バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

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ディラン驚きの新作「Shadows In The Night」柔らかな手触りなのに食べ応え有り!

2015-04-23 | 音楽
巷で話題のディランの新作『Shadows In The Night』がバイユーにやって来た。

何が話題って今作はセルフプロデュースによるフランク・シナトラのカバーアルバム、というかポピュラー音楽のスタンダードナンバーのカバー集なのだ。
泥臭い『テンペスト』の次にこのアルバム!わかってはいたけど、なんて自由なんだディラン!!

原曲のメロディを大切に、崩さずきれいな声で歌っているボブ・ディラン。一聴すると柔らかくアダルトな音、という感じなのだけれど、その実は自身のバンドによるほぼ一発録りという音楽の原点に還ったかのような強靭な音楽。カントリーロックテイストとは違うペダルスティールギターが全編にフィーチャーされたサウンドはじっくり聴くと聴き所たっぷり!
「オーバーダブもしなかった。ヴォーカル・ブースもヘッドホンも使わなかった。トラックを分けた録音もしなかった。」という今作、ツアーを続けて熟成させてきたバンドサウンドをバックに美しくあたたかく歌うディラン。俺がガキの頃からイカレてきたロックンロールの化身ボブ・ディランの姿とは大分違うけれどこれもボブ・ディラン!
聴くほどに沁みてきます。サウンドも同様。

しかし、なんと魅力的な歌声だろう。
永井ホトケ隆さんが自身のブログで
「~スタンダードとして残ってきた曲の美しい本質を聴かせてくれている。そこには幼い頃から様々な音楽をまっすぐに聴いてきたディランの確かな耳がある。」
と記しているがまさに同感。
『The Basement Tapes』~『Bob Dylan's Theme Time Radio Hour』(時期はかなり離れてるけど)から感じさせてくれた彼の音楽的視点の深さが感じられる作品でもあります。

実は…最初、湘南台の名店『中華三番』でひーちゃんに聴かせてもらったことによって、「今回は(買わなくても)いいかな」と思っていた今作を購入することになりました。ありがたいことです。

本当に食べ応え十分。まぁ聴いてみて下さいな!
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2 コメント

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なるほど、そういう感じ方もあるのか。 (sumori)
2015-05-08 20:30:02
僕の印象はほぼ間逆で、何も褒めるところの見当たらない凡作だと思いました。ディランがメロディーに忠実に歌っているのが、天然記念物的に珍しいというのが聞きどころと言えば言えなくもないけど、面白いかと聞かれれば、うーん…面白くないとしか言いようがないです。
Unknown (ゆう)
2015-05-11 11:11:44
なるほど~。
面白いか?ときかれれば…難しいな(笑)
すくなくとも10代の時にHighway61…やBring it…Hardrainを聴いた時のように血湧き肉踊る!ようなことは
全くないのは確かですね。

でも、なかなか食べ応えある1枚だと思います。

これを全部ナマで、せーので録るぞ。
と言われたバンドのメンバーは大変だなぁ…。

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