猫と惑星系

押し記事 星間微惑星。 天体の翻訳他、韓流、花の写真を掲載。

はやぶさの物語

2009-09-13 18:37:57 | 宇宙開発
第53回宇宙科学技術連合講演会の付属として、宇宙を楽しむ市民シンポジウムがありました。京都市青少年科学センターは、いつも2階から入っているのですが、今日は1階から入りました。
良く見ると、いつもの通路右奥に看板が

講演用のホールに初めて入りました。
進行役 寺薗 淳也先生のトレードマークのリポD


イトカワの大きさの説明で出てきた京都の地図。京都駅がすっぽり入ります。


はやぶさ運用チーム内での、イトカワ地形の愛称。全部暗記すれば、専門家?


IAU(国際天文学連合)の正式名称


左がイトカワ座標原点のブラックボウルダー(黒岩)。地球で言えばグリニッジ天文台みたいなもの。


歴代イトカワ模型。遠くから望遠だよ。だからぶれている。


近くから、広角だよ。大人気なのでポジションを確保できません。


解説の山川 宏先生と、吉川 真 先生の話で、記憶に残っているのは、
小惑星は小さいから、近くに寄って観察しないと分からない事が多い。着陸するのは、平らな場所でないと無理なので、形を決めないといけない。
イオンエンジンの推進剤にキセノンを使っているのは、少ない電力で速度を出せるから。
はやぶさをイトカワに誘導するのは、遠距離は画像。50km以内はレーザー(LIDAR)。着陸時は、障害物センサーを使用。

傷だらけの「はやぶさ」を地球に帰還させるのは、ぎりぎりの運用の様で、絶対帰します的発言が無かった。
はやぶさ2も予算が付かないので、困っているとのことでした。
はやぶさが構想16年。伊勢神宮の式年遷宮なみの周期では、技術の継承はかろうじて出来ても、世界をリードすることは無理でしょうね。予算が潤沢じゃないだけに日本の得意分野に集中した方が良いと思います。
若田さんが長期滞在でも歩いて会見場に現れたのが、日本の技術のみなら延ばしていかないといけませんが、マッチョで筋肉量が多いというオチだったら怒るで。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (MOLTA)
2009-09-15 08:07:07
天燈茶房さんのブログから流れてきました。

私も当日、会場入りしていました。
投影されたスライドでもう一度見たい!というも
のが、bbsawさんの記事の中に多数UPされていて嬉しかったです。

”伊勢神宮の式年遷宮なみの周期”という表現には、思わず笑ってしまいました。

でも、本質は笑い事ではないので、しっかりと次期政権党である民主党にも国民の声としてリクエストしていきたいと思います。
著作権御無用 (bbsawa)
2009-09-15 21:21:35
コメントありがとうございます。
私も、天燈茶房さん経由で覗かせてもらいました。遠慮なくコメントさせていただきます。
リクエストがあればさらにアップしますよ。
ぶれて使い物にならない物もありますが、在庫が有れば対応します。
日本の宇宙開発を科学の手に戻したいです。

コメントを投稿