バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

スタンブルバム素晴らしかった!!グッときましたよ。

2016-12-16 | ライヴ報告
11周年記念LIVE、一昨日水曜日はStumble Bum。
初出演ではないもの以前はアコースティックテイストでの演奏だったため本来のロックバンドとしての出演は初めてでした。
ボーカル&ギターの井上民雄くんはソロでは頻繁に歌ってもらう機会があるものの、「ようやく実現した!」感が彼も僕も強かったこの日でした。

ゆったりと満席のお客さんが集中して聴いている光景が心地よい。そんなライブでした。

音を歌を確かめるように噛みしめるように聴かせてくれた前半とはうってかわって、第2部ではたたみかけるように音楽が届けられる。軽い衝撃感。
特に音が大きくなったわけでもテンポが早くなったわけでもないのに後半はギアチェンジして聴かせていこうというのがハッキリ伝わる。
ベースが過剰に唸る!なんてわけでもないのに敏さんのベースラインと歌のからみに身体の芯が揺れる感じ。これってかなりハイレベルな演奏だと思う。終盤には思わず声が出そうになる程のグルーヴィな瞬間を連発。
ギターだって丁寧なコードワークが熱を帯びてくるだけなのに、このカッコいいギターサウンド!なんだろこれ!?と思った俺。
ギンギンに演らなくてもエキサイティングな演奏ってできるんだな〜。
もちろん理屈としてはわかるけど至近距離で見せつけられて体温上がりましたよ。

民雄くんの歌が興奮に流されたりせず、でもしっかりと熱を放っていてちょっと感動的でした。

素敵なバンドサウンドでした!個人的にかなりの満足度。

決して順風満帆ではなかった近年の民雄くんの音楽活動状況を知っているだけになんだかグッとくると同時に、これをバイユーで聴かせてくれたことに感謝した夜でした。

サンキュー!来年もよろしくお願いします。

第7夜、Chihana&長谷川弘!

2016-12-15 | イヴェント案内
バイユーゲイト11周年記念LIVE 第7夜。
今夜15日木曜日はアーシーな土臭いアコースティックミュージック2アクト!あえて泥臭いとは言いません!



12月15日(木)
Chihana / 長谷川弘

開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+要1drinkオーダー)
★これは楽しみ!進境著しいと周囲で評判の赤い髪のスライドギタリスト、チハナが久しぶりにバイユーへやってきます。そして土臭いアメリカンルーツミュージックの香りプンプン、70年代半ばからカントリー・ロックバンド Fujiyama Papa にて活躍、長いブランクを経て70's 80's の Good Music を中心にソロ活動を再開した渋い弾き語りの長谷川弘さん。
この夜は、バイユー古くからのお客様で企画のお手伝いをして頂けることもある朝長さん、Dr.トモナガpresents番外編の趣きもあるのです。店主も楽しませていただきます!

第6夜、Stumble Bum!

2016-12-14 | イヴェント案内
バイユーゲイト11周年記念LIVE 第6夜
今夜はルーツミュージックの香りと歌心溢れるフォークロックバンド『Stumble Bum(井上民雄v&g)』。

12月14日(水)バイユーゲイト11周年記念LIVE 第6夜
Stumble Bum

開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+要1drinkオーダー)

★バイユーLIVEではお馴染み井上民雄率いるフォークロックバンドが久しぶりの登場。ルーツミュージックを消化した太く、しなやかな演奏と歌心。派手なことをやるわけじゃないけどグッと沁みます。ソロもいいけど貴重なバイユーでのバンドスタイルの井上民雄をご堪能下さい。

2センチ!これからもよろしくお願いします♪

2016-12-14 | ライヴ報告
11周年記念LIVE、昨夜第5夜は『2センチ(中野督夫&種田博之)』。
本番前、いつも通り元気にギターを弾き歌い喋り笑うトクオさんの姿になんとなく嬉しくなる。
ご近所のトクオさん。思えば、色々とバイユーでの思い出があるのでした。それなりに時間は経ったんだなと思うひと時。

初めてバイユーにやって来たセンチの今のギタリスト種田さん。
高知出身とは聞いていたけど、なんと俺の高校の後輩とわかり、リハの段階からとてもリラックスした雰囲気となりました。
セッティングの合間にギターを触りメロディやコードを探っている?と見ていたら母校の校歌を歌ったタネダくん(ネにアクセント)。バイユーでこの校歌を聴いたのは初めて(笑)
良い出会いでした。

この日は近々リリースされる久しぶりのソロアルバムの曲を中心にゆったりと聴かせてくれたトクオさん。
合間にはレコーディングの裏話も沢山!でファンの方はとても満足気でした。

演奏的には終始アコースティックギター2本と歌2人で様々な曲を披露。
繊細さと大らかさが程よいバランスで、信頼関係の伺える充実したライブでした。

トクオさん、これからもよろしくお願いいたします。
そしてタネダくん(初対面なのに先輩風ふかせるオレ)会えて良かったです!また会おう!!

第5夜、2センチ!

2016-12-13 | イヴェント案内
バイユーゲイト11周年記念LIVE 第5夜
今夜は43年の歴史を誇るセンチメンタルシティロマンスの二人が2センチを名乗って11周年を祝って下さいます!

12月13日(火)
2センチ~中野督夫&種田博之(センチメンタルシティロマンス)

開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+要1drinkオーダー)

★11周年連続LIVE。通常営業を1日挟んでの後半戦はバイユーのご近所さん、長らくお世話になってます!のセンチの督夫さんが登場。この夜は2人センチで『2センチ』を名乗ります。楽しい夜を何度も味あわせてくれた督夫さん、盛り上がることでしょう。素敵なコーラス、グレイトなギタープレイは必見です。

Mighty Clouds Of JoyのJoe Ligon逝く。

2016-12-13 | 音楽
Mighty Clouds Of JoyのフロントヴォーカリストだったJoe Ligonが12月11日、亡くなられたとのこと。

レコードデビューは1960年。86年の夏、豊橋ブラックヘリティジフェスティバルに初来日。
黒人音楽ファンの度肝を抜き、翌年年明け早々には再来日。

この2度目の来日時、僕は渋谷LIVE INNで衝撃のLIVE体験をしました。
その前に映画『ゴスペル』を劇場で観ていたし、豊橋が凄かった!との前情報はそれなりにあったのに…驚きました!!!
まさに血が沸騰するような感覚。

彼らのポップゴスペルとしての立ち位置から実現した煙草と酒の匂いの立ちこめる中でのゴスペル体験。
神は寛容で、両方こなしながら聴いていた俺にもヨロコビを与えてくれました。最後は『Shout!』だったかな?

数ヶ月後(1ヶ月くらい?)九段会館公演を収録したFM東京での放送を聴いていると番組の最後に(だったと思う)、重鎮シンガー、ジョニー・マーティンが帰国後ほどなくして亡くなったことが伝えられた。
少ししてこの九段会館公演はライヴアルバムとなり、ラジオも録音していたけど当然LPも購入。時間を経て、曲数の多いCD版も購入したのでした。

その後もなかなかあの体験が忘れられず、盛り上がりが沈静化した感のあった89年8月の川崎チッタのライブにも行きました。

あ、どちらもひとりで観に行ったような記憶が…(笑)

今も60年代のアルバムを聴いたりします。


河村博司&ベチコ2年越しの実現。素晴らしかった!!!

2016-12-12 | ライヴ報告
昨夜は第4夜。出演はソウルフラワーユニオン、モノノケサミットやソロでの活動で知られる河村博司さん。



縁は2年前の12月。彼が一色凉太さんを観にバイユーを訪れて出会いました。
同い年ということや音楽の話も盛り上がるうち年内にバイユーでやりましょう!と
急遽『河村博司&ベチコ』での約2週間後のチャリティLIVEへの出演が決定。

その翌日LIVE営業中に隣から出火、バイユーは営業不能に陥りました。

決まったばかりだったLIVEはご好意でお借りした武蔵境のMISTYで奇跡の変則開催。

いつかバイユーで!と別れて2年。遂に実現した昨夜のLIVEでした。

かつてバイユーの存在を河村&ベチコさんに教えたというドラマーの熊谷大輔くんも参加して3人での演奏。
歌心に溢れ、とにかく素晴らしく、感激しました。
歌を聴かせる、届ける技術も、そして心も感じられ、じんわり熱い気持ちに成りました。

今思うと2年前は特殊な状況で、感動したけれど気持ちの余裕がなかったようにも思います。

昨夜はリハの『渚から』の時点でじんわり熱く聴いていました。
3人のコンビネーションも緩急の効いた聴き応え十分。



様々な楽器を駆使するベチコさん!凄腕だ!!

立ち見も出た、満席のバイユーはとても良い雰囲気でした。

アイリッシュ音楽のデュオ、ティプシプーカがゲスト参加しダブルフィドルでアイリッシュダンスタイム!なんて一幕も。
お客さん、盛り上がってましたねー!


本当素晴らしかった。

今朝、ネットを少し見ているとファンの方が
「自分が観た河村博司のライブで一番良かった」と感激を綴っており嬉しく思いました。
そう思った方がいたことが、その場所がバイユーだったことがなんとなく嬉しいですね。

河村さんベチコさん熊谷くん、是非また来てもらおうと思っております!!
ありがとうございました。

11周年の冬に夏を連れて来てくれたロコモコグレイビーズ&ノーブルサーファーズ

2016-12-12 | ライヴ報告
土曜日は11周年LIVE第3夜。ロコモコグレイビーズとノーブルサーファーズの組み合わせでした!

12月17日開店のバイユー。当たり前ですが周年を祝うのは毎年冬。
冬は寒い。俺は夏生まれで夏が好き。
トシをとってから寒いから冬が好きではない。
でも周年祝いは冬。

そんな12月の夜に夏を連れて来てくれたロコモコグレイビーズとノーブルサーファーズに感謝!
アロハにビーチサンダルの気合いに拍手!!



満員のお客様が生んだ熱気もあり、まさに夏。

夏に開催した企画の再演でしたが大成功でした!



ロコモコグレイビーズのハワイアンになごみ。



ノーブルサーファーズのサーフミュージックに身体を揺らし、幸せな時間でした〜。

いつもより早く始まったこの日のLIVE。終了した時はまだ8時半過ぎ。
しかしそこからが長かった!!楽しい宴でした〜
ありがとー!

これからもこんな感じのバイユーでありたいよ。と思ったものです。

第4夜、河村博司&ベチコ遂に実現。

2016-12-11 | イヴェント案内
バイユーゲイト11周年記念LIVE 第4夜
今夜はソウルフラワーユニオン、モノノケサミットでの活躍で知られる河村博司さんを中心とするトリオです!


12月11日(日)
河村博司(v&g)& 磯部 “ ベチコ ” 舞子(vln)& 熊谷太輔(per)

開場19:00 開演20:00 料金 2500円(+要1drinkオーダー)

★バイユー延焼被害の直後、武蔵境で開催した間借りLIVEの初日に生音演奏をしていただいた河村博司&ベチコ。そんなふたりが復活成ったバイユーの周年を祝いに駆けつけて下さいます。
ソウルフラワーモノノケサミット、元ソウルフラワーユニオン(参加することもあるよう)、そして幾多のユニットに活発なソロ活動やプロデュースワークなどなど多忙な河村さん。チャラン・ポ・ランタンやジンタらムータを始めこれまたとにかく多忙なベチコさん。加えてパーカッションにバロンと世界一周楽団や沢田研二主演の音楽劇などなど多岐にわたって活躍中の熊谷大輔さん。
バイユーゲイトの名を使って音を出すことができ、続けて行くぞと気持ちを強く持てたあの日(12/23)から2年の月日が経ちました。とても感慨深いです。

今夜はハワイアンとサーフ音楽で夏再来!ロコモコグレイビースとノーブルサーファーズだ!

2016-12-10 | イヴェント案内
バイユーゲイト11周年記念LIVE 第3夜
今夜はハワイアンとサーフ音楽で夏再来!
ロコモコグレイビースとノーブルサーファーズです!


12月10日(土)
ロコモコグレイビーズ / ノーブルサーファーズ

開場18:00 開演18:30 料金 1000円(+要1drinkオーダー)
★今年の真夏に開催、楽しかった!ので再演をお願いしました!!マッドウエストのドラマー佐藤さんがウクレレを抱えて地道に活動を続けているハワイアングループ『ロコモコグレイビーズ』~マンブー(武蔵境スタット)&タッキー(マッドウエスト、Berry、モンロー)もいます!~と、ビーチボーイズを思わせるサーフロックを聴かせる『ノーブルサーファーズ』~ロックジュース、マキニカリスのミッコちゃんいます!~の組み合わせ。冬の夜、夏が味わえます!

Shyさんに感激!!これからもよろしくお願いします!

2016-12-10 | ライヴ報告
嗚呼…昨夜のshyさん。

グッときましたよ。

そりゃぁきますよ。俺、意外と素直な人間だもん。
以上!




というわけにもいかず。書きます。

昨夜は予想外の初めてづくしのLIVEでした。
シャイさんリピーターのお客様方も驚き!そして大満足。

俺もリハから驚いてたけど(というか最初、セッティングの意図すらよく理解できてなかった。)3系統の音に楽器3本。系統と楽器の組み合わせは様々。そして番号制カバーリクエスト時間制限有り(笑)。
この曲初めて!なんてお客様多数(俺にもありました)。リハのみ披露!で役得だった曲もありました。

まずはコンデンサマイク1本で包み込むようにスタート


温度上がってきました!


暑く、熱くなってきました。


いつものギターにコンデンサ!


2部はボーカルマイク入り、ライン系統もON!そしてコンデンサの前で音を自在?自由に操るシャイさん!!


そして!やっぱりコレ!!大騒ぎです。あ、銀鱗撮り忘れた。

「来年の周年もこれやろうね。」とシャイさん。

「振り返るより未来を見るべきだけどね」
と言いつつの昔話MC(震災後ふたりで岩手を訪れた時の話など)に
俺はもっと前のこともたくさん思い出したよ〜。

バイユーゲイト開店直前に
「開店したら出演するよ」と連絡を頂いて嬉しかったこと。
もっと前、渋谷のサイクロンでノーズウォーターズをバックに歌った姿にシビれたこと。
川崎チッタでラウドなロックバンドだらけの中、手ぶらで出てきてお客さんに火がつくまでハンドクラップのみで『GO R&R』を歌い続けて遂には客席の温度を上げた姿に激しく撃たれたこと。

記憶の彼方にあったことを色々思い出してしまった〜笑

元祖シャッターチャンス!「後発組とは反り具合が違いますね」(アドー音楽事務所)

これからもよろしくお願いします!!!


前夜の強力!!だったローリーさんからのこの夜。
2日ですでに燃え尽きるくらいに熱いです!
大丈夫か俺〜

7年振りのローリー!やっぱり強力!!でした。

2016-12-10 | ライヴ報告
遂に始まりました『11周年LIVEシリーズ』。
木曜日の第1夜はオキナワ/コザから7年振りのバイユー登場!のローリーでした。
店主にとって永遠のイチオシ。ファンが高じて、彼のマネジメントやプロモーション、CD制作までやってしまった特別な存在。
とにかくナマで聴いて頂ければ彼がどれほど飛び抜けたミュージシャンかはわかっていただけると思います。

そんなローリー、近年も仕事を手伝ったり会ったりはしてきていましたがバイユーに出演するのはなんと7年振り。
前回は吾妻光良&スウィンギンバッパーズの牧裕さんとのデュオLIVEでした。

クリスマスアルバム『OKINAWAN CHRISTMAS』の曲を中心としたツアーだった為、客席は少し早めのクリスマスムード

そんな牧さんの姿もある満員のバイユーで久しぶりのローリーズミュージックがガツンと届けられました。

定期的に会っているとはいえバイユーでは久しぶりということで朝から緊張を隠せない俺でしたが、始まるともう釘付けのお客さん状態。

他の場所で観ても毎回興奮を隠せないのですが、LIVEサウンドを聴きなれたバイユーで聴くと改めて驚くのでした。

とにかく強力。

その音圧、声量、ビート。ギターのアタックの強靭さと一転しての繊細さ。これぞまさしくローリーという音世界でした。
ブルース、ソウルルーツのミュージシャンなのにまったくその枠にははまらない幅広い、めくるめくような音楽体験。
BGMとは一番遠い距離にある音楽。満員のお客さんが息を詰めるようにステージに向かい合っている様は久しぶりでした。

ギター1本なのにまさにバンドサウンド!の質感。凄かった。
感激しつつ。卓の前にいる身としては正直、もっともっと音作りで貢献できればと悩まされたりもするのです。

ダブルアンコールでたっぷりと。
皆満足気でした。俺も堪能しました。

こんなに濃くってまだ初日だ〜!!



11周年LIVE第2夜、今夜はShy!!

2016-12-09 | イヴェント案内
バイユーゲイト11周年記念LIVE 第2夜!
今夜はShyさんです!!!

週末の夜燃えましょう! 皆さんお待ちしています!!

12月9日(金)
Shy

開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+要1drinkオーダー)

★バイユーの周年を祝うのにこれほど相応しい人はいないでしょう!開店以来11年バイユーの看板スターの1人であり続けて下さっています。沖縄出身のロックンローラー、シャイ。観るものを必ず熱くしてくれる彼のライブは毎回大歓声に包まれます。私の記憶が正しければ今回が19回目のバイユー出演!

長谷川穂積選手引退。

2016-12-09 | ボクシング
長谷川穂積選手王者のまま引退。



正直、心から安堵しました。本人には失礼かな、と思いながら今回だけはこうなることを望んでいました。
本来はチャンピオンは敗れてタイトルを手放すべきだというのはわかっていますが、素晴らしい決断だと思います。

2005年に世界王者となった長谷川選手、バイユーゲイトのテレビでお客様たちとたくさん防衛戦を観ました。

自分が一番印象に残っているのは、武道館で観たフェルナンド・モンティエル戦。
敗れはしたけれどこの試合の会場の雰囲気、試合の大きさ、そして結末の残した強い印象は、俺のそれなりに長いボクシング生観戦の中でもすぐに思いだせるもののひとつです。

実は東洋王者時代にはこれほど偉大なボクサーになるとはとても思わなかった。
強力!!だった絶頂期にアメリカで活躍する姿を見たかったけど、キャリア終盤の感動的な姿も価値あるものだったと思います。