BASSO reefと荒川と

2007年からロードバイクに乗り始めました。2009年からはレザークラフトも。2009年埼玉→千葉へ

4本ペンシースを作った

2010-04-20 21:38:17 | 万年筆など
ようやく暖かくなってきた。
自転車はなかなか腰が重くて乗ってない。
桜が散る前に、手賀沼に注ぐ金山落としに、「今井の桜」を見に行ったのが久しぶり。この桜はなかなか良かった。人があんまりいないのが良かった。



この間ようやく、ここのところの懸案だったペンシースを作った。



馬革の一ミリ厚、裏にスエードを張ろうかとも思ったがめんどーくさくいのでつけなかった。1本あたりの幅を40ミリで取ってみた。プラチナ・プレジデントなどのちょっと太めの万年筆を入れるため。最初はちょっときつめだったが直ぐにちょうどいい感じになった。
今入れているのはプラチナ・プレジデント、ギャザード、#3776スタンダード、丸善アテナ・ベーシックライン。
混合なめしの、ちょっと硬くて張りのある革なので持ち上げてもカタチが崩れない。このまま鞄の中に入れて持っていけるのは結構便利。

これで机の上にバラバラと置かれていた目刺のごとき万年筆が若干片付いた。

日本橋三越・万年筆フェアに行った

2010-03-11 19:30:24 | 万年筆など
夜勤明けだったが、昨日、日本橋三越で始まった万年筆フェアに行った。
調子の悪い万年筆が何本かあり、それを見てもらいに。
まずは中屋のブースに。プラチナの#3776。中字のニブがひっかかって書きにくかった。ペン先をばらして見ていただき、ペン芯の溝がつまり気味ということで交換までしてしていただいた。
スルスルぬらぬらに復活。嬉しい。

続いてパイロットへ。
手帳用にキャップレスデシモを使っていて書き味はすばらしく良いのだが、手帳用としてはちょっと字幅が太いのが気になっていた。もう少し細くならないか相談してみたが、ノック式の構造上、ペン先をあまり細くするのはよろしくないとのこと。
もう一本、カスタム67はニブとペン芯が密着していない。こちらは病院送りになった。

プラチナのブースで、顔料インクの新色を見つけた。
ブランセピアとローズレッド。どちらも外箱は淡い色。試しに書かせていただいたが、どちらも明るめでいい色だ。ローズレッドも迷ったがセピアの方を貰った。

それからプラチナの今年の蔵出し(?)万年筆。何種類かあったが、気になったのはステンレス軸のホワイトゴールドニプのもの。当時の値段で出ていたが相当お買い得だと思う。激しくはげしく迷った末なんとか思いとどまった。また行ったら買ってしまうな…。

ブランセピアの試し書き。モンブランのセピアと見分けがつかない。こうして比べると丸善アテナインキは相当濃いが、これはこれで深みがあって良い。
問題はどのペンに入れるかだなぁ。


丸善の万年筆を買ってみた

2010-02-02 20:45:07 | 万年筆など
久しぶりに万年筆を買った。去年の春先にパイロットのキャップレスデシモFの限定パールレッドを買って以来なのでほぼ一年ぶり。



ネットでうろうろしていたら、丸善でオリジナル万年筆のセールをやっているとのこと。40%引きということなのでこれはでかい。
今は亡き雑誌『ラピタ』で付録に「赤と黒」万年筆がついた号が国産万年筆特集だったのだが、そこで八千草薫さんが愛用の万年筆を持ってにこっと微笑んでいる記事が載っていた。その愛用の万年筆が丸善で、すらっと細長くて両端がすぱりと切れたオノト型だった。

その万年筆を見に新宿京王の丸善に行った。
ショーケースにはクロマとベーシックラインがあった。八千草薫のストリームラインはなかったが、同じようなオノト型のクロマがあった。
試し書きさせてもらったところ意外に軽い。次に全く考えてなかったベーシックラインを試させてもらった。
軸に細かい模様が入っているクロマと比べると、黒と銀のベーシックラインはいかにも地味。ペン先も必要最低限の刻印だけ。なのだが、持ってみるとアクリル樹脂がしっとりと重たくて書きやすい。全く考えていなかったがこちらをもらって帰った。



お店ではクロマと比べてたのもあって小ぶりな印象だったが、パイロットの823と比べてもほとんど違わない。
試しに今インクを入れている万年筆を並べてみた。左からパイロットキャップレスデシモ・プラチナギャザード・パイロット823・丸善アテナベーシックライン・パイロットカスタムグランディ。
ペン先はFで、ウォーターマンのブルーブラックを入れた。しゃきっと書けて実に気持ちがいい。

手帳用の万年筆 2009年限定色のキャップレスデシモ

2009-04-04 02:02:42 | 万年筆など
何を隠そう万年筆が好きなのである。

とわざわざ言わなければならないほど、万年筆って非日常的な筆記具であるなぁとおもう。
万年筆のレキシを紐解けば、たとえば昭和30年代ごろまでは日常普通に使っていたようではある。中学校に上がる時の贈り物では万年筆が人気であったとか。昭和50年代に物心がついた自分の世代では、学校で万年筆を使うなんていうのはちょと考えられなかった。

まぁとにかく好きなので、非日常的な光景ではあるが毎日のように使っている。

好きなので何本か持っている。手帳に使う万年筆はいろいろと替えてみている。
手帳は今年から能率協会クレスト1。字幅は細ければ細いほど良い。
今年に入ってからでも2本とっかえひっかえしている。一本目はパイロット製の古いもの。なんといっても今はなきダブルスペア方式のカートリッジを使用するモデルなのでかなり古い。コイツはなかなかよかった。字幅は十分細く、しなりも意外とあって書いていて気持ちがいい。次に使ったのがプラチナ製のこれまた古いもの。キャップがアルマイトなのが泣かせるモデルだった。先のパイロットよりも若干太めの字幅だったが、キリリとした線が引けた。

で本題のキャップレス。キャップレスとはパイロットが世界に誇る、ノック式の万年筆である。万年筆はペン先のインクが乾くと書けなくなってしまうので、使わないときはキャップでしっかりと蓋をする。そのセオリーをパイロットはキャップレスで破った。ノックすると、クリップ側からペン先がにょきっと出てくる。1960年代よりモデルチェンジを繰り返しながら面々と生産されている歴史ある変態万年筆だ。最近相武紗季がテレビで宣伝しているのをみてひっくり返ってしまった。

最新モデルはデシモという。デシモになってから軸が細くなり、大幅に軽量化された。ノックするだけで書けるので手帳に使うにはもってこいなのたが、今までのモデルは軸が太くてそもそも手帳に挿すことができなかった。デシモが出てから、いつかはコイツを手に入れて手帳にガンガン書いてやるぞと思っていたのだった。



今回買ったのはデシモのなかでも2009年現定色として販売されているパールレッド。他にパールブルーもあったが、手帳も鞄も赤茶を使っているので赤系を選んでみた。


写真では落ち着いた深みのある赤のように見えたのだが、実際は微妙にピンクが入っており秋冬ものの口紅のようだ。女性が使うにはいいかもしれない。字幅は当然Fを選んだ。インクは購入したその場で純正のブルーのカートリッジをさしてもらった。
キャップレスの細字はかなり細いと聞いていたが、実際に使ってみると意外に太めだった。
今まで使っていた古いパイロットやプラチナの方が確実に細い。購入する際に何本か試し書きさせてもらったがどれも同じ字幅だったので、コイツが特に太いというわけでもなさそう。
インクによっても多少変わってくるので、これからいろいろ試してみようと思う。