
パーム油製品調査2 ポテトチップス
ポテトチップス
やめられなくなる、軽い食感は
パリパリに仕上げるパーム油ノおかげのようです
大手メーカーとしては
カルビー (カルビーのポテトチップス、堅あげポテト、ピザポテトなど)
湖池屋 (コイケヤのポテトチップス、リッチカット、ステックポテトなど)
ハウス食品 (オーザック、こんがりポテト)
ヤマザキナビスコ (チップスター)
明治・P&G (プリングルズ)・・メーカーではポテトチップスとは言わないらしいけど
各社のHPをみたところ
揚げ油についてはあまり記述がない
揚げ油は、米油+パーム油・パームオレイン油のブレンドが基本らしい(割合は書いていない)
米油は風味がいいが、劣化(酸化)が早い
パーム油は酸化しにくく、パリパリ感がある
ポテトチップス(85g入り)で、477kcal
じゃがいも(中:100g)が3-4個使われている
じゃがいものカロリーは 76kcal(100g)
3-4個で 228-304kcal
揚げ油のカロリーは 173kcal 249kcal
油は1gあたり9kcal
ポテトチップス1袋に含まれる油は 20-27g(揚げ油はどんどん継ぎ足して捨てることはないそうだ)
仮に、米油とパーム油が50%:50%とすると
ポテトチップス1袋で パーム油 10-14g
パーム油の単収は、4トン/ha
ポテトチップス1袋食べると、250㎠〜350㎠の土地が必要です
あー、まわりくどかった・・
ポテトチップスについて
このポテトチップスにはこういう成分表示があったとか、
揚げ油についてこわかったことがあったら
ぜひ教えてください
info@bctj.jp パーム製品調査係まで
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