バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

特別なお客様。

2012-02-21 | ある日の出来事

当然ながらお客様に特別なんてないのですが。それでも昨夜は特別なお客様を迎えた、という気持ちになりました。

バイユーの開店初期からのお客様で大変お世話になり
カウンターで結成されたお客様バンド『ル・オードムーゲ』の初代ギタリストでもあった梅地洋二さんの息子さんが初めてバイユーにやって来たのだ。

梅地さんは2009年12月に亡くなられた。
あの日からもう2年以上の月日が過ぎた。御通夜の晩はバイユーのお客様多数に加え、梅地さん縁の場所を求め初めて来店された古いご友人方までが集い深夜まで故人を偲んだものでした。

「3回はやろう!」という玉井さん(オードムーゲ)の声を受け、ご命日に追悼LIVEを開催してきたのですが、 既に2回を終えました。 本当、月日の過ぎるのは早いもんです。

そんな梅地洋二さんの息子さんが「バイユーに行ってみたい」と言っていると伝え聞きました。

なんというか、上手く言葉がみつからないけど。嬉しかった。
そして同時に、少しだけ緊張。 そうキンチョーするのです。

父親が闘病中、一時退院した時にさえも集っていたお店。 父親のバンド仲間(仕事仲間じゃない!)が今も集う店。どんな場所を想像してるんでしょう?

少しはえいところ見せるべきやろうか…。

いやいやよそ行きにしちょったらすぐバレるもんなー

昨日の開店直後、Mさんには「そりゃ普通にしとかなきゃおかしいよ~(笑)」とあっさり言われた。でもヨソイキにした方がえいときってあるやんか~とも思う。例えば彼氏&彼女の家族に初めて会うときとか…ねえ?
ところが昨夜のバイユーは珍しく早い時間から混雑し、幸いにも緊張する間もなく「その時」はやって来たのでした。

彼に会いたいと思い集まったお客様方は緊張気味の笑顔で迎えています。

そう、やっぱり特別な事でした。いい夜でした。

晶平くん来てくれてありがとう。

ここにはお父さんの遊び仲間がたくさん居ます。もちろん替わりになんてなれないけれど、基本的にお父さんと仲良くなれるような価値観の人たちなので~困った時や、本来ならオヤジに相談するところなんだけど…ということがあった時には「正しくなくてもよければ!」面白い話、勇気の出る話が聞けることと思うので是非活用して下さい。立派で正しい話は(それも大切です)他所にお任せするけど、そうでなくても良いならとにかくいろんな人生経験が散らばってます!


「ほんと、よく来てくれたと思いますよ」
オードムーゲでとても親交の深かった弟分ギタリスト、矢島くんの帰り際のひと言がぼくらの気持ちを言い表していました。

また気軽に寄って欲しいです。

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