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Elgato Turbo.264

2007-09-06 21:29:22 | マッドサイエンス
最近は、TVで録画したものはMPEG4系でエンコードして保存している。中でもH264は低ビットレートでも画質が良いという評判なのだが、エンコードにやたらと時間がかかる。比較的早いソフトウェアエンコーダであるffmpegXを使っても実時間の4.5倍程度かかる。

そこに登場したのがハードウェアエンコーダ・Turbo.264である。ソフトをインストールして、USB2ポートに挿すだけというお手軽さ。値段も\16,800-(並行輸入品だともうちょっと安い)と、MacのCPUに投資することを考えれば破格である。

という訳で買ってみた。

確かに速い。PowerMac G4 1.4GHzだと場合によっては実時間より早く終わる。発売当初はビットレートの設定やクロップが出来ないという問題があったのだが、現在は改修されている。但し、クロップは標準のソフトでは出来ないので、うちではフリーソフトのMPEG Stream Clip 1.9b3でやっている(MPEG2をエンコードする時は、有料のQuickTime MPEG2読込みコンポーネントが必要)。もっとも、クロップしながらだとかなり遅くなる。あとファイルの末尾が切れるという現象も起きた。まあ、β版だからなぁ。

低ビットレートでの画質は、はっきり言って悪い。ffmpegXなら940kbpsでも十分な画質なのだが、Turbo.264だと1200kbpsは欲しくなる。いささか本末転倒である。

しかし速度重視の人、特にPowerPC Macのユーザーにはお勧めである。

Elgato Turbo.264(日本代理店・フォーカルのサイト)

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