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モンスター

2005-12-27 22:54:20 | お芝居へ連れてって
主催:丑組芝居
期間:2005.12.23~25
場所:新宿・パンプルムス

かつて、裏ZONEのリーダー等と呼ばれた蒲生純一さんが旗揚げした、丑組芝居の初公演である。

<あらすじ>
あなたの愛する人が突然狂ってしまったら…
それでもあなたは逃げださず愛することができますか?
(筆者註:や、そうありたいと思います(爆))


ヒロインの博子(豊田麻里さん)は客入れの段階から既に舞台にいる。ずっと待ちぼうけしてるという演出だそうな。一人だけ30分ほど余計に演技してる事になる。しかも微動だにしない。大変ですねぇ。

で、いきなり大声で「冷めちゃったじゃない!」、ちょっとびびった。その後も博子が怒鳴ったり、ケタケタ笑ったりしてちょっとコワイ。かなりの迫力である。まあ、単に私が怒鳴り声が苦手なだけって話もあるが(笑)。

<蛇足>
豊田さんは、イタマキ「ラブミーテンダー」(そのうちレポート書きます)に出てたのを拝見したことがある。この時は、セクシーでちょっと(かなり?)アブないお姉さんの役だった。伺ったところによると、今回もそうだが、どうもこの手の役ばかりが回って来るとか。かなりの美形なのにねぇ。

憑れた恋人を助けようとする主人公・稲村孝志(乙黒史誠さん)が頼るのは、自称オールジャンルエクソシスト・滝田一郎(蒲生純一さん)である。曰く、憑き物とは憑れた人の妄想である。ゆえに芝居でもって憑き物が落ちたと思い込ませ、お祓いするのだという。つまり蒲生さんの役は、超能力も霊能力も無い役者なのである。結構恐い感じで始まったのだが、この辺から俄然笑いの要素が強くなる。

本作は、オカルトファンとしても有名な、大槻ケンヂさんの小説「憑かれたな」が原作である。さすが、なんでも信じる純真ビリーヴァーとも、根拠なく超常現象など無いと言い張る没論理的否定派とも違う、絶妙なスタンスでオカルトを楽しんでおられる大槻さんだけの事はある。この設定はお見事、説得力も十分。
(かなりの割合の霊体験は、妄想もしくは暗示で説明がついてしまうので。実際経験した人にこれ言っても、まず納得しないんだけど(笑))

今回一番ツボにはまったやり取りは、「(回り舞台を動かすのは)人力ですか、人件費がかかりますね」「そうでもないのが演劇の世界です」。内情がよくわかります(笑)。

自分も演技して憑き物落としをする羽目になった孝志の、練習での「あぁぁぁぁぁ、うぅぅぅぅぅぅ、魔物が取憑いた」「ど~して説明しちゃうの」には爆笑。ここだけ観るとホラーとは思えん(笑)。

楽日には最前列で観たのであるが、自分の罪をとうとうと語る滝田は涙流してたし、汗神様の異名をとる孝志役の乙黒さんは汗振り飛ばして演技してるし、細かいところがよく見える。やはり芝居は引きと寄りで最低2回は観た方が楽しめる。

ダメ出しではないのだが、楽日の夜の回以外は何故か所謂カーテンコールが無かったので(理由訊くの忘れた)、拍手のタイミングが取れず、やや中途半端に終わった気がする。些細な事だけど。

今回はホラーといいつつ結構笑える作品であったが、本気で舞台でホラーやったらムチャクチャ怖くなるんでないかな、と思った。なんせ今自分が存在するのと同じ時空で事件が起きるのだから。

という訳で、や~実に楽しいクリスマスだったなぁ(笑)。
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